第38期鳳凰戦A2リーグ第2節A卓レポート
2021年05月08日
伊藤優孝、変幻自在の麻雀で卓内トップ!A2リーグ第2節A卓
5月4日、A2リーグ第2節A卓が放送され、伊藤優孝が仕掛けを多用した麻雀で卓内トップの成績を叩き出した。
対局メンバーは伊藤優孝、一井慎也、内川幸太郎、仁平宣明。
対局が始まり存在感を表したのは伊藤のプレー。
初戦の東1局親番から鳴きを駆使して4本場まで積むと、東2局には既に40分が経過。通常の麻雀であれば1局あたり5分もあれば終わるものであるが、これは伊藤のプレーが周りにプレッシャーを与え、考えさせた影響もあるだろう。
ここで4万点を超えた伊藤は「エンジン」が温まったと見たか、手を緩めることなくメンタンピンツモの1,300・2,600や…
役役ホンイツチャンタの8,000と得点を伸ばし、
1回戦は53,700の大トップ!前回インタビューで「ぶっ壊れだよ」と話していたエンジンの復調を見せた。
伊藤は2回戦でも3フーロしての形式テンパイがあったかと思えば、
満を持して伊藤らしい高目11,600のヤミテンが炸裂!
2回戦にして+60P近くの得点を叩き、前節の借金を大部分返済した。
アンケートで選ばれる対局後のインタビューも大人気で前回から連続の登場。「みんな鳴けば反応するタイプだから、それを見越して鳴いてみた」と対人戦略込みでの戦い方だったとコメント。次節以降の戦いにも期待が高まるところだ。
1日を終えてのトータルポイントは以下の通り。
卓内トップは伊藤。他3者を均等に抑えての気持ち良い勝利となった。
一井は3回戦オーラスに役牌を鳴いたドラ暗刻の手をアガリきりトップを奪取。
内川は仁平とともに3回戦目までは終始展開が悪くマイナスを重ねるも、4回戦目にメンタンツモドラの3,900オールのリードを活かして1人浮きトップ。なんとかマイナスを半減させて次節へ繋げた。
仁平は前節同様、大振りの麻雀でチャンスを伺うも、得意の展開に持ち込めず。打点力を活かし、どこかで爆発的にプラスする節を作りたいところだ。
A2リーグ次回の放送は5/11(火)。
対局者は、石渡正志、明石定家、白鳥翔、古橋崇志。
解説は藤島健二郎。次回も是非ご視聴ください!
(文・浜野太陽)
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