プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第38期鳳凰戦A2リーグ第3節B卓レポート

【A2リーグ第3節B卓 藤島が卓内トップでトータル首位へ】

6月8日、A2リーグ第3節B卓が放送された。対局者は古橋崇志、麓征生、内川幸太郎、藤島健二郎。
前節+43.2Pの勢いそのままに好調だったのは藤島。2回戦の親番でドラドラの手牌を仕上げ、3,900オールをツモると…

 

 

次局、河に3枚切れのシャンポン待ちをツモり白・三暗刻・トイトイの4,000オール。

 

 

この他の局も常に存在感を発揮し、なんとこの半荘だけで1人テンパイが4回。テンパイ料だけで12,000の収入を手にし、+46.4Pという会心のゲームに。

 

 

1日トータルは+63.8Pと大きく伸ばした。

一方で苦しんだのは麓。手数が多く、低打点ながら大物手をかわし切る値千金のアガリもあったが、

 

 

素点を伸ばすことができず、今回はなんとか▲54.0Pでマイナスを抑えたという印象だ。

 

 

内川・古橋に明暗を分けるめくり合いが訪れたのは最終戦オーラス。ここまで▲24.5Pと凹んで最後の親番を迎えた内川が渾身のリーチピンフドラドラのリーチ!

 

 

これをツモれば、39,000点持ちのトップ目。さらに連荘できれば今節プラスまで狙える局面だ。しかし追いついてきたのは古橋。

 

 

比較的安全な九索を切ってもツモればトップというピンフドラ1のテンパイ。しかしここは強気に六索 を勝負し、一通をつけて2,000・4,000のツモアガリ!

 

 

古橋はオーラス開始時点では4着目。今節は現状維持かというところから、+30.7Pと嬉しいプラスの節にすることができた。
一方の内川はプラスが目の前というところから▲40.5Pという辛い結果が待っており、落胆の表情を浮かべた。

 

 

1日を終えてのトータルポイントは以下の通り。

 

 

 

藤島が大きくポイントを伸ばし、トータル首位に。一方で内川は開幕から3節連続のマイナスでトータル最下位へ。ファンにとっては復調が待ち遠しいところだ。

A2リーグ次回の放送は6/15(火)。対局者はダンプ大橋、白鳥翔、山田浩之、仁平宣明。解説は内川幸太郎。次回も是非ご視聴ください!

(文・浜野太陽)