第38期鳳凰戦A2リーグ第5節B卓レポート
2021年08月06日
8月3日、第38期鳳凰戦A2リーグ第5節B卓が放送された。
対局者は麓征生、和久津晶、一井慎也、白鳥翔。
開始前のトータルポイントは画像の通り。
昇級圏付近の一井・白鳥としては極力良い位置につけて後半戦を迎えたいところ。また、和久津にとってはここ数節での結果で後半の目標が変わる大事な戦いだ。麓はマイナスしてはいるものの、大きくプラスできればまだ昇級争いに食い込める可能性が残されている。
初戦は和久津が3者のめくり合いを制するなどリードするも、南3局に麓がこのアガリ。
役役ホンイツトイトイの12,000!これで麓が逆転トップに。これを放銃し大きく沈んだ一井だったが、2回戦以降ではヤミテンのタンピン三色や…
親番でのリーチツモ三色など高打点のアガリを決め、連続トップでポイントを回復。
一方で白鳥は1~3回戦、大きなアガリをものにできない中原点付近をキープ。比較的早い段階から形式テンパイを狙い、他選手がめくり合うような場面でも仕掛けて3人テンパイに持ち込む場面が見られた。
この粘りが実を結んだのが最終4回戦。東1局の親番で約4万点まで素点を伸ばすと、東3局には中ホンイツドラドラの8,000をアガリ、5万点近くのトップを獲得した。
1日を終えてのトータルポイントは画像の通り。
白鳥が+33.3Pの卓内トップで、一井をかわしトータル2位に。
麓は初戦トップも4戦を終えてサイクルヒット、一井はトップ2回・4着2回という内容で両者とも現状維持。
和久津は緑一色テンパイなど見せ所もあったが…
リーチを受けて引いたのは安目の。
リーチが無ければツモ切っていたとのことだが、ここはやむを得ずツモアガリ。1日のトータルは▲28.7Pとなり、振り返って「途中から気が遠くなるように悪い配牌で、麻雀と人生の厳しさを教えられてる感じがした」と話した。
次回A2リーグ放送は8/10(火)。
対局者は山田浩之、魚谷侑未、明石定家、内川幸太郎。
解説は勝又健志が務めます。是非お楽しみに!
(文・浜野太陽)
カテゴリ:プロリーグ(鳳凰戦)レポート