第38期鳳凰戦A2リーグ第7節D卓レポート
2021年11月01日
石渡正志、得意の展開で昇級圏へ王手!A2リーグ第7節D卓レポート
10月26日、第38期鳳凰戦A2リーグ第7節D卓が放送された。対局者は伊藤優孝、客野直、石渡正志、明石定家。
対局は手数の多い客野・石渡が常に局面をリード。4回戦を通してなかなか高打点が成就せず、かわし手で局が進む展開となった。
1回戦東2局では、石渡が先制でこのリーチ。
ドラ1のカンリーチ。これは引きでの三色や、ドラの引きでの満貫手替わりが現実的なため、一発裏ドラなしのルールではヤミテンの選択を取る選手も多い手牌だ。
しかしこの辺り積極的な判断を見せるのが石渡流。客野の高目3,900オールというリーチの宣言牌をとらえ、2,600のアガリ。
この展開に苦しんだのは伊藤。2回戦東3局では石渡がリーチのみで先制。ドラ暗刻の伊藤は当たり牌のを重ねて追いかけるも…
さらに当たり牌のを掴み1,300の放銃。
次局、今度こそはとドラの白暗刻のテンパイも…
当然のように石渡の500・1,000。
伊藤にとっては不完全燃焼な1日となり、試合後のインタビューでは「ツカンポの花が咲き乱れてる」と弱気なコメント。次回へ向け「諦めそうな自分が情けない。モチベーションを上げるしかないな。諦めたら終わりだからね」と話した。
一方、コツコツと点棒を集めた石渡は卓内トップの+29.7P。
「昇級することに焦点を合わせて打ち切りたいと思いますので、応援よろしくお願いします。」
1日終了時点のトータルポイントは画像の通り。
石渡が昇級圏次点へ浮上、伊藤は最下位へ転落と明暗が分かれる結果に。
客野・明石は引き続き降級ラインを意識しながら、昇級のチャンスをうかがっていきたいところだ。
次回A2リーグの放送は11/2(火)17時~。
対局者は仁平宣明、ダンプ大橋、麓征生、客野直。解説は柴田吉和。
次回も是非お楽しみに!
(文・浜野太陽)
カテゴリ:プロリーグ(鳳凰戦)レポート