第38期鳳凰戦A2リーグ第8節B卓レポート
2021年11月14日
一井慎也、圧巻の3トップ!第38期鳳凰戦A2リーグ第8節B卓レポート
11月9日(火)、A2リーグ第8節B卓が放送された。対局者は明石定家、藤島健二郎、一井慎也、古橋崇志。
残留争いがチラつく明石・古橋にとっても大事な節であるが、なんといっても焦点となるのは現在昇級圏に君臨する一井・藤島の直接対決だ。
2人のポイントが大きく変動したのは3回戦。
東4局に藤島は親のピンフドラドラ、一井はピンフ高目三色という大勝負手の二軒リーチ!
ここは一井が7,700の大きな直撃で制すと、南2局にも親の七対子ドラドラを直撃。
この半荘の素点だけで27P差をつけ、大きくリード。
続く4回戦では藤島が意地を見せ、5万点のトップ目に。
(役ホンイツの6,400)
(ツモ中ドラドラの2,000・4,000)
しかし、オーラス時点で沈んでいた一井が親番を手放さない。古橋のリーチに追いつき11,600をアガると…
さらに次局、テンパイ料で藤島を逆転。
普段はクールな藤島が非常に厳しい表情を見せる印象的な一場面となった。
1日を終えてのトータルポイントは画像の通り。
古橋はマイナスで降級圏に突入。
「悲観せずに最後まで一生懸命戦ってA2リーグにしがみついて、昇級してくる井出康平をやっつけたいと思います」
(井出康平は当日の解説でした)
明石は1ケタのマイナスで、上も下も非常に遠いポジションに。
「2節連続マイナスなので、次回はプラスしたいと思います」
藤島はこの日4半荘連続でオーラスに着順ダウンという苦しい展開。
「今日はふがいない寄りだったと思いますけど今月もう1回あるので、しっかり切り替えて第9節を迎えたいと思います。」
一井は圧巻の3トップで、昇級枠の1つに半分腰掛けたような状況に。
「今回も次節も山場山場と続いていきますが、一半荘一半荘できることをやっていけば結果がついてくると思うので目の前の勝負に一生懸命になりたいと思います」
次回A2リーグの放送は11/16(火)17時~。
対局者は石渡正志、内川幸太郎、和久津晶、白鳥翔。解説は藤崎智が務めます。
次回も是非お楽しみに!
(文・浜野太陽)
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