プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第39期 A1リーグ 第5節B卓レポート

【第39期鳳凰戦A1リーグ第5節B卓 藤崎が+129.0Pでトータル首位に】

本日の対局者は
藤崎智
黒沢咲
一井慎也
勝又健志

 

 

1回戦南3局。藤崎が2巡目に三筒六筒九筒リーチ。

 

 

勝又から最高目の九筒が出て12,000。1回戦トップ。
藤崎は良い展開を維持するのが非常に上手い選手で、勢いを綺麗に、かつ自然に繋ぎ続けて3連勝。+99.2Pも稼いでもう大満足かと思いきや

 

 

4回戦も1人浮きトップを決めて4連勝。

藤崎は「ツイてただけなんで。押し引き微妙な手もなかったですし。」と言いつつもニコニコ。
「ここから一か月くらい対局ないので、いい気分で過ごせますね。これを無駄にしないように頑張ります。」

 

 

「忍者デー」の中で何とかプラスになったのは黒沢。
最終戦南3局。本日絶好調、この半荘もトップ目の藤崎から親リーチが入る。
黒沢が掴んだのは先に1枚切ったドラの東
「打てない牌」の見本のようなドラを切りとばしてテンパイ。追っかけリーチで藤崎の勢いを止めに行く。

 

 

結果は藤崎が1,300オールのツモアガリとなってしまったが、「リスクの高い所で行ける黒沢の勝負勘」「こういうプレーを見ると(自分も)気合いが入る」と解説のH柴田もコメントするほど見事な局だった。

黒沢「2節マイナスしていたので、今日プラス出来た事をきっかけに大きくプラスしたいと思います。」

 

 

一井がインタビューで「自分にアガリ手順があった」と振り返ったのがこの局。
ドラ2枚使いで役なしカン七万テンパイ。下家勝又がマンズが高いのもあり、テンパイ外しとするが

 

 

すぐに裏目の七万をツモってしまう。
さらにメンツ候補でキープした三万で藤崎に2,000は2,300の放銃。悔しい1局となった。

一井は次節への意気込みに「勝ちたいです。」とシンプルに一言。

 

 

勝又は2回戦南2局1本場にカン二筒テンパイ。
「もうソウズは全部やめようかと思いましたが、あと1回だけと。」
リーチの黒沢は一索が現物、ヤミテンの藤崎は四索を切っていたが

 

 

藤崎の七対子ドラドラ、9,600は9,900(+1,000)に放銃となってしまった。

勝又「沢山負けちゃったんですけど、まだ半分も終わってないのでコツコツ戻せるように。あまりめげずに頑張ります。」

 

 

次回A1リーグ第5節C卓は

2022/6/29(水) 16:00

古川孝次
近藤久春
西川淳
杉浦勘介

実況 古橋崇志
解説 前田直哉

ご視聴はこちら!

 

 

(文・吾妻さおり)