麻雀日本シリーズ/女流プロ麻雀日本シリーズ2018 プレーオフレポート 石田 亜沙己
2018年04月20日
プレーオフは予選ポイントを持ち越し、各自2回戦行い、上位4名が決勝戦に進出。
決勝戦はポイントをリセットしての4回戦。
現状ボーダーは亜樹の+71.8ポイント。
7位の朝倉、8位の佐月はマイナスポイントなので、極端にボーダーが下がらない限りは2連勝が必要になるだろう。
プレーオフ1回戦
(亜樹+71.8P、佐月▲12.4P、西嶋千春+122.8P、魚谷+40.9P)
東3局、魚谷が8巡目にリーチ。
リーチ ドラ
9巡目に亜樹もリーチ。
リーチ
亜樹がを魚谷に放銃。裏ドラがで8,000。魚谷にとっては大きいアガリとなった。
次局の親番でも500オール、4,100オールと加点してトップを盤石に。
南4局、亜樹も8,000をアガるが佐月に500点届かず3着に。
1回戦成績
魚谷+35.9P 佐月+1.7P 亜樹▲8.8P 西嶋千春▲28.8P
プレーオフ2回戦
(池沢+87.8P、黒沢+115.9P、仲田+18.7P、朝倉▲4.7P)
南2局、各持ち点は、池沢32,300 黒沢24,300 仲田28,800 朝倉34,600。
どうしてもトップが欲しい仲田が積極的な仕掛けをみせる。
9巡目にをポン。
ドラ
この仕掛けが功を奏し2,000・4,000のアガリに。トップ目にたつ。
ポン ポン ツモ
しかし南4局、親の朝倉が黒沢から12,000のアガリで逆転し逃げ切る。
ロン ドラ
2回戦成績
朝倉+28.7P 仲田8.6P 池沢▲7.9P 黒沢▲29.6P
プレーオフ3回戦
(西嶋千春+94.0P.佐月▲10.7P、亜樹+63.0P、魚谷+76.8P)
現状4位の魚谷と5位の亜樹の差は13.8ポイント。1着順で3,800点差つければいいのでほぼ着順勝負か。
東場から佐月が好調に点数を重ねていく。
そのまま、オーラス勝負へ。
点棒状況は以下の通り。
西嶋千春25,600、佐月52,600、亜樹21200、魚谷20,600。
西嶋はアガれば決勝進出。佐月は三倍満ツモ条件。亜樹はアガって4回戦の結果待ちになる。魚谷はアガらないと敗退。だが西嶋のトータルポイントを捲れば決勝は確定になる。
10巡目、魚谷にテンパイが入る。
ドラ
同巡、亜樹もテンパイでリーチ。は4枚切れだがは3枚山にある。
リーチ
11巡目の魚谷のツモは大きい2,000オールとなった。
次局、4,100オールをアガリトータルポイント暫定首位になる。
2本場は西嶋がアガリ前回覇者の亜樹はここで姿を消した。
3回戦成績
佐月+29.9P 魚谷+14.9P 西嶋千▲13.9P 亜樹▲30.9P
プレーオフ4回戦
(池沢+79.9P、朝倉+24.0P、黒沢+87.5P、仲田+26.3P)
朝倉、仲田は池沢か黒沢を捲れば決勝進出となる。
東1局、池沢が朝倉から12,000をアガリ抜け出す。その後も安定した戦いで局が進んでいく。
仲田も多少点棒を伸ばすが、差は大きく池沢、黒沢の決勝進出となった。
4回戦結果
池沢+35.0P 仲田+12.8P 黒沢▲5.6P 朝倉▲32.2P
4月20日に行われる決勝進出者は、池沢麻奈美、魚谷侑未、黒沢咲、西嶋千春の4名となった。
プレーオフ成績
順位 | 名前 | 予選合計 | プレーオフ1回戦 | プレーオフ2回戦 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 池沢麻奈美(連盟会長推薦) | 87.8 | ▲ 7.9 | 39.0 | 118.9 |
2 | 魚谷 侑未(連盟会長推薦) | 40.9 | 35.9 | 14.9 | 91.7 |
3 | 黒沢咲(連盟会長推薦) | 115.9 | ▲ 28.4 | ▲ 6.6 | 80.9 |
4 | 西嶋千春(第17期女流最高位) | 122.8 | ▲ 28.8 | ▲ 13.9 | 80.1 |
5 | 仲田加南(第12期女流桜花) | 18.7 | 7.6 | 10.8 | 37.1 |
6 | 二階堂 亜樹(女流プロ麻雀日本シリーズ2017優勝) | 71.8 | ▲ 8.8 | ▲ 30.9 | 32.1 |
7 | 佐月麻理子(第26期麻雀マスターズ) | ▲ 12.4 | 1.7 | 29.9 | 19.2 |
8 | 朝倉ゆかり(第16期女流雀王) | ▲ 4.7 | 28.7 | ▲ 43.2 | ▲ 19.2 |
予選成績
順位 | 名前 | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 | 5回戦 | 6回戦 | 7回戦 | 8回戦 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 西嶋千春(第17期女流最高位) | 15.8 | ▲ 26.6 | 32.7 | ▲ 7.4 | 94.5 | ▲ 6.4 | 5.1 | 15.1 | 122.8 |
2 | 黒沢咲(連盟会長推薦) | 19.7 | ▲ 25.3 | 27.9 | 22.1 | ▲ 5.7 | 26.4 | 41.5 | 9.3 | 115.9 |
3 | 池沢麻奈美(連盟会長推薦) | 25.1 | 10.4 | 26.6 | ▲ 22.4 | ▲ 8.6 | 29.4 | 17.0 | 10.3 | 87.8 |
4 | 二階堂 亜樹(女流プロ麻雀日本シリーズ2017優勝) | ▲ 4.8 | ▲ 9.0 | ▲ 8.0 | 26.4 | 34.6 | 33.6 | ▲ 28.3 | 27.3 | 71.8 |
5 | 魚谷 侑未(連盟会長推薦) | ▲ 22.1 | ▲ 34.7 | ▲ 41.4 | 34.8 | 0.5 | 12.7 | 71.1 | 20.0 | 40.9 |
6 | 仲田加南(第12期女流桜花) | 5.7 | 10.7 | 8.2 | ▲ 22.6 | 27.3 | 4.5 | ▲ 6.7 | ▲ 8.4 | 18.7 |
7 | 朝倉ゆかり(第16期女流雀王) | 3.4 | 12.4 | 12.4 | 6.5 | ▲ 23.6 | 21.9 | ▲ 14.1 | ▲ 23.6 | ▲ 4.7 |
8 | 佐月麻理子(第26期麻雀マスターズ) | ▲ 21.6 | 7.5 | 10.4 | ▲ 29.3 | ▲ 24.8 | 8.1 | 11.4 | 25.9 | ▲ 12.4 |
9 | 和久津 晶(連盟会長推薦) | 6.7 | ▲ 10.0 | ▲ 9.0 | ▲ 1.7 | ▲ 10.6 | ▲ 31.1 | 38.2 | ▲ 11.6 | ▲ 29.1 |
10 | 西嶋ゆかり(第15期プロクイーン) | ▲ 10.5 | 29.6 | 25.2 | ▲ 14.1 | ▲ 57.9 | ▲ 20.0 | ▲ 26.1 | ▲ 5.7 | ▲ 79.5 |
11 | 山脇千文美(連盟会長推薦) | ▲ 11.5 | ▲ 16.4 | ▲ 32.7 | ▲ 10.2 | ▲ 30.9 | 22.2 | ▲ 44.4 | ▲ 32.6 | ▲ 156.5 |
12 | 高宮 まり(連盟会長推薦) | ▲ 36.6 | ▲ 28.7 | ▲ 9.4 | ▲ 36.1 | ▲ 6.6 | ▲ 7.5 | ▲ 24.8 | ▲ 26.0 | ▲ 175.7 |
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