麻雀日本シリーズ、麻雀日本シリーズ レポート

女流プロ麻雀日本シリーズ2019 第1節レポート 中野 妙子

2019年も開幕しました、女流プロ麻雀日本シリーズ。

2016年高宮まり
2017年二階堂亜樹
2018年魚谷侑未が優勝しているこの大会、4年目となる今回も本年度最も活躍したと言えるだろう各団体のトップ女流プロが揃っての参戦となった。

 
 

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前年度女流プロ日本シリーズ優勝・現王位・現日本オープンという3冠。Мリーグではセガサミーフェニックス所属。当然連覇を狙っていくだろう、魚谷侑未。

 
 

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現女流桜花、さらに3連覇中の仲田加南。
現在開催中の第5期WRCも勝ち残っており、ベスト8への進出が決まっている。

 
 

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現女流最高位、西嶋千春。女流最高位を連覇し、前回に引き続き2度目の参戦となる。2年目の今年はどういった戦いを見せていくのだろうか?

 
 

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現女流雀王、逢川恵夢。初めての参戦となる。緊張もあるのではないだろうか?落ち着いて自分の麻雀を見せられるか?!

この4名に加え、会長推薦の8名が参加。

 
 

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2017年女流日本シリーズ優勝、連盟の鳳凰戦ではA2リーグ所属。
第3期プロクイーン、第2、3期女流桜花を獲得、МリーグではチームEX風林火山の二階堂亜樹。

 
 

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A1リーグ所属、第9.12期プロクイーンの和久津晶。

 
 

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A2リーグ所属、第6、7期のプロクイーン、Мリーグではチーム雷電の黒沢咲。前年度は悔しい準優勝となった黒沢、今期にかける想いは一番強いかもしれない。

 
 

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第7、8,15,16期女流雀王、RMUクラウン獲得の朝倉ゆかり。

 
 

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天空麻雀20優勝、第10期女流桜花、第14期プロクイーン、第4、7期女流モンド杯優勝、宮内こずえ。2年ぶり3回目の登場となる。

 
 

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前年度に引き続き2度目の参戦、第15期プロクイーン西嶋ゆかり。

 
 

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第11期女流最高位、第2・13回女流モンド杯優勝、Mリーグではセガサミーフェニックスに所属の茅森早香。

 
 

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初出場となる、第16期女流モンド杯優勝大島麻美。

以上12名での参加となった。

★1回戦(朝倉、仲田、亜樹、逢川)
緊張感の漂う東1局、仲田のピンフ、ツモの400・700が開幕の初アガリとなる。
静かなスタートで始まったかと思えば、朝倉がヤミテンで満貫をツモると、次局は親の亜樹のリーチをかわした仲田のヤミテンの満貫が炸裂。
朝倉がヤミテンで高め跳満をテンパイすれば、亜樹も黙っていない!仕掛けて満貫をツモる!
一発裏ドラのあるルールながら、ヤミテンの高打点が飛び交い、重厚感溢れる戦いとなった。そして、今回初出場の逢川にとっては苦しいスタートとなる。

1回戦結果
1着 朝倉、 2着 仲田、 3着 亜樹、 4着 逢川

★2回戦は鳳凰位戦女性Aリーガー2人が同卓。
(黒沢、和久津、西嶋、逢川)の対戦。
この日本シリーズでも1、2を争う超攻撃型3人が参戦といった2回戦となった。
先程とは打って変わって、開局からいきなりのリーチ対決となる。
ここでも逢川の苦しい展開が続き、東場が終わる頃には、西嶋が5万点オーバーと一歩リードする。
ちょっとやそっとではひかないこの4人の対決は、オーラスに黒沢がリーチツモドラ1裏3の3,000・6,000をツモり、着順を1つ上げて終わる。

2回戦結果
1着 西嶋(ゆ)、2着 和久津、3着 黒沢、4着 逢川
1回戦と2回戦が同じルールの麻雀と思えないほどの違いで、対局者が違えばこうも変わるのかという、どちらも選手の個性が光る対局だった。

★3回戦(黒沢、大島、西嶋(ゆ)、亜樹)
初出場の大島が参戦。同じ初出場の逢川とは対照的に、好調なスタートとなる。
思い切りのよいリーチもきまり、トップ目で南入する。
そしてここでも西嶋(ゆ)が好調。大島とトップを競り合いながら、自身の南3局の親をトップ目で迎える。オーラスは西嶋41,200点、大島39,500点持ちもトップ争いとなる。
3回戦結果
1着 大島、2着 西嶋(ゆ)、3着 黒沢、4着 亜樹
初参戦の大島が緊張も見せずトップをとる。亜樹は苦しい展開ながらも、ギリギリまでアタリ牌を止めた持ち前の我慢強い麻雀を見せた。

★4回戦(朝倉、黒沢、宮内、茅森)
宮内、茅森がここから参戦となる。
今回は攻撃型の黒沢と宮内、守備型の朝倉、バランス型の茅森、といったようなまた個性豊かな一戦となる。
東1局からいきなり、ソウズしか持ってこない黒沢、マンズしか持ってこない宮内のメンホン対決か!と思いきや茅森が3面張リーチ!といきなりぶつかる。

 

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4回戦は最後まで4人での接戦となる。
大接戦の中、南3局3本場供託4本という場では4人テンパイという目が離せない状況!ここを流局間際にモノにしたのは、、、、、黒沢!
4回戦結果
1着 黒沢、2着 朝倉、3着 茅森、4着 宮内

★5回戦(大島、仲田、茅森、和久津)
それぞれ2回目の対戦となる。
東1局茅森の配牌が、これ

 

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これを6巡目に面前で仕上げチンイツ、ピンフの12,000を親の大島からアガる。
大島今回は厳しいスタートか?と思いきや、東2局に跳満をツモりすぐに復活。
その後も親でアガリをモノにし、トップ目まで躍り出て、このまま2連勝するのか?と思いきや、流石に黙っている他の3者ではなかった。

5回戦結果
1着 茅森、2着 和久津、3着 大島、4着 仲田
5回戦は逆転からの逆転が続くという、大物手が飛び交う戦いとなった。
これで第1節が終了する。

 
システム

■予選全24回戦(各自8回対局)を行いポイント上位8名がプレーオフ進出
■プレーオフ全4回戦(各自2回対局)ポイントを持ち越し上位4名が決勝進出
■決勝全4回戦

予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 合計
1 西嶋ゆかり(連盟会長推薦) 32.4 16.2 48.6
2 朝倉ゆかり(第12期RMUクラウン優勝) 27.8 6.3 34.1
3 和久津 晶(連盟会長推薦) 18.2 15.0 33.2
4 茅森早香(第11期女流最高位) ▲ 6.4 27.9 21.5
5 大島麻美(第16回女流モンド杯優勝) 26.5 ▲ 7.8 18.7
6 黒沢咲(連盟会長推薦) ▲ 13.1 ▲ 8.8 23.8 1.9
7 西嶋千春(第18期女流最高位) 0.0
8 魚谷 侑未(女流プロ麻雀日本シリーズ2018優勝) 0.0
9 仲田加南(第13期女流桜花) 14.3 ▲ 35.1 ▲ 20.8
10 宮内こずえ(連盟会長推薦) ▲ 23.7 ▲ 23.7
11 二階堂 亜樹(連盟会長推薦) 2.6 ▲ 33.9 ▲ 31.3
12 逢川恵夢(第17期女流雀王) ▲ 44.7 ▲ 37.5 ▲ 82.2

 
 

個性がぶつかり合い、持ち味を発揮して、それぞれの回が違った面白さのある対戦となった。
次節はこの10名に加え、魚谷、西嶋(千)が参戦となる。
どの組み合わせになっても、女王達の一歩も譲らない戦いになること間違いなしで今後も目が離せない!

第2節は1/27(日)13:00~放送予定!!

6回戦 
7回戦
8回戦
9回戦
10回戦

実況:日吉辰哉
解説:金太賢
解説:白鳥翔
第2節もお楽しみに!!