麻雀日本シリーズ レポート

女流プロ麻雀日本シリーズ2024 第7節レポート

〜決勝1名・敗退3名が決定〜

2024/03/13(水)、女流プロ麻雀日本シリーズ2024第7節が放送された。
これまでの6節で各選手は6半荘を消化、この第7節で全員が1半荘を打ち、上位1名が決勝進出確定。また同時に下位3名が敗退となる。

★25回戦
黒沢(▲107.1)、瑠美(+63.8)、間宮(▲67.7)、りんの(+7.3)

 

100

 

黒沢は敗退回避のためトップが必須。間宮も決勝進出を見据えると大きく叩きたいところだ。
そんな黒沢に東場からチャンス手が訪れるも、直対相手の間宮とのめくり合いに敗れ1,300、7,700と連続の放銃に。
勢いづく間宮であったが、りんのによる連続のツモアガリやオーラス親番の連荘を受け、トップ目を譲る形に。
そして迎えた南4局2本場、好位置に潜んでいた瑠美がリーチ・ツモ・チートイツの1,600・3,200で、3着からトップ浮上のアガリ!

 

100

 

2着にはりんの。25回戦はトータルポイント上位者がさらにポイントを上乗せする形となった。

★26回戦
逢川(+17.9)、蒼木(▲56.2)、東城(▲96.6)、高宮(+129.0)

 

100

 

トップ必須の東城が高宮から8,000のアガリで先制するも、東4局親番・高宮からヤミテン12,000の逆襲に遭い、まさかの転落。

 

100

 

逢川は5,200アガリのリードを放銃なしで守り南場の親番を迎えると、ピンフのリーチに裏を乗せ、嬉しい2,600オール。このアガリで高宮を突き放し、決勝争いに名乗りを上げるトップ獲得となった。

★27回戦
魚谷(+27.3)、相川(▲54.6)、伊達(+132.0)、菅原(▲75.2)

 

100

 

起家の魚谷が開局から3局連続でリーチをかけるも、最初のアガリは2本場でドラポンの仕掛けをまとめ上げた菅原。この2,000・4,000で望みを繋ぐと、東4局には高目のドラをツモッての4,000オール。

 

100

 

+39.8Pの大トップでプレーオフ進出を確実なものとした。伊達は南2局仕掛けが入り混じる中、苦しい手牌から役なしヤミテンのツモ・ドラ3のマンガンをものにし2着で暫定トータル首位。最終戦の結果待ちとなった。相川は痛恨の4着でプレーオフ進出ボーダー下へ。

★28回戦
仲田(▲33.0)、岡田(+143.7)、和久津(▲73.6)、瑞原(+36.0)

 

100

 

条件が出揃った状態で打てる28回戦、岡田は+147.2の伊達を上回ればこの回で決勝が確定。和久津は▲89.1の相川を下回らなければプレーオフ進出となる。

東場は条件のかかる2名が躍動。東1局、岡田がピンフドラ1のリーチで1,300・2,600。和久津は東4局に役役ホンイツの8,000を瑞原からアガリ、まだ油断はできないものの精神的に大きな加点を決めて南場へ。
しかし和久津にとって計算外の出来事が起こったのは南3局。仲田が三色にこだわった手組みを成就し、終盤に4着からトップ目へ浮上する3,000・6,000!

 

100

 

和久津は4着への転落となり、わずか3.4P差で相川の下へ。この回で敗退という結果となった。

 

100

 

以上の結果から、岡田が決勝進出確定。和久津・東城・黒沢の3名がここで敗退となった。
プレーオフは残りMAX2半荘。決勝進出ボーダー付近では伊達・高宮が抜け出しており、実質残り1席を争う形となっている。混戦の条件戦にご注目ください。

(文・浜野太陽)