麻雀日本シリーズ レポート

麻雀日本シリーズ2020第6節レポート

【麻雀日本シリーズ2020第6節(二次予選)】若武者の熾烈な通過争い。制したのは・・・

開始前(24回戦終了時)のスコアと、繰り返しで恐縮だが日本シリーズのシステムを掲載する。

 

 

【システム】
■16人で一次予選全24回戦(各自6回戦)を行い下位4名が敗退(前節まで)
■12人でポイントを持ち越し、二次予選全6回戦(各自2回戦)を行い下位4名が敗退(本日はこちら)
■8人でポイントを持ち越し、プレーオフ全4回戦(各自2回戦)を行い上位4名が決勝進出
■ポイントをリセットし決勝4回戦

通過ラインの8位を若い(といっても30代だが)本田、堀、森下、坂本で争う本日、二転三転する目まぐるしい戦いとなった。

【25回戦】 (1位)白鳥vs(6位)本田vs(7位)堀vs(12位)近藤
堀がトップ、本田がラスとなり6位7位が入れ替わる。南3局までは近藤がラス目だっただけに、本田にとっては痛恨。

【26回戦】(2位)佐々木vs(5位)藤崎vs(8位)森下vs(11位)沢崎

佐々木、沢崎との三軒リーチを制す森下、勝負強い。

 

 

二万二万二万四万四万五万六万七万六索七索八索八索八索 ツモ五索 ドラ南 裏七万

しかし、オーラスに藤崎が再逆転し、森下はポイントを伸ばせず。

【27回戦】 (3位)瀬戸熊vs(4位)平賀vs(9位)坂本vs(10位)原

 

 

現状9位の坂本、ここからテンパイ取らずの一索!解説陣も惚れ惚れしたノータイムの打牌。
そしてこの手牌の最高打点に仕上げる。

三万四万五万六万七万八万二筒三筒四筒二索二索二索三索 リーチ ツモ四索 ドラ中 裏発

しかし、一旦はトップ目に立つも、オーラス平賀にまくられ、坂本は悔しい2着。

 


このスコアとなり、各自残り1戦。
 

【25回戦】 (1位)白鳥vs(6位)堀vs(7位)本田vs(12位)原

東2局本田。原とのリーチを制し12,000。

二万二万七万七万九万九万二筒二筒五索五索西白白 リーチ ロン西 ドラ七万 裏二万

東4局でも嬉しい3,000・6,000。

八万八万五筒五筒八索南南西西白白発発 リーチ ツモ八索 ドラ八索 裏四索

 

 

とのこと。(わかります。)
3着堀は、トータル16.9Pで残り2戦の結果待ち(2人に抜かれなければOK)に。

【29回戦】(2位)佐々木vs(5位)藤崎vs(8位)坂本vs(11位)近藤

 

 

南3局坂本、藤崎のリーチを受け、このテンパイ。長考。
二索五索は場に5枚切れ)

二万二万四筒四筒五筒三索四索四索四索四索六索七索八索 ツモ三筒 ドラ八索

このままのポイントだと30回戦次第、トップを取れば堀を交わして通過という難しいところ。

坂本「嬉しいです。ほんとに嬉しいです。」(次戦の解説の第一声)
坂本「三索は打ちやすいので、四筒のくっつきで回るかどうかだったので」

二万二万三筒四筒五筒三索四索四索四索四索六索七索八索 リーチ 一発ツモ二索 ドラ八索 裏二索

実況日吉、この日一番の絶叫。

【30回戦】 (3位)平賀 vs(4位)瀬戸熊vs(9位)森下vs(10位)沢崎

森下、現状8位の堀を抜くには、36,800点以上のトップまたは46,800点以上の2着条件。
リードして迎えた南2局、平賀のリーチを受けてこの手牌。

 

 

森下『三筒切りあかんかったかなぁ?』

平賀
一万二万三万六万六万一筒二筒四筒五筒六筒五索六索七索 リーチ ロン三筒 ドラ六万 裏二索

決勝を見据えると、瀬戸熊または平賀を残り2戦でまくらないといけず、直撃を取れるチャンス。押す一手だろう。
白のトイツではなく、ペン三筒に待ち取りした平賀が素晴らしかった。
南3局に3,900、オーラスに1,000・2,000と瀬戸熊がアガリトップ。
結果的にはこの失点が響き、森下は敗退となった。
(サムネイル画像は対局終了後、卓上を見つめる森下、手前は立会人のともたけ)

 

 

森下、沢崎、近藤、原が敗退となった。

次節プレーオフ4回戦(各自2戦)は、11/13(金)14時より対局開始。お楽しみに。
プレーオフ1回戦:白鳥 vs平賀 vs本田vs堀
プレーオフ2回戦:佐々木vs瀬戸熊vs坂本vs藤崎
プレーオフ3回戦:1位vs4位vs5位vs8位
プレーオフ4回戦:2位vs3位vs6位vs7位

(文:福光聖雄)