麻雀日本シリーズ2020第6節レポート
2020年10月19日
【麻雀日本シリーズ2020第6節(二次予選)】若武者の熾烈な通過争い。制したのは・・・
開始前(24回戦終了時)のスコアと、繰り返しで恐縮だが日本シリーズのシステムを掲載する。
【システム】
■16人で一次予選全24回戦(各自6回戦)を行い下位4名が敗退(前節まで)
■12人でポイントを持ち越し、二次予選全6回戦(各自2回戦)を行い下位4名が敗退(本日はこちら)
■8人でポイントを持ち越し、プレーオフ全4回戦(各自2回戦)を行い上位4名が決勝進出
■ポイントをリセットし決勝4回戦
通過ラインの8位を若い(といっても30代だが)本田、堀、森下、坂本で争う本日、二転三転する目まぐるしい戦いとなった。
【25回戦】 (1位)白鳥vs(6位)本田vs(7位)堀vs(12位)近藤
堀がトップ、本田がラスとなり6位7位が入れ替わる。南3局までは近藤がラス目だっただけに、本田にとっては痛恨。
【26回戦】(2位)佐々木vs(5位)藤崎vs(8位)森下vs(11位)沢崎
佐々木、沢崎との三軒リーチを制す森下、勝負強い。
ツモ ドラ 裏
しかし、オーラスに藤崎が再逆転し、森下はポイントを伸ばせず。
【27回戦】 (3位)瀬戸熊vs(4位)平賀vs(9位)坂本vs(10位)原
現状9位の坂本、ここからテンパイ取らずの!解説陣も惚れ惚れしたノータイムの打牌。
そしてこの手牌の最高打点に仕上げる。
リーチ ツモ ドラ 裏
しかし、一旦はトップ目に立つも、オーラス平賀にまくられ、坂本は悔しい2着。
このスコアとなり、各自残り1戦。
【25回戦】 (1位)白鳥vs(6位)堀vs(7位)本田vs(12位)原
東2局本田。原とのリーチを制し12,000。
リーチ ロン ドラ 裏
東4局でも嬉しい3,000・6,000。
リーチ ツモ ドラ 裏
とのこと。(わかります。)
3着堀は、トータル16.9Pで残り2戦の結果待ち(2人に抜かれなければOK)に。
【29回戦】(2位)佐々木vs(5位)藤崎vs(8位)坂本vs(11位)近藤
南3局坂本、藤崎のリーチを受け、このテンパイ。長考。
(は場に5枚切れ)
ツモ ドラ
このままのポイントだと30回戦次第、トップを取れば堀を交わして通過という難しいところ。
坂本「嬉しいです。ほんとに嬉しいです。」(次戦の解説の第一声)
坂本「は打ちやすいので、のくっつきで回るかどうかだったので」
リーチ 一発ツモ ドラ 裏
実況日吉、この日一番の絶叫。
【30回戦】 (3位)平賀 vs(4位)瀬戸熊vs(9位)森下vs(10位)沢崎
森下、現状8位の堀を抜くには、36,800点以上のトップまたは46,800点以上の2着条件。
リードして迎えた南2局、平賀のリーチを受けてこの手牌。
森下『切りあかんかったかなぁ?』
平賀
リーチ ロン ドラ 裏
決勝を見据えると、瀬戸熊または平賀を残り2戦でまくらないといけず、直撃を取れるチャンス。押す一手だろう。
白のトイツではなく、ペンに待ち取りした平賀が素晴らしかった。
南3局に3,900、オーラスに1,000・2,000と瀬戸熊がアガリトップ。
結果的にはこの失点が響き、森下は敗退となった。
(サムネイル画像は対局終了後、卓上を見つめる森下、手前は立会人のともたけ)
森下、沢崎、近藤、原が敗退となった。
次節プレーオフ4回戦(各自2戦)は、11/13(金)14時より対局開始。お楽しみに。
プレーオフ1回戦:白鳥 vs平賀 vs本田vs堀
プレーオフ2回戦:佐々木vs瀬戸熊vs坂本vs藤崎
プレーオフ3回戦:1位vs4位vs5位vs8位
プレーオフ4回戦:2位vs3位vs6位vs7位
(文:福光聖雄)
カテゴリ:麻雀日本シリーズ レポート