麻雀日本シリーズ2021第3節レポート
2021年07月20日
麻雀日本シリーズ2021第3節
麻雀日本シリーズ2021は16人でスタートし、一次予選全24回戦(各6回戦)・二次予選全6回戦(各2回戦)・プレーオフ全4回戦(各2回戦)とポイントを持ち越しながら各エリアで下位4名ずつが敗退して決勝進出の4名を決めるシステム。
途中敗退を回避しながら各自10回戦のトータルポイント上位4名を目指す戦いになります。
<9回戦>
一次予選9回戦は、内川幸太郎・沢崎誠・木村和幸・矢島亨の4名の対局。
3戦終えて+51.9Pのトータル3位と好位置につけていた矢島は、自身4戦目も順調に局を進め、南4局1本場で2着木村と4,800点差をつけたトップ目に立っていました。
逆転の手が入っていたリーチの沢崎・ヤミテンの木村にアガリが出ず親の矢島にハイテイが回り、これで終局しトップで逃げ切ったかに見えましたが、
ノーテンと伏せればトップの矢島にテンパイが入り長考します。
終盤に安全な牌しか切っていなかった木村を見て、そこがノーテンならとテンパイ連荘を決断した矢島。
しかし木村もテンパイで4,800点差のまま連荘することになりヒヤリとしますが、
そこからピンフ三色ドラ1のアガリも出るなど加点し、矢島の選択は吉と出ました。
<9回戦結果>
矢島+42.2P 沢崎+2.9P 木村▲8.9P 内川▲36.2P
<10回戦>
一次予選10回戦は、藤崎智・内川幸太郎・本田朋広・佐々木寿人の4名の対局。
ここまで2戦連続4着でなんとかトップを獲りたい内川でしたが
最後3局連続でリーチをかわしてアガった藤崎にトップを奪われ
2着の内川は何とも言えない表情。
<10回戦結果>
藤崎+28.9P 内川+5.0P 佐々木▲6.4P 本田▲27.5P
<11回戦>
一次予選11回戦は、瀬戸熊直樹・河野高志・勝又健志・本田朋広の4名の対局。
全9局中7回をアガリ、他家の親番を全て自力で落とした勝又の完璧な試合。
その勝又と手がぶつかった瀬戸熊は痛恨の3連続4着となり、生き残るには残り3戦で大きな3連勝が必要になりました。
<11回戦結果>
勝又+52.0P 本田▲0.4P 河野▲12.6P 瀬戸熊▲39.0P
<12回戦>
一次予選12回戦は、醍醐大・佐々木寿人・山田浩之・多井隆晴の4名の対局。
佐々木と醍醐の熾烈なトップ争いは最後までもつれ、1,000点差で迎えたオーラス。
佐々木の4巡目カンテンパイに醍醐が6巡目テンパイで追いつくも
佐々木のが先。
<12回戦結果>
佐々木+26.7P 醍醐+15.5P 山田▲11.4P 多井▲30.8P
一次予選の半分を終えて二次予選への通過ボーダーが▲6.5Pと先が見えない状況で、次回は13回戦から16回戦になります。
(文:越野智紀)
カテゴリ:麻雀日本シリーズ レポート