女流プロ麻雀日本シリーズ2022プレーオフ第1節レポート
2022年03月15日
逢川が決勝進出を決める!
3月11日(金)、女流プロ麻雀日本シリーズ2022プレーオフ第1節が放送された。
前回までは予選各自7戦を終えて1位の魚谷が決勝進出決定、下位3名が敗退。プレーオフでは以下のシステムとなっている。
①12人でPO各自1回戦、計3回戦を行い上位1名が決勝進出、下位3名が敗退
②8人でPO各自1回戦、計2回戦を行い上位1名が決勝進出、下位3名が敗退
③4人でPO各自1回戦、計1回戦を行い上位1名が決勝進出
④決勝はポイントをリセットし4回戦
PO1回戦
和久津晶vs岡田紗佳vs川原舞子vs東城りお
1回戦はジャンプアップで決勝進出を目指す岡田と、後のない東城のデッドヒートに。
東1局、岡田がドラポンの8,000をアガるも…
東2局、東城が岡田から高目をうち取り8,000の直撃。
さらに東城が親番でタンヤオツモリャンペーコーの4,000オールで5万点超えのトップ目に。
突き放した東城であったが、すぐに岡田がリーチツモピンフイーペーコー裏裏の3,000・6,000、
南2局でもリーチツモダブ三色の3,000・6,000で3万点差を逆転!
僅差につけますが、岡田の親番でリーチツモイーペーコーの1,000・2,000をアガッた東城がトップをもぎ取り、決勝進出に向け可能性を繋ぐ結果となった。
東城 +31.9P
岡田 +21.1P
和久津 ▲7.0P
川原 ▲46.0P
PO2回戦
日向藍子vs仲田加南vs黒沢咲vs宮内こずえ
ここで決勝進出を決めたい日向が東2局、暗刻の先制リーチ。
親の仲田がドラを重ねて追いかけますが、日向が4枚目のを引いて暗カンの選択。解説の藤崎は「トップが必須ではないのでツモ切りもある」と話す難しい場面であったが、ここは強気な選択が奏功。リンシャンでツモって2,000・4,000のアガリ。
さらに南3局2本場という勝負どころで5,200のアガリを決めトップ目に。
オーラス、決勝進出のためトップを狙った宮内が黒沢を見逃し。ツモで打点を上げて待ち変えをするも、ここは流局。
日向 +26.0P
宮内 +12.2P
仲田 ▲12.2P
黒沢 ▲26.0P
PO3回戦
逢川恵夢vs二階堂瑠美vs二階堂亜樹vs佐月麻理子
2回戦で日向がトップを取ったことにより、逢川がここで決勝進出を決めるためには41,100点以上のトップが必要に。
東1局、佐月が単騎の七対子ドラドラを即リーチの選択。真っ直ぐ攻めた瑠美から一発で12,000のアガリに。
続いて東2局、瑠美が単騎の七対子をリーチ。逢川から一発で6,400のアガリ。条件戦らしい派手な出だしでスタート。
一旦平たい点数状況になるも、南2局、逢川が全員テンパイを制して高目のツモ。裏ドラ1枚で2,000・4,000。
これでオーラス、逢川は満貫以上のアガリで決勝進出が確定に。しかし2着の瑠美とは100点差、親の佐月も強気な攻めが予想される局面。
タンヤオピンフ高目三色をテンパイし少考。ヤミテンもよぎったが、ここはリーチの選択!
佐月・瑠美もテンパイを入れて対抗するも、ここは瑠美がで12,000の放銃に。
逢川 +30.2P
佐月 +5.1P
亜樹 ▲11.6P
瑠美 ▲23.7P
この結果から、本日決勝通過を決めたのは逢川。
黒沢・東城・川原はここで敗退となった。
次回、プレーオフ4回戦対局者は
岡田(+63.6P)
仲田(+40.1P)
亜樹(+15.7P)
佐月(▲6.9P)
プレーオフ5回戦対局者は
日向(+97.9P)
和久津(+52.5P)
瑠美(+32.8P)
宮内(▲4.4P)
ここで上位1名が決勝進出、下位3名が敗退。
残った4名で最終戦を行い、上位1名が決勝進出となる。
プレーオフ第2節は3/27(日)13時〜。
実況は梅中悠介、解説は藤崎智・白鳥翔。次回も是非お楽しみに!
(文:浜野太陽)
カテゴリ:麻雀日本シリーズ レポート