第17期女流桜花プレーオフB卓レポート
2022年11月23日
遂に最後の一日となった女流桜花決定戦進出を賭けた戦い。
プレーオフA卓を終えた段階での成績がこちら
プラスポイントを伸ばした内田美乃里が1枠をほぼ確保。
残る2枠をプレーオフB卓で争う形となりました。
卓内2番手白銀紗希を二階堂亜樹と斉藤理絵が追いかける状況で、ポイントに余裕のある山脇千文美の動きは試合の展開を大きく左右する争点の一つ。
1回戦東4局。
親の斉藤が一打目切ったを
仕掛ける山脇。
この積極的な姿勢は白銀にとって朗報で、亜樹と斉藤を苦しめる大きな要因になりました。
その後1回戦から亜樹にツモり四暗刻のテンパイが入りましたが
その勝負手も粉砕する山脇。
局消化に終始する山脇の攻撃の合間で
僥倖ともいえる二度のドラツモで初戦トップを取った白銀が追っ手を引き離し、残り3戦ゆとりを持って戦える状態を作ることに成功。
隙き無く逃げる二人に苦戦させられた亜樹でしたが、2回戦では親番で連荘してポイントを稼ぎ
白銀からの直撃を取ってトップラスの並びを作り、逆転への望みを繋ぎます。
一時は37.9差まで亜樹と接近した白銀でしたが、2軒リーチをかいくぐりタンヤオ三色の5,200を亜樹から出アガって勝負あり。
その後も山脇・白銀で局を潰して行き、内田美乃里・山脇千文美・白銀紗希の3人が魚谷侑未の待つ女流桜花決定戦へと進出を決めました。
<プレーオフB卓結果/トータル>
山脇▲16.8P/+180.8P 白銀+0.4P/+147.7P 亜樹+25.7P/+89.6P 斉藤▲9.3P/+10.8P
(文:越野智紀)
カテゴリ:女流プロリーグ(女流桜花) レポート