女流プロリーグ(女流桜花) レポート

女流プロリーグ(女流桜花) レポート/第10期女流桜花第3節レポート 黒沢 咲

ここ数年、リーグ戦も女流桜花も苦しい状況が続いている。
今期も両方大きくマイナスを叩き、降級の危機にさらされながら後半戦を戦うことになる。
そんな中行われた女流桜花第3節。対戦相手は、仲田、南里、斉藤の3名。
なんとか踏みとどまりたいところではあるが、どうなることだろう。
1回戦、東1局、南家、ドラ七索
私の手は、配牌からかなり整っていた。
3巡目には、
七万九万三索三索四索七索八索九索四筒五筒中中中  ツモ七索
ドラをツモってマンズを九万からはずす。ここに1枚切っている東を持ってきて、ツモ切らずに打七万
このあたりが私の柔軟性のないところだと思った。
東をツモ切っていると、自然とマンズが567になり、ドラを切ってリーチ、すぐに六筒をツモアガっている。
この局は仲田プロからリーチが入って終盤までもつれるも、私がこの手でアガリ切る。
三索三索三索七索七索八索八索四筒五筒六筒中中中  ロン七索
アガれたものの、失敗したのに偶然拾えたアガリという感じがして、少しモヤモヤしていた。
スッキリしない気持ちが的中、東2局の親番は、斉藤から6巡目に先制リーチがはいり、
二万二万二万一索二索三索三索三索四索五索六索八索九索  ツモ七索
これで2,000・3,900の親かぶり。さらに東3局には先程私に満貫を放銃した仲田が、
一万二万三万四万五万四索五索六索四筒五筒六筒北北  ツモ六万
この6,000オール!!
あっという間に原点を下回る。
南場に入り原点復帰するも、南3局1本場に仲田に4,000オール。
八万八万三筒三筒三筒五筒五筒  ポン南南南  ポン東東東  ツモ五筒  ドラ白
南4局には斉藤に3,900オール。
一万二万六索七索八索二筒三筒四筒北北  ポン発発発  ツモ三万  ドラ発
そして南4局1本場には、ラス目の南里さんが、3,000・6,000。
二万二万三万四万五万二索二索三索三索四索三筒四筒五筒  ツモ四索  ドラ二索
この台風に巻き込まれて終わってみればラス。
この日も厳しいスタートとなってしまった。
2回戦はかなりフラフラになりながらも、オーラスのアガりでギリギリ浮いて終了。
3回戦も、オーラスのアガりでギリギリ浮いて終了。
ここまで内容はさておき、なんとかポイント的には耐えてきた感じだった。
現状▲11.7P。最終戦で浮くことができれば、プラスで終わることもできそうだ。
しかし最終戦、オーラスで南里プロが大爆発、終わってみれば沈み3着で、合計▲28.7P。
トータルのマイナスが90を超え、厳しい状況に拍車がかかった。
しかし残りまだ残り3節ある。諦めず、今期は残留を目指してしっかり打ち切りたいと思う。