第7期 プレーオフレポート
2012年12月28日
12月15日、錦江荘にて第7期女流桜花プレーオフが開かれた。
Aリーグの上位8名が、第5節までのポイントを持ち越してプレーオフを戦う。
もちろん、ポイント上位の者が優勢だが、直接対決となるのでポイント差を大幅に縮められる可能性があり、
全員に決勝進出のチャンスがある。
1位通過 内田美乃里 |
2位通過 矢口加奈子 |
3位通過 和久津晶 |
4位通過 二階堂亜樹 |
5位通過 筒井久美子 |
6位通過 仲田加南 |
7位通過 吾妻さおり |
8位通過 清水香織 |
現状ボーダーは3位・和久津プロの129.9P。
現女流桜花・魚谷プロに挑む決勝への切符は果たして誰がつかむのでしょうか・・?!
A卓(1位・内田プロ・3位・和久津プロ・5位・筒井プロ・7位・吾妻プロ)
内田美乃里プロ |
和久津晶プロ |
筒井久美子プロ |
吾妻さおりプロ |
B卓(2位・矢口プロ・4位・二階堂亜樹プロ・6位・仲田プロ・8位・清水プロ)
矢口加奈子プロ |
二階堂亜樹プロ |
仲田加南プロ |
清水香織プロ |
※第5節終了時順位を基に卓組みされます
B卓は、矢口プロ以外、全員が女流桜花経験者。
ポイント的には有利であるものの、プレッシャーの中で、矢口プロが強豪3人相手にしっかりと守りきる事ができるか、という点も注目された。
A卓
南4局、親・和久津プロが、
チー ポン ドラ
このテンパイを入れるも、北家・筒井プロから以下の形でリーチが入る。
リーチ
しかし和久津プロは引かない、無筋を何枚も河に放つ。
そこで南家の吾妻プロからもリーチ。
リーチ
破壊力抜群のリーチである。
そこでも簡単には引かない和久津プロ。
しかし、を手にすると小考の末、すっとオリた。
この押し引きのバランスや、勝負勘の鋭さは流石というところ。
1回戦は、A卓和久津プロトップ、B卓は矢口プロトップで終了した。
2回戦
B卓東3局、清水プロがリーチ!
リーチ
高めのを力強くツモ!
4,000・8,000のアガリでそのまま清水プロトップで2回戦が終了した。
A卓トップは、またも和久津プロ。親番で7巡目にリーチ!
リーチ ツモ ドラ
この6,000オールをツモり、持ち点を増やし続け60,000点以上の1人浮きで終了した。
2回戦終了時、ここまでトップ、トップの和久津プロはほぼ通過。
残り2つの座を争う形となった。
3回戦
B卓南1局2本場、親・清水プロが8巡目に、
この形でソーズを余らせずテンパイ。
このテンパイ直後に飛び込んでしまったのは、逃げ切りたい矢口プロ。
清水プロは持ち点を58,500点まで伸ばし、この瞬間だけでみれば、矢口プロとのポイント差は約13ポイントまで縮まった。
しかし矢口プロが、次局1,300・2,600ツモ。
南3局に、
ポン ポン ツモ
この3,000・6,000をアガリ再びポイント差を伸ばした。
A卓
東3局、内田プロが以下の形でリーチ。
リーチ
ラス牌のをツモり、2,000・4,000。
そのまま内田プロが持ち点を伸ばし、1人浮きのトップで終了した。
3回戦終了時
1位 和久津プロ 177.6P
2位 内田プロ 174.9P
3位 矢口プロ 146.9P
4位 清水プロ 105.3P
5位 二階堂亜樹プロ 69.5P
6位 筒井プロ 54.8P
7位 仲田プロ 35.9P
8位 吾妻プロ 61.3P
A卓の和久津プロ、内田プロの上位2名はほぼ通過。
B卓の清水プロ・亜樹プロは、矢口プロをラスにしての特大トップが条件となった。
B卓
南4局、各自の持ち点は、
亜樹プロ 51,200点
清水プロ 25,800点
矢口プロ 17,100点
親の亜樹プロは、6,000オールツモか矢口プロから満貫直撃。
清水プロは、倍満ツモか矢口プロから跳満直撃の条件まで追い上げた。
しかし、両者テンパイを入れる事ができず、矢口プロの1人テンパイで流局。
女流桜花決勝進出の3名が決定した。
現女流桜花 魚谷侑未 |
1位通過 内田美乃里 |
2位通過 和久津晶 |
3位通過 矢口加奈子 |
内田プロ
「決勝の2月まで打ち込んで、そそっかしいので落ち着いて麻雀が打てるようにしたいです。」
和久津プロ
「決勝はそううまくいかない事はわかっています・・頑張れるようにお参りしてきます!」
矢口プロ
「初めての舞台なので、全力で一生懸命打てるように頑張ります!」
現女流桜花・魚谷プロの防衛か?!新女王誕生となるのでしょうか?!
大注目の決勝戦は2月2日、3日ニコニコ生放送でも放送されます!
カテゴリ:女流プロリーグ(女流桜花) レポート