第9期女流桜花第4節レポート 二階堂 亜樹
2014年09月03日
今節から復帰したリーグ戦。
今回の女流桜花は第9期で、第2期からAリーグにいる自分にとっては6回目の桜花挑戦。
(第1期はリーグ無し)
第2、3期と連覇した後は、いつも手が届かないところにいるような気がする。
返り咲きたい気持ちはいっぱいなんですけどね。
産休明け一発目のリーグ戦にかなりの不安はありましたが、その予感は的中なのか、両リーグとも内容はかなり上下に幅のある麻雀になってしまっている。
良く打てたときもある。
でも、それ以上に悪いときの方が多く感じる。
忙しさからくる、イメージトレーニング不足などは否めないが、それでもそれなりに打てなきゃいけないと思う。
それなりというのも語弊があるかもしれないが、「良く打てて当たり前」で、「良く打てなかった」をなるべくなるべく少なくするのがプロだと思うからである。
そして自分がよく打ててると思うときは、ほとんどが押し引きのバランスが合ってるかどうかで判断する。
読めてるのか、感じてるのかはこの際どちらでも良いと思う。
合ってるのか合っていないのか。
もちろん麻雀だから、というか自分が未熟だからですが、わからない部分の方が多い訳で。
ただでさえわからない事が多いのに、トレーニング不足だと、わかっていた事がわからなくなっちゃうんですよね。そして次の瞬間に、こうだったじゃないかって思い出すような。
麻雀のレベルというか、スキルって経験によるものが大きくて、経験してきたものを自分のなかで納得して消化して省略できるようになって、初めて自分のものにできる。
でも自分のものにしても、使ってないと忘れちゃうんですよね。
だから打つことが凄く大事なのはわかってるのに・・
特に酷く感じたのは、3回戦南2局の親番。
本調子ではない今節の3回戦目で、必死で3万点を維持してるなか、行けるのか行けないのか中途半端感しかない。
そう感じてるなか、対面からリーチを受けて一発目に上家から放たれた役牌に大長考。
1枚目は見送るが、結局2枚目には声をかける。
けして早い巡目ではないのに、この段階で何の準備もできてない自分に、嫌気がさす。
更にどうにかなるんじゃないかと甘い期待をしてる自分がもう本当に嫌。
結局ギリギリでテンパイを入れられるはずだったのに、生牌のが打ち切れず。
もともと親番維持にそこまで固執しないタイプですが、こんな簡単にオリたり親番を手放してたら勝てる訳が無いんですよね。
そしてなにより、はっきり言って、かなりダサい麻雀を打ってしまった。
こんなダサい麻雀を打つために、人に観てもらうために麻雀を打ち続けてきた訳ではないのに。
格好よく見られたい訳でも無いけど、ダサいのは流石に嫌だ。
今まで似たような状況で、何度このを切ってきたのか。
通れば正解なのか?
放銃すれば失敗なのか?
いつも考える。
幾度となく考えてる。
でも、このを河に放つ覚悟と勇気を持つために、長年プロを続けてるのではないのか?
そんな自問自答と反省を繰り返しながら、また勉強しながら頑張っていこうと思う。
そんな第4節が終わり、自分は9位でプレーオフボーダー付近。
自分のことはこれくらいにして周りをみれば、今回同卓してプラス約50ほどした和泉が4位浮上。
プラス100オーバーの上3人はほっといて、現実的には6位から13位くらいまでの人達(自分も入ってますけど)でプレーオフ争いになるんじゃないかと予想。
自分の目標としては、次節プラス40Pを目標にして、もしマイナスしたら下を見て戦うことになりますね。
次節はトレーニング不足も解消して、しっかり体調も整えて、悔いのない麻雀を打てたらと思います。
カテゴリ:女流プロリーグ(女流桜花) レポート