第10期女流桜花第1節レポート 武石 絵里
2015年05月12日
今期から全卓配信されることになった女流桜花。
そのため、1卓目の配信から約1か月遅れで最後の卓の1節目が行われた。
自分の対局前に、他の16名の戦いを何度も見て臨んだ1節目。
昨年のような、切るべき牌を切れないような、情けない麻雀は打たないように。と心がけて対局に向かった。
1回戦 東1局
ドラ
一番好きな起家で始まった東1局、パッとしない配牌だが、一通の見える形になりまっすぐ手を進めるも、ノーテンで流局。
捨て牌と合わせても七対子でのアガリしかなく、解説でも言われたように、1人だけ手にならずに親が流れてしまった。
4回戦を通して、ずっと一歩遅れている展開が多かったように思う。
どこかで、引き気味に打たなければ駄目だったのだろう。
しかし、今期は真っ直ぐ打つという気持ちを強く持ちすぎた私は、終始押し続けてしまった。
南4局 、親から立直がきた同巡テンパイ。
ドラ
ここも追いかけてしまう。
2人テンパイで流局し、親に11,600放銃という最悪の結果は免れたが、このリーチは強気のリーチではなく、弱気な自分が切れない牌を切るためのリーチだったかもしれない。
2回戦 東3局 3巡目 西家
ツモ 打 ドラ
4巡目 親
ツモ 打
この巡目でが間に合わないで捕まってしまっている。
8巡目に南家がを切ったので、切るならここかなと思いを切って、7,700放銃。
どうせ切っていきそうなドラなので、3巡目に思い切ってドラから切るべきだったのだろうか。
南2局1本場
マンズに染めている南家が、12巡目にカンでチーしてドラ切り。
13巡目
ドラ
このテンパイが入りリーチを打つ。が、安めの9は3枚切れているし、6は南家の現物、高めをツモならばどうせ跳満である。こっそりしていれば良かったと反省。
3回戦 東4局 15巡目
ドラ
が入るといいなと思っていたところに微妙なツモでテンパイ。
次巡に、ツモ切りで8,000を放銃してしまう。
前巡にドラを切り出してきているので、この終盤にドラを切るような手が入っているということである。
実際、ツモり四暗刻のテンパイであった。ノータイムでツモ切りしてしまい、ものすごく後悔する一打になった。
南1局、ツモ切りリーチの親に真っ直ぐ向かい、リーチドラ3の12,000を放銃。
ドラ
打点も見込めるこの手牌からの放銃だったので、その時は後悔していなかったのだが、が2枚切れていたこと、ドラが入らないと苦しいこと、親からの先制リーチが入っていることを考えると、切りからまわるかオリるかでもよかったのかもしれない。去年ならばオリていたと思う。放銃が怖くて、何にも切りたくないときが沢山あった。オリてが放銃となる牌でなく、自分にアガリ逃しがあったらまた後悔していたと思うので、これくらいの手牌ならば押せてよかったのかもしれない。
けれど、仕掛けて1,000点のテンパイから、リーチが入ってもオリずにまっすぐいった局が何回かあった。
たまたま放銃にはならなかったが、あとから見ると、とてもバランスが悪かった。
押すべき局面と引くべき局面の判断を、しっかりできるようにならなければと思う。
前期、降級ラインよりも下で終了したはずが、人数の調整でAリーグに残れることになり、今年も女流桜花に挑戦できることになった。
去年の目標はプレーオフに残ることだった。今年の目標も同じくプレーオフに残ること。
大きなマイナスから始まったが、まだあと5節ある。気合いを入れなおして、少しずつプラスしていきたい。
カテゴリ:女流プロリーグ(女流桜花) レポート