第10期女流桜花第2節レポート 和久津 晶
2015年06月03日
皆さまこんばんは。今回、B卓のレポート担当になりました和久津です。
コアな読者の方は知っていると思いますが、和久津は文才がありません。
しかし、一生懸命書いたのでお付き合いくださいませ。
まずはB卓、メンバーから。
二階堂亜樹、南里はるみ、中川ゆかり、和久津晶
以下、敬は省略させていただきました。
1回戦、2局連続で二階堂に放銃からスタート。
しかも8,000、7,700と結構イタい。まずはラスをひきます。
「二階堂がリードすると今日1日ややこしくなるな、とりあえず下家だし仕掛けて面倒くさくしときましょう。面前でリーチを打とうとしても間に合わないはず・・・。」
色々考えた結果、作戦Bに変更しました。
先に言っておきたい事があります。私は降級するかもしれません。
それは、私は残留するためにリーグ戦に出ているわけではないからです。
怖がっていては勝てない。かといって無理をすれば1年、2年、いやそれ以上の月日を無駄にしてしまうかもしれない。
それでも、命を守る為だけに戦場に向かうのは性に合わないのです。
「女流戦なのだから華麗に」
「応援してるんだからもっと大事に」
と思って観ていたらすみません。雑になっているわけではありません。
決勝までの長いターンで、セットで観ていただければ嬉しいです。
納得出来る結果をお見せ出来ると思います。
とゆーわけで今節のテーマは
「ピント合わせ」になりました。
普段から、気配や息遣い、目線、音程、打ち手の性格などからピントを調整する私が苦手とするのが、あまり当たった事のない相手。
そして二階堂は、その日の状態でパターンを変えてくるとても強いタイプの対応型。
1回戦はことごとく気配を読みハズしてしまいます。
このままではマイナス100とかしちゃいそう!
2回戦からなんとなく合ってきた感じが自分ではあったので、なんとか…。と思っていたところに二階堂のこのアガリ。
ツモ ドラ
前巡にを切っている。は5枚切れ。完全にピントが合っている。
流石だなんて感心してる場合じゃない
二階堂の2連勝。
3回戦、東1局、親の中川からリーチ。
声のトーンからして待ちは筋にかかっているはず。
678か789の三色で引っかかっているのはか。
すぐにを掴みオリにまわると、二階堂がをトイツ落としして無筋のソウズを切りリーチ。
だがすぐに中川がをツモ。
ん?なんとなく何か変わった?
1本場、中川がタンヤオの2フーロ。読み筋のを鳴いたので待ちはピンズの上。
持ってきたを触った指に聞いてみると「切れ」と言う。
次にやって来たのは。私がオリると中川がをツモった。
ピントが合った!
ここからは「なるべくロン牌を打たずに加点する」手牌もツモも上がって来た感じ。
東2局
ポン ドラ
ここに、ツモで打、次巡、ツモ。
この日初めての高打点、2,000・3,900をアガる事が出来た。
「戦える!」
東4局、二階堂とのリーチ対決に勝ち、むかえた南場、配牌にドラのが暗刻。
カンチャンから喰いタンで仕掛け、すぐにでテンパイ。
すると二階堂からリーチ!親の南里がを切り追いかけリーチ。
二階堂からロンの声
の形で役はリーチ、ドラ1。
私の仕掛けに通るマンズの上に照準を合わせた、見事なアガリ形!
後から訊くと「のターツをから外して、鳴かれてカンを埋めた」
そう。全てが技あり、の1局!
3、4回戦もトップをとらせてもらえず、結果、成績はマイナス42.0P。
1節目のプラスを吐き出してしまいました。
全体的に遅い手組みにした事、親番で両面ターツを外してホンイツにしてしまった事、役牌のドラを切り遅れてしまった事・・・。
敗因はあり反省すべき点もいっぱいありますが、自分なりに収穫のある1日となったつもりでもありました。
日々の積み重ね。しっかりと振り返る事。起きてしまった事に泣いても仕方がない!
順位はまだまだですが、今年も決勝戦に向けて、全力で戦いたいと思います。
全然レポートじゃなくて自戦記になってしまいましたが
最後まで読んでくださってありがとうございます。
ではまた、
勝利者インタビューでお会いしましょう。
戦い続ける女、和久津でした。
カテゴリ:女流プロリーグ(女流桜花) レポート