女流プロリーグ(女流桜花) レポート

第15期女流桜花Aリーグ プレーオフA卓レポート

プレーオフは7節までの上位8人がポイントを持ち越して4半荘を行い、その結果上位3人が決定戦に進出します。

 

 

A卓は開始時▲1.2Pの8位スタートだった白銀が瑠美・山脇・魚谷をかわして卓内トップでトータル3位まで浮上しました。

 

 

白銀が決定戦に出場できるかは来週行われるプレーオフB卓の結果次第になります。
B卓4人の平均ポイントが+74.175P。
+58.8Pの白銀が3位に残れるかは微妙なラインですが、難しい条件をクリアして結果を待てる場所までは辿り着きました。
人事は尽くしたので、あとは祈るだけです。

 

 

「次は+60Pぐらい持ってプレーオフを目指します」

これは前期のプレーオフで敗れた時の山脇のコメントです。
今期は昨年よりも精度を上げた攻撃でアガリ率が25.3%と、女流桜花Aリーグ出場選手で唯一の25%超えを達成していました。
その結果+62.0Pの4位と目標をクリアする形でプレーオフに進出するも、プレーオフでは惜しくも決定戦ボーダーラインの3位に届かず+55.3Pでトータル4位でフィニッシュ。

山脇の決定戦進出が完全に消えたわけではありませんが、白銀と比較すると非常に厳しい状況での結果待ちになったと言えます。
来週のB卓で亜樹が序盤にリードを広げたのち1人で局回しをしていく展開となると、尋常ならざる祈り力が必要になりそうです。

 

 

今期の序盤戦をリードしていた瑠美と魚谷の2人は終盤に揃って失速。
プレーオフの4回戦で粘りを見せるも、瑠美+35.1Pの7位・魚谷+3.1Pの8位で今期の女流桜花を終えました。

(文:越野智紀)