第16期女流桜花Aリーグ第2節A卓レポート
2021年05月14日
第2節A卓に出場した選手は
仲田加南・和久津晶・武石絵里・山脇千文美の4名。
仲田はこれまで、女流桜花獲得回数5回(歴代1位)・決定戦進出連続記録5回(歴代1位)・決定戦進出回数7回(魚谷の8回に次いで歴代2位)と文句のつけようのない戦績。
今期も第1節に九蓮宝燈を決めて好スタートを切っていた仲田は、第2節でも圧倒的な力を見せつけました。
2節連続の役満となる四暗刻をいきなり決めての3連勝2着1回で同卓者全員を沈めての+127.8P。
トータルも+180.0Pまで伸ばし、今や仲田の通った後はぺんぺん草も生えない状況です。
仲田らしさが見えたのが3回戦南3局。
カンテンパイをしていた仲田が山からツモる時に牌を1枚崩してしまい、その時に見えてしまったのが。
そのが武石からツモ切られるも見逃します。
仲田の矜持です。
そしてここからが仲田の強いところ。
普通の人なら動揺しそうなミスですが、仲田は「長く打っていればミスは出るもの」と考えているので気持ちの切り替えが早いです。
その後、仲田は4枚目のを掴むと武石の国士無双を警戒して撤退。
待ちで国士無双テンパイをした武石が、山脇のドラポンの仕掛けに飛び込み、仲田は無傷で1局を消化しました。
まだ2節で先は全然わかりませんが、今のところ仲田に隙は見えません。
<第2節A卓最終結果>
仲田+127.8P 山脇▲34.3P 和久津▲44.1P 武石▲49.4P
(文:越野智紀)
カテゴリ:女流プロリーグ(女流桜花) レポート