第16期女流桜花Aリーグ第6節D卓レポート
2021年10月05日
第6節D卓に出場した選手は
吾妻さおり(5位)・和久津晶(8位)・美波智子(10位)・白銀紗希(12位)の4名。
相手のアガリが出る前に自分でアガってしまえば失点しないという意味で『攻撃は最大の防御なり』という言葉が使われることが多いのが麻雀ですが、超攻撃型アマゾネスこと和久津晶は一味違います。
アガリ率が低そうな苦しい手から仕掛けて相手の動向を探り、警戒すべき相手を見極めて防御力を高める積極的な戦術の使い手です。
特にドラ色のホンイツ風な仕掛けは危険な相手を炙り出すのには最適で
この仕掛けに押し返してくる人がいたら要警戒ですが、ここでは誰も字牌とピンズを打たず。
和久津はカンで1人テンパイを奪って連荘に成功します。
さらに積極的に仕掛けると、今度はドラ暗刻の吾妻から反撃がきたので即撤収して流局。
和久津が言うところの『小石を投げる』作戦が綺麗に決まり、この日は全連対で+59.3Pの卓内トップとなりました。
一方、受け主体のスタイルの美波は、和久津の手数で対応に追われて大きくマイナスし、トータルが13位まで転落。
美波の最終第7節A卓は12,13,15,16位の残留をかけた直接対決で、長所ともいえる残留力が試される組み合わせとなりました。
<第6節D卓最終結果>
和久津+59.3P 吾妻+3.8P 白銀▲1.5P 美波▲62.6P
(文:越野智紀)
カテゴリ:女流プロリーグ(女流桜花) レポート