第17期女流桜花Aリーグ第1節A卓レポート
2022年04月15日
今期の女流桜花Aリーグ開幕戦に出場したのが
仲田加南。
昨期は第1節の九蓮宝燈を皮切りに、2節目には四暗刻プレーオフでは大三元と、最初から最後まで大暴れで、6年連続決定戦進出の記録を樹立していましたが
今期の第1節は、このタンヤオ・七対子の3,200点がMAX打点。
我慢の局が続く中でラスは回避してマイナスを抑え
「今日の分は次節3倍返しにしたいと思います」
次節に巻き返すことを誓いました。(仲田▲18.9P)
女流桜花Aリーグ復帰2年目は
和久津晶。
昨期は第2節とプレーオフで仲田と同卓して、役満被害者の会に強制的に入れられていた和久津でしたが、相性の悪さか?今期も展開が噛み合いません。
2回戦のオーラス、ラス脱出を狙ってツモのみのアガリを拒否すると
杉浦が亜樹からヤミテンで2,600をアガリ、杉浦浮いて亜樹沈まず。
和久津は痛恨の1人沈みで連続のラスとなり、その後は各地のロン牌を掴まされ
トドメのホンイツ小三元で4連続ラスという厳しい1日になり
「7節は長いので少しずつ返して、プレーオフラインに残れば決勝も見えるので、まずは借金を返済するところから始めようと思います」
そうコツコツ1年かけての返済計画に気持ちを切り替えました。(和久津▲76.8P)
和久津の不調を追い風にして躍動したのが
杉浦まゆ。
2回戦で、和久津を1人沈みに追い込んだ2,600のアガリもそうですが
1回戦
3回戦と毎回オーラスでアガリが出て、この日の4戦全てを浮きの2着で終え
「次節以降も気を引き締めてプラスに出来るように、降級にならないように頑張ります」
と、まずは残留が目標。(杉浦+30.9P)
例年1節目は守備寄りに打つのが
二階堂亜樹。
「普段より慎重に打った」と応えていましたが
この12,000や
4,000オールと要所で大きいアガリを決めてトップ3回の快勝劇で
「スタートダッシュが切れたので、上位をキープしつつ決定戦を目指したいと思います」
第1期女流桜花から一度も降級していない安定感を今期も見せていました(亜樹+64.8P)
(文:越野智紀)
カテゴリ:女流プロリーグ(女流桜花) レポート