女流プロリーグ(女流桜花) レポート

第17期女流桜花Aリーグ第2節C卓レポート

第2節C卓に出場した選手は

 

 

山脇千文美・杉浦まゆ・白銀紗希・廣岡璃奈の4名。

 

 

1回戦は廣岡が親で大物手を2発アガリ、1節目と同様にトップスタートを決めると

 

 

2回戦は杉浦がトップ。
相手の決定打全てに放銃で絡んだしまった山脇でしたが、

 

3回戦では

 

 

リーチ・ツモ・七対子・ドラ2を2局連続でアガるなどして大きなトップで失点を取り返しました。

3者が順番にトップを取っていく中で、全て浮きの2着と安定していた白銀は

 

 

南2局2本場。
高め一気通貫のピンフをヤミテンにすると

 

 

山脇の仕掛けを警戒した杉浦から、リーチならまず出なかった四索が出て5,800は6,400のアガリ。
続く3本場では

 

 

高めイーペーコーのタンヤオピンフを今度はリーチとし

 

 

安めの五索を掴んだ杉浦がオリて、高めの二索をツモアガって4,000は4,300オールと完璧な立ち回りを見せ、この日の成績が2221の全連対でオールプラス。

トータルも2位まで浮上しました。

試合後のインタビューは

 

「参加し過ぎて凄くマイナスすることが一杯あるので、多分いかなくて良かった局があったと思います」

これは痛い放銃が重なった山脇の反省の弁。

 

一方で杉浦は

「今日はどうしていいかわからない難しい局が多く、押し引きも上手くできてなかった。いつもインタビューで反省ばかりなので次節は良いところを作っていきたいです」

と、山脇とは逆に参加出来ない局に苦しんでいました。

 

Aリーグ初プラス節を記録した廣岡は

「前回よりも緊張してまして、視野が狭くなってしまった。次節までの期間が短いのですが反省して次はもっとプラスしたいと思います」

そう次に向けて気持ちを切り替え、卓内トップの白銀は

 

「1、2回戦でギリギリ受けたのが大きくて、3回戦以降は凄くツイてました。明日の誕生日プレゼントを自分に挙げれて良かったです。次節憧れの二階堂姉妹との対局になるので、気を抜かずにプレーオフを目指したいと思います。」

と、数時間後にくる誕生日へ向けて気分よく試合を終えました。

 

 

<第2節C卓最終結果>
白銀+64.9P 廣岡+0.3P 杉浦▲27.9P 山脇▲37.3P

(文:越野智紀)