第30期麻雀マスターズトーナメントレポート
2022年04月28日
4月24日日曜日。梅雨時を思い起こさせるぐずついた天気の下、第30期麻雀マスターズ トーナメントの日を迎えた。
ベスト56では2回戦。28・16では3回戦を打ち、卓内の上位2人が次のステージに進む。
大半の選手が、勝ち抜けるためには8半荘をこなす大会で最も長い1日。
今年も新型コロナウイルス対策のため2会場に分かれて、負けたら終わりの戦いが幕を開けた。
ベスト56では現鳳凰位の佐々木や、前回ファイナリストの二見(協会)・真光が先に進めず。
現雀王の渋川(協会)、Mリーガーの園田(最高位戦)もここで涙を飲んだ。
息つく暇もないままベスト28トーナメントへ。巣鴨会場では伊藤・荒の両レジェンドに、現女流桜花のMリーガー魚谷が入る注目の卓組があった。
結果は伊藤と蔵谷(麻将連合)が勝ち上がり。
大物相手に蔵谷の堂々とした戦いぶりが光った。
一方、荒に加え、別卓では前回決勝に進んだ沢村も敗れ、ベスト56シード保持者がここで全て姿を消した。
ベスト16トーナメントには、前回優勝の福田大志(最高位戦・画像右)と
前日の本戦全体1位でジャンプアップを果たした長村大(画像左)が加わる。
福田は最初の2半荘ともに3位ながら素点をまとめると、最終半荘親番で大物手をものにし、連覇へ最初の関門を突破。
最終半荘12,000放銃からスタートした都築はその後巻き返し、現王位の渡辺に競り勝ってベスト8に進んだ。
長村は本戦からの9ゲームで7勝と圧倒的な内容で準決勝に進んだ。
焦点となった2位争いは、伊藤が坂本(協会)・寺戸との接戦を制した。
錦江荘会場では歴代マスターズ優勝者の白鳥・奈良、鳳凰戦A1リーガーの藤島、最高位戦A1リーガーの浅井が、いずれも混戦を断ち、準決勝進出を果たした。
準決勝は4/29(金・祝)に開催され、OPENREC日本プロ麻雀連盟チャンネルで生放送される。
A卓 都築友和vs白鳥翔vs藤島健二郎vs伊藤優孝
12:00開始 解説:山田浩之 実況:古川彩乃
(画像は左上から時計回りで伊藤・都築・白鳥・藤島)
B卓 奈良圭純vs長村大vs福田大志(最高位戦)vs浅井裕介(最高位戦)
A卓終了後開始 解説:齋藤豪 実況:松田彩花
(画像は左上から時計回りで福田・長村・浅井・奈良)
実績豊富な選手が多数揃った準決勝はさらに激戦が予想される。
ぜひご覧下さい。
(文・梅中悠介)
カテゴリ:麻雀マスターズ レポート