麻雀マスターズ レポート

第30期麻雀マスターズ準決勝レポート

決勝進出者が決定!第30期麻雀マスターズ準決勝レポート

4月29日(金)、第30期麻雀マスターズ準決勝が放送された。
ここまで駒を進めた選手、そして実況解説陣は以下の通り。

A卓:都築友和、白鳥翔、藤島健二郎、伊藤優孝
実況:古川彩乃
解説:山田浩之

B卓:奈良圭純、長村大、福田大志、浅井裕介
実況:松田彩花
解説:齋藤豪

 

★A卓

 

 

白鳥、藤島、伊藤と実績十分な3選手に囲まれた都築。「トップとラスが多い」と語る自身の雀風を象徴するような攻めっぷりを見せる。
1回戦東3局、リーチタンヤオドラドラの12,000を藤島からアガると…

 

 

さらにリードを広げるべく南3局、藤島の先制リーチにペン七万待ちで追いかけ!

 

 

一万”>–<img decoding=待ちの藤島にめくり勝ち、2,000オールで大きなトップを手にした。
手痛い4着となった藤島だが、2回戦では東2局、3人テンパイを制して裏1枚の4,000オール。

 

 

東4局、白鳥が都築のテンパイ打牌を捉えて8,000。

 

 

綺麗に1回戦とは真逆の着順となり、トータルポイントは2半荘終了時点で全員が10P以内という超接戦に。

 

 

麻雀マスターズで採用されているWRCルールは、トップ者へのボーナスや浮き沈みによる得点は無し。順位点は10Pで固定されているため、最終戦は2着までの選手が勝ち上がりというシンプルな条件に。
決定打が出たのは南3局。藤島・伊藤・都築が競りの状況で4着目に沈んでいた白鳥が起死回生の4,000オール!

 

 

さらにオーラス親番の伊藤が7,700のアガリを決め、勝ち上がりを決定づけた。

 

 

 

勝ち上がり=伊藤・白鳥

 

★B卓

 

 

1回戦東1局、奈良が4巡目に高目三色という強烈なリーチ。

高目の四筒をツモって裏1の3,000・6,000という大きなアガリでスタート。

 

 

奈良はさらに南2局、イーペーコードラドラのヤミテンを長村からアガリ、

 

 

+41.0Pのロケットスタート。

2回戦は初戦4着の浅井が奮闘。東2局、長村のリーチにめくり勝ち2,000・4,000。

 

 

東4局1本場、福田のリーチに追いかけ8,000の直撃。

 

 

このリードを活かしてトップをもぎ取り、奈良以外の3者が競りの状況に。
最終戦、戦況が大きく動いたのは東4局。長村がリーチタンヤオピンフドラもしくはイーペーコーのリーチ。福田・浅井も一歩も引かずテンパイを入れめくり合いに。結果は浅井から長村へ二万の放銃。なんと裏裏で18,000のアガリに。

 

 

これで決まったかと思われたのも束の間、次局福田が七対子ドラドラのリーチ。

 

 

なんとツモって裏ドラ2枚の4,000・8,000!これで一瞬にしてほぼ並びに。
2人の争いになるかと思われたが、南1局に浅井が猛反撃を見せる。0本場、終盤に高目リーチタンヤオピンフのリーチ。

 

 

最終巡目にテンパイを取った長村から5,800。
さらに2本場では同じく長村からリーチ七対子の4,800。

 

 

そして3本場、力の入った渾身のツモアガリ。リーチタンヤオピンフツモドラの4,000オールで、絶望的な状況から一気にトータルトップ目に。

 

 

逆転を許した長村は、オーラス親番を繋ぐべく仕掛けるが、浅井が仕掛けて片アガリの五筒をツモって決着。

 

 

 

勝ち上がり=浅井・奈良

第30期マスターズ決勝は、翌日30日(土)13時。対局者は白鳥翔、伊藤優孝、奈良圭純、浅井裕介。
今年の優勝者が決まる瞬間をお見逃しなく!

(文・浜野太陽)