第48期王位戦準決勝レポート
2023年12月14日
第48期王位戦の準決勝は11/25(土)に行われた。出場は以下の16選手。
石井良樹(現王位)・三浦智博・森下剛任・吉田直
古本和宏・岡田智和・三上龍玲(麻将連合)・佐藤士元(RMU)
安藤弘樹・矢島亨・佐藤剛・天津みろう
中島直矢(以上5人協会)・伊藤高志・粟野大樹・小川瑠以(以上3人最高位戦)
現王位の石井に対し、先日十段位を獲得したばかりの三浦や王位戦優勝2回の森下、
第35期鳳凰位の吉田、そして現雀竜位の安藤やタイトル獲得多数の矢島、
最高位戦Classicを今年勝った伊藤、現新輝位の粟野、今年の最高位戦新人王小川、
さらに将王決定戦に進出している三上など、実績者と新鋭が入り交じる対戦となった。
【1回戦(安藤・古本・石井・森下)】
安藤が東1局に4000オール・3,900オールとロケットスタート。
そのままリードを保ったまま南4局を迎えると、2軒リーチに加え、親・森下の高打点仕掛けを受ける。
しかし片アガリ三色でテンパイを取ると、石井からアガれるを仕留め、
値千金の1人浮きトップとなった。
【2回戦(伊藤・佐藤士元・石井・天津)】
東2局の親番で佐藤士元が四暗刻も視野に入る三暗刻・ドラ3の12,000を石井から仕留める。
南場にも3,900オールで加点した佐藤士元が1人浮きトップを果たす。
【3回戦(石井・小川・中島・岡田)】
石井と岡田が東場から大きく加点し一騎打ちに。
南1局に岡田が仕掛けてタンヤオ・三色・ドラのテンパイを入れると親の石井から直撃成功。
このまま岡田が競り勝ってトップを奪う。
【4回戦(三浦・石井・矢島・粟野)】
石井が親番で細かく加点しリードを奪う。その後高打点放銃もあり三浦に一度逆転を許すが、
南2局の親番でピンフ・ツモの700オールで再逆転。
テンパイ料も多く稼いだ石井がこのゲームのトップに。
【5回戦(佐藤剛・吉田・石井・三上)】
石井が東場からアガリの数でリードを取ると、
南3局親番でタンヤオのシャンポン待ちリーチが決まり3,900加点。
オーラス吉田に浮かれ1人浮きは逃すも、4回戦に続くトップで序盤の出遅れを取り返した。
【6回戦A卓(天津・吉田・古本・石井)】
決勝進出へは大きなトップが必要な石井。ビハインドのオーラス親番でピンフ・ドラ2のリーチをかける。
まだ前半ながら山には1枚だけだったが、これをツモアガって4,000オールで見せ場を作る。
しかし次局、石井のリーチを振り切った古本がツモアガリ。この時点で石井の連覇の望みは絶たれた。
【6回戦B卓(岡田・三浦・佐藤士元・粟野)】
決勝進出ボーダーの岡田が、東2局にホンイツ・チートイツの8,000を三浦からアガってリードを取る。
狙われる立場となった三浦だが冷静に局を消化すると、オーラスにはカン待ちリーチをアガリに結びつけ
岡田とともに決勝進出を決めた。
決勝に進んだのは三浦・岡田・吉田・古本の連盟4選手。
決勝は翌11/26(日)に行われる。
(文:梅中悠介)
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