第39期王位戦本戦レポート
2012年12月12日
今年から準決勝、決勝戦が生放送で中継されることが決まっている第39期王位戦。
王位戦はプロアマ混合のオープン戦。
全国各地の予選を勝ち、場所を東京にうつしたA級予選(通過確率約25%)
その厳しい戦いを勝ち抜いた選手と、シード者を加えた216名によるA級本戦が
11/23(土)新橋の4つの会場にて行われました。
216名の内訳は
日本プロ麻雀連盟 (以下連盟) 140名
最高位戦日本プロ麻雀協会(以下最高位) 19名
日本プロ麻雀協会(以下協会) 15名
一般参加(以下一般) 42名
シード選手は前年度の王位戦準決勝進出者、各団体タイトルホルダー招待選手
連盟のAリーガー、タイトル戦決勝進出者など。
ルールは50分打ちかけ終了の日本プロ麻雀連盟Aルール。
ルールの特徴としては、30,000点持ち、30,000点返し。
1人浮きのトップで+12P。2人、3人浮きのトップで+8P。(着順より素点が非常に大事)
3着でも30,000点を超えていればポイントはプラスになります。
一発裏ドラ、カンドラもなし。
手役、読みなどが重要視される、いわゆる競技ルールです。
A級本戦のシステムは、まず4回戦を行い、得点がプラスの選手が勝ち残り。
得点持ち越しで最終5回戦目を行い上位58名が明日のA級決勝へ駒を進めます。
目を引いたのは一般参加のマシューさん。
60,000点の大トップで好調な滑り出しでしたが、4回戦終了して▲2.1Pで惜しくも通過ならず。
十段戦を戦い終えたばかりの、小島武夫、沢崎誠、中村毅。
小島 武夫 |
沢崎 誠 |
中村 毅 |
古川 考次 |
藤崎 智 |
朝武 雅晴 |
藤原 隆弘 |
柴田 弘幸 |
山田 浩之 |
山井 弘 |
勝又 健志 |
白鳥 翔 |
内川 幸太郎 |
四柳 弘樹 |
前田 直哉 |
小車 祥 |
井出 康平 |
岡本 和也 |
黒沢 咲 |
魚谷 侑未 |
和久津 晶 |
安田 麻里菜 |
優木 美智 |
蒼井 ゆりか |
平岡 理恵 |
中山奈々美 |
内田 みのり |
王 政芳 |
藤井 すみれ |
大野 彩乃 |
大久保 朋美 |
池沢 麻奈美 |
井上 真実 |
他団体からは
近藤 誠一 |
張 敏賢 |
石井 一馬 |
佐藤 聖誠 |
矢島 亨 |
1回戦終了後の昼食休憩中に、一般の方とプロが感想戦などをしている姿は、王位戦ならではの名物シーンの1つです。(来年版の手帳の御土産もあります)
4回戦終了時の58位ボーダーは+28.8P。ベストアマは+63.8Pの比留間 聡さん(一般)
得点集計風景
116名29卓にて5回戦目が行われました。
5回戦全てを終え、通過者が藤原プロから発表。
1位から順番に名前とポイントを読み上げられ、明日の要項が書かれたチケットが渡されます。
50位を過ぎたあたりからボーダーライン上の選手はポイント幅が大きくなることを祈ります。
本戦1位通過は仲田加南(連盟)。最終戦で80,000点オーバー。161.4P。
2位は渋川難波(協会)+142.6P。一発裏ドラなしのへの順応性の高さを示します。
初戦ラススタートだったものの4連勝は4位通過・吉田幸雄(連盟)
仲田 加南 |
渋川 難波 |
吉田 幸雄 |
ベストアマは、穴沢義則さん(一般)+72.0Pで14位通過。旅行券を獲得しました。
4回戦大きなマイナスから10万点近く叩いた、猿川真寿(連盟)小川拓麻(連盟)は通過。
穴沢 義則さん |
猿川 真寿 |
小川 拓麻 |
小川は今年九段戦まで進んだ好調をキープしている模様。
インターネット日本選手権優勝者の伊藤泰宏さん(一般)も堂々の通過。
トップは一度だけでも安定の通過は村上淳(最高位戦)
プロクイーン決勝を控える二階堂瑠美(連盟)手塚紗掬(連盟)
伊藤 泰宏さん |
村上 淳 |
二階堂 瑠美 |
手塚 紗掬 |
今期からAリーグに昇級した佐々木寿人(連盟)オールプラスで余裕の6位通過。
58位通過は金太賢(協会)288の25.8P
例年に比べボーダーが3ポイント程下がるという珍しい現象が起きました。
佐々木 寿人 |
金 太賢 |
連盟 140名中39名 通過確率は約28%
最高位 19名中5名 通過確率は約26%
協会 15名中7名 通過確率は約46%
一般 42名中7名 通過確率は約16%
明日シード選手14名を加えた72名によるA級決勝が行われます。
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