桜蕾戦 レポート

第6期桜蕾戦ベスト8A卓レポート

【第6期桜蕾戦ベスト8A卓勝ち上がりは清末・加賀谷】

 

 

清末紫咲
加賀谷春歌
杉浦まゆ
木下遥

解説:白銀紗希
実況:大和

◆日本プロ麻雀連盟公式ルール4回戦
◆上位2名が勝ち上がり

自身でも入りは良かったと、対局後にその思いを語った木下。

 

 

1回戦開局、加賀谷の親リーチに対してドラの一万を間髪入れる事なく勝負してアガリ切る。

9月に地元の北海道から東京本部へ移籍した彼女は、一段と勝ち上がりへの強い姿勢を見せると

 

 

東4局2本場には、牌もその気持ちに応えるかのようにタンヤオ・ドラ3テンパイ。

しかし、勝ちたいのは4者とも同じ。この局を制したのは加賀谷であった。

 

 

女流桜花プレーオフでの悔しい敗戦を冷静に払拭するかのように、木下からツモ切られた六索をヤミテンで捉える。この3,900が効果的なアガリとなり、この半荘のトップを決めた。

2回戦に入ると、今度は杉浦の良さ光る。
積極的な仕掛け等も交えながらテンパイ料で3者を引き離すと

 

 

東1局1本場、ダブ東・ドラ1の2,000オールで一歩抜け出した。

その後は強めに前に出るシーンもあったが、放銃牌はしっかりと止めるなどメリハリのある押し引きを披露。1人浮きのトップを獲得し、トータルトップで後半戦へ。

3回戦に入ると、ここまで大人しかった清末に大きなアガリが生まれる。

 

 

南3局に中・ホンイツ・ドラ3の跳満ツモ。一気にポイントリーダーへ躍り出た。

九州本部からやって来たという彼女はまだデビュー1年目。麻雀の為に仕事も辞めた経緯もあり、推薦枠という見えないプレッシャーも感じさせない程の落ち着いた印象である。

 

 

4回戦では、追いかける木下・杉浦のチャンス手を摘む東バックの仕掛けが決まると

 

 

南2局2本場では、トーナメントらしく加賀谷からのアシストを想定とした鳴き仕掛けが成就し、勝ち上がりを決めた。

◆最終成績

 

 

■勝ち上がり
・清末紫咲 (1位通過)
・加賀谷春歌(2位通過)

(文:小林正和)