第16期プロクイーンベスト16A卓レポート
2018年09月21日
1回戦起家から(日向、魚谷、天音、崎見)
起家の日向の12,000で第16期プロクイーンベスト16の幕が開いた。
第14期プロクイーンベスト8で破れた日向藍子(最高位戦日本プロ麻雀協会)
放銃は昨年の準優勝、ベスト16シードの魚谷侑未。
東4局、前局1,300・2,600をアガった崎見の親リーチ。
リーチ ロン ドラ 裏
放銃はドラ暗刻でリーチを打っていた魚谷。
魚谷の持ち点は10,000点を割ってしまう。
トップ目に立ったのは崎見百合(日本プロ麻雀協会)
南1局親の日向、メンゼンでチンイツテンパイが入るも魚谷の当たり牌を止める。
魚谷にとって厳しい展開が続くと思われたが、自力で日向の親を落として迎えた親番、4巡目リーチで4,000オール。
続く1本場で2,600オールとあっという間に原点に戻してしまった。
そしてあっという間に3本場。
3者のトップ争いを制したのは日向藍子。
自らの手で魚谷の親番を落とし初戦をものにした。
日向+24.4P 崎見+9.6P 魚谷▲5.0P 天音▲29.0P
2回戦起家から(魚谷、崎見、天音、日向)
1回戦緊張からか戦いから出遅れてしまったように見えた天音が決める。
リーチ後にを暗カンして嶺上開花ツモアガリ。
大きな3,000・6,000。
このアガリを皮切りに、2回戦目は高い手が続いていく。
日向の12,000。飛び込んだのは崎見。
リーチツモタンヤオ三暗刻の4,000オールで5万点を超え連勝かと思われたところで、天音のこの2回戦2度目の跳満で見事トップを取った。
2回戦成績
天音+38.0P 日向+21.7P 魚谷▲17.0P 崎見▲42.7P
2回戦終了時
日向+46.1P 天音+9.0P 魚谷▲22.0P 崎見▲33.1P
3回戦起家から(魚谷、日向、崎見、天音)
後のない魚谷と崎見。
その崎見、東1局に日向に8,000の放銃。
半荘4回戦で上位2人抜けを考えれば、日向はこれで、かなり抜け出した格好。
3者の戦いに絞られた様に見えた。
南1局崎見に勝負手が入る。
ドラを暗刻でリーチをすると、もう1枚ドラを引いて暗槓。しかし、これが空振り。
それでも諦めずに少しづつではあるがテンパイ料などで加点をしていき、南4局を迎えた得点状況は、
魚谷はこのまま逃げ切りたく、崎見はトップは無理でも日向を逆転して2着になり魚谷に離されたくないところだが、、、。
一気にトップ目になってしまう。
3回戦成績
天音+13.1P 魚谷+13.1P 日向▲5.9P 崎見▲20.3P
3回戦終了時
日向+40.2P 天音+22.1P 魚谷▲8.9P 崎見▲53.4P
最終戦起家から(魚谷、天音、日向、崎見)
日向はほぼ当確、魚谷と天音の差が31.0ポイント。
プロクイーンのルールはWRCルールで順位点は1着順1万点。
魚谷はトップが最低条件であとは並びが大事になってくる。
点数状況が大きく動いたのは東4局。
魚谷がこのリーチ
そのわずか数秒後
2,000・4,000の大きなツモアガリ。
南1局の魚谷の親番が落ちたとき、魚谷ファンや魚谷自身も少し厳しさを感じたはず。
南2局1,300・2,600を魚谷がアガリ、残すところは日向の親と崎見の親。
崎見はトータル4着目なので何局かはあるかもしれないが依然として厳しいまま。
オーラスを迎えた点数状況。天音と日向がアガリに来ることを考えれば、このままワンツーでフィニッシュしそうである。
しかし、魚谷、崎見の2人テンパイで日向が4着に落ちたため劇的に点数状況が変わる。
このときの魚谷の条件は跳満ツモ、2,600直撃条件。
2本場事件が起きてしまう。魚谷と崎見の仕掛けに窮した日向の選んだ牌が崎見の11,600に直撃。
3本場魚谷の条件は500・1,000まで緩和された。
しかし、魚谷にアガリきる力は残ってなく、日向が自力で勝ち上がりを決めた。
最終戦成績
崎見+23.6P 天音+8.4P 魚谷▲8.3P 日向▲23.7P
最終戦終了時
天音+30.5P 日向+16.5P 魚谷▲17.2P 崎見▲29.8P
勝ち上がり 1位通過 天音まこと 2位通過 日向藍子
カテゴリ:プロクイーン決定戦 レポート