プロクイーン決定戦 レポート

第17期プロクイーンベスト16B卓レポート 

1回戦(起家から、草場、日髙、童瞳、崎見)

草場とも子の力強い4,000オールから第17期プロクイーンベスト16B卓の幕が開いた。

草場とも子(麻将連合)

 

100

 

東1局1本場
草場が先制リーチ

五万六万七万八万八万九索九索九索二筒三筒四筒四筒四筒  ツモ一筒  ドラ五索  裏四筒

一筒を一発でツモ、さらに裏ドラを3枚のせて6,000オール。
満貫、跳満とアガった草場の勢いがまだまだ止まらない。

次局、1,500で親番をキープし迎えた3本場。

四万四万七万八万九万五索五索五索七索八索九索五筒五筒  ツモ五筒  ドラ五索

ホウテイ間際に当たり牌を引き当て4,000オール。
東1局にして76,300持ちとなり大きなアドバンテージを得た。

次局、童瞳がタンヤオピンフドラ3の勝負手をテンパイする。

第13期プロクイーン 童瞳

 

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しかし、同巡にリーチをしていた日髙が童瞳の勝負手をかわしアガリをものにした。

第34期新人王 日髙志穂

 

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ここまでアガリがなく苦しい展開が続く崎見の親番。
果敢に日髙が仕掛けをいれるなか童瞳から先制のリーチ。
崎見もここは引けないと愚形ながらも追っかけの親リーチ。しかし日髙が童瞳のアタり牌を掴み満貫の放銃。

五万六万六万七万七万三索四索五索一筒二筒三筒八筒八筒  ロン五万  ドラ四万  裏五索

第4期プロクイーン 崎見百合

 

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南2局、日髙の親番。童瞳が熾烈な2着争いを制するテンパイを入れる。

 

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ダブ南を暗刻にしてのリーチ。

 

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四万をツモアガリ裏ドラを2枚乗せて跳満。
3者の2着争いを制したのは童瞳。このまま1回戦が終了。

1回戦成績
草場+41.3P 童瞳+11.5P 崎見▲14.0P 日髙▲38.8P

 

 

2回戦(起家から、崎見、草場、童瞳、日髙)

東1局から1回戦ラススタートの日髙が意地を見せる。

 

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高めドラ1のリーチであったが

 

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高めの六索をツモ。さらに嬉しい裏ドラが3枚乗って跳満。
2回戦は日髙がロケットスタートを決めた。

東2局3本場、好調な草場がここでも他者を圧倒する4,000オールのツモ。

 

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南2局から高い手が続いていく。
日髙が童瞳から満貫の直撃。現状、ターゲットからの大きなアガリであった。
童瞳もこのまま引き下がるわけにはいかない。
主導権を渡すまいとタンヤオドラ3での4,000オール。

 

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南4局、迎えたオーラスまたしても日髙、童瞳、両者の戦いとなる。

 

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童瞳がツモリ三暗刻の形で先制リーチもすぐに日髙も追いつき親リーチ。

 

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両者のシャンポンリーチは童瞳に軍配があがる。

 

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このアガリで2回戦が終了。

2回戦成績
草場+30.0P 日髙+9.5P 童瞳▲5.9P 崎見▲33.6P

2回戦終了時
草場+71.3P 童瞳+5.6P 日髙▲29.3P 崎見▲47.6P

 

 

3回戦(起家から、日髙、童瞳、草場、崎見)

2回戦まで終えて早くも草津はほぼ勝ち決まり、残り1つのイスを日髙、崎見が追う展開となった。

東1局、なんとしてもトップが欲しい崎見が4巡目リーチ。

四万五万三索四索五索六索七索八索六筒七筒八筒南南  ツモ三万  ドラ五万  裏五索

まずは満貫のツモアガリを決めるが...

 

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痛恨の9,600を放銃。このアガリを皮切りに童瞳の独壇場となってしまう。
南1、2,3局と3,900を連続のアガリ。
そして迎えたオーラス、点棒状況はこのようになっていた。

 

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崎見はとにかく連荘、日髙はなんとか草場だけでもまくっておかないと最終戦での条件が厳しくなってしまう。
まずは崎見が先制のリーチ。

 

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しかし後ろには引けない日髙も同巡に追っかけリーチ。

 

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流局だと思われたハイテイ間際、崎見がアタり牌を掴み日髙への満貫放銃。
日髙がなんとか最終戦に望みを残す形で3回戦終了。

3回戦成績
童瞳+34.6P 日髙+8.6P 草場▲6.7 崎見▲36.5P

3回戦終了時
草場+64.6P 童瞳+40.2P 日髙▲20.7P 崎見▲84.1P

 

 

最終戦(起家から、童瞳、草場、崎見、日髙)

ベスト8をかけたベスト16B卓は、草場がほぼ当確、童瞳と日髙の差が約60ポイント。
日髙はトップが最低条件であるとともに童瞳を3着なら4万点差、4着なら3万点差をつけなければならない。

大きく点棒が動いたのは東2局。
日髙が崎見から満貫のアガリ。
そして迎えた東4局、日髙の親番。
日髙が気持ちのこもった6巡目リーチを放つ。

 

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そのわずか数秒後

 

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三筒を一発ツモ。
童瞳との差を15,000点差まで詰め寄る。

崎見もまだまだ諦めないと細かいアガリで童瞳との差を詰めていくがその背中はまだまだ遠い。
崎見が連荘して南3局4本場。
日髙が3フーロ。

 

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オリるわけにはいかない崎見が八万を放銃。

 

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このアガリで最終戦オーラスの条件がこのようになった。

 

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日髙が12,000をアガってしまえば童瞳を捉える点差まで詰め寄る。
しかし日髙に最後の試練。
8巡目に1シャンテンになるも最後までテンパイ牌を引くことができなかった。
全員ノーテンでベスト16B卓が終了。

最終戦成績
日髙+36.7P 崎見+1.1P 童瞳▲12.8P 草場▲25.0P

最終戦終了時
草場+39.6P 童瞳+27.4P 日髙+16.0P 崎見▲83.0P

勝ち上がり
1位通過 草場とも子 2位通過 童瞳