プロクイーン決定戦 レポート

第17期プロクイーンベスト16C卓レポート 

1回戦(起家から、天音、瑠美、魚谷、りんの)

ベスト16C卓は瑠美の1,000点で静かに幕が開いた。

第11期プロクイーン 二階堂瑠美

 

100

 

東4局りんのにドラ暗刻の勝負手が入る。

第7回フェニックスオープン優勝 りんのなお

 

100

 

しかしダブルティアラを目指す魚谷が、鋭い仕掛けで2,000点のアガリ。
りんのの勝負手を封殺し試合はまだ大きく動かない。

第44期王位 魚谷侑未

 

100

 

大きく試合が動いたのは南2局1本場、瑠美の親番。
7巡目、瑠美が得意の高め3色同順のテンパイを入れ即リーチ。

一万一万六万七万六索七索八索三筒四筒五筒六筒七筒八筒  リーチ  ツモ八万  ドラ白  裏五万

均衡を破る三色ツモアガリとなる。
2本場が流局し迎えた3本場、親番の瑠美がドラ2の好配牌をすぐさま1フーロでテンパイをいれる。
これに飛び込んだのはホンイツに向かっていた魚谷。痛恨の5,800放銃となる。
続く南2局5本場、魚谷が四暗刻のテンパイを入れるが、山にアガリ牌が2枚残ったまま流局。

 

100

 

瑠美はこの親番で6万点まで素点を伸ばすことに成功した。

南4局、熾烈な2着争いは終盤、4人テンパイという熱い展開となる。
そのなかでも勝負手は魚谷。ドラ暗刻でのテンパイを入れている。一方の親番りんのは、ドラ単騎で現状アガリのない形。
しかしアガリをものにしたのは、ここまでアガリのない天音だった。うまく放銃を回避する形でアガリをものにした。

第20期新人王 天音まこと

 

100

 

1回戦成績
瑠美+45.7P りんの▲1.8P 天音▲11.9P 魚谷▲32.0P

 

 

2回戦(起家から、魚谷、瑠美、りんの、天音)

2回戦は、1回戦でラススタートとなった魚谷に注目。東1局に3,900をアガるとエンジン全開で攻めてゆく。
東3局、親番りんの。天音が積極的に仕掛けるなか魚谷が7巡目リーチ。

三索三索一筒二筒三筒三筒四筒七筒八筒九筒中中中  ドラ一筒

りんのも鳴きをいれてテンパイするも、魚谷が五筒をツモアガリ2,000・4,000。

南1局魚谷の親番。ここでも魚谷が魅せる。

二索三索四索四索六索二筒二筒七筒八筒九筒発発発

この形で強気にリーチを打つ。他家も押し返しを図るが、最速マーメイドには追いつけずラス牌の五索をツモ、裏ドラも1枚のせて4,000オール。
このアガリで魚谷は2回戦のトップを決定づけた。
その後は、天音が懸命に2着の瑠美を目指し細かいアガリをものにしていくが、もう一歩届かず2回戦が終了。

2回戦成績
魚谷+40.4P 瑠美+1.0P 天音▲10.9P りんの▲30.5P

2回戦終了時
瑠美+46.7P 魚谷+8.4P 天音▲22.8P りんの▲32.3P

 

 

3回戦(起家から、天音、瑠美、魚谷、りんの)

天音、りんのはここで連帯を外すと勝ち上がりが厳しくなる3回戦。
りんのが開局から3局連続のアガリをみせる。
東1局リーチのみの手を一発ツモ、さらに裏ドラをのせて2,000・4,000

 

100

 

次局を300・500でさらっとアガると、、、

 

100

 

この好配牌を5巡目に仕上げてリーチ。

 

100

 

この半荘2度目の満貫ツモアガリでこの半荘トップになる決まり手となった。

3回戦成績
りんの+20.5P 魚谷+8.7P 瑠美▲4.9P 天音▲24.3P

3回戦終了時
瑠美+41.8P 魚谷+17.1P りんの▲11.8P 天音▲47.1P

 

 

最終戦(起家から、りんの、瑠美、天音、魚谷)

最終戦は瑠美がほぼ勝ち決まり、天音は魚谷とトップラスで大トップが最低条件。
りんのは魚谷に1着順差つければかわせるといったところだ。

東場は魚谷、りんのの意地のぶつかり合いとなる。
東1局、親のりんのが先制リーチ。ラス牌の辺七万をツモアガリ2,000オール。

 

100

 

このアガリで魚谷に火がついた。りんのから2局連続での3,900直撃に成功する。

 

100

 

100

 

東3局またしても魚谷、りんのの戦いとなる。
魚谷が捌きの2フーロをいれるとすかさずりんのがリーチをかける。
魚谷はノベタンの六索九索。一方のりんのは

七万八万二索三索四索五索五索六索七索八索五筒六筒七筒  ドラ六筒

魚谷が危険牌を持ってきて小考をいれるが勝負を選択。
しかし軍配はりんのに上がる。高めの六万をツモアガリ2,000・4,000。

 

100

 

未だ魚谷優勢だが、ここから魚谷の勝利の方程式が崩れてゆく。
南1局、瑠美に3,200を放銃すると、次局またしても瑠美に7,700の放銃。
この2連続の放銃によって、りんのが魚谷をかわす形となった。
この後、魚谷にりんのをまくり返す力は残ってなく、ベスト16で敗退となった。

最終戦成績
りんの+27.4P 天音+6.6P 瑠美▲5.7P 魚谷▲28.3P

最終戦終了時
瑠美+36.1P りんの+15.6P 魚谷▲11.2P 天音▲40.5P

勝ち上がり
1位通過 二階堂瑠美 2位通過 りんのなお