プロクイーン決定戦 レポート

第14期プロクイーンベスト16C卓 猿川 真寿

100

 

出場選手は、足木優(最高位戦)片倉まち(連盟)大里奈美(連盟)安田麻里菜(連盟)。
B卓まで終わって、最高位戦は日向藍子、茅森早香の2人がベスト8を決めている。同じ団体である足木も勝ち上がることができるのか?

 

1回戦(片倉、足木、大里、安田)

東1局、親の片倉が七対子ドラドラのリーチを打つが流局。

1本場、大里が一発ツモの2,000・4,000をアガリ好スタート。

三万四万五万七万八万八万八万八万七索七索五筒五筒五筒  リーチ  ツモ六万  ドラ北  裏七万

南1局に700・1,300をアガった足木が、次局、決め打ちで見事6,000オールを引きアガる。

一万二万三万一索二索三索七索八索九索一筒二筒白白  リーチ  ツモ三筒  ドラ五筒  裏一筒

1本場は、片倉から12,000のアガリでトップを決めたかと思ったが、
南3局、大里が足木から12,000。

五万六万九万九万二索三索四索六索七索八索七筒八筒九筒  リーチ  ロン四万  ドラ三筒  裏九万

足木もこの牌姿だったので後悔はないだろう。

二筒三筒四筒五筒五筒五筒六筒六筒発発発中中

さらに大里は、次局に6,000オールをアガリトップを捲った。

1回戦成績
大里+40.4P 足木+13.1P 安田▲8.9P 片倉▲44.6P

 

2回戦(足木、片倉、大里、安田)

東1局、足木2,600オール。

五万五万四索五索二筒三筒三筒四筒四筒五筒七筒八筒九筒  リーチ  ツモ三索  ドラ九索  裏九筒

1本場、4着スタートだった片倉が3,000・6,000。待ちが苦しかっただけに嬉しいアガリとなった。

四万五万六万四索六索七索七索四筒五筒五筒六筒六筒七筒  リーチ  ツモ五索  ドラ五万  裏白

南2局4本場、大里が足木から8,000のアガリで4着目から2着目に。

六万七万八万六索八索三筒四筒五筒東東南南南  リーチ一発  ロン七索  ドラ一万  裏二筒

南4局、安田が親で細かくアガリ2着になる。

2回戦成績
片倉+37.1P 安田+4.0P 大里▲12.4P 足木▲28.7P

2回戦終了時
大里+28.0P 安田▲4.9P 片倉▲7.5P 足木▲15.6P

 

3回戦(片倉、足木、大里、安田)
東1局、ここまで苦しいながらも凌いでいた安田が、一通で先行リーチを打つが、親の片倉に追いかけられ12,000の放銃。

二万三万四万二索二索四索五索六索七索七索七索三筒四筒  リーチ  ロン五筒  ドラ三万  裏四万

この日の安田は日の目を見ることはなかった。

片倉は1本場、今度は大里から12,000。

二万三万四万四索五索五索六索七索二筒三筒四筒八筒八筒  リーチ  ロン三索  ドラ北  裏五索

さらに東3局、2,000・4,000をつもりダントツになる。
南2局2本場に三色のテンパイをしていた片倉から足木がメンホンの12,000をアガリ2着目になる。

一筒二筒三筒四筒四筒四筒五筒七筒発発中中中  ロン六筒

3回戦成績
片倉+42.5P 足木+14.6P 大里▲18.7P 安田▲38.4P

3回戦終了時
片倉+35.0P 大里+9.3P 足木▲1.0P 安田▲43.3P

 

4回戦(足木、安田、大里、片倉)

残すところあと2半荘。安田以外の3人のうち2者が勝ち上がりになりそうだ。
3回戦大トップをとった片倉が一歩リード。大里と足木も絶妙のバランスで凌いでいる。
この回、片倉は連対できれば勝ち上がりになりそうだ。

東1局、片倉以外の3者がテンパイの状況でアガッたのは親の足木。

二索二索三索四索五索五索六索七索八索八索  ポン一索 上向き一索 上向き一索 上向き  ロン二索  ドラ発

12,000の大きなアガリとなった。

そのあとも足木は順調に点棒を増やしていく。
そして、南1局では4,000オールのアガリで65,000点オーバーに。他者を大きく突き放す。
2着争いを制したのは片倉。南4局に2,600オールが決め手となった。

二万三万四万一索一索二索三索四索六索七索四筒五筒六筒  リーチ  ツモ八索  ドラ南  裏七索

4回戦成績
足木+45.7P 片倉+12.2P 大里▲14.4P 安田▲43.5P

4回戦終了時
片倉+47.2P 足木+44.7P 大里▲5.1P 安田▲86.8P

 

5回戦(大里、足木、安田、片倉)

二転三転したC卓もいよいよ最終半荘となった。
大里は上位2人とは50Pぐらいの差だが、12,000を直撃できれば順位点も含め難しい点差ではない。
しかしそこは相手2人も重々承知のため、現実はかなり難しいのではないだろうか。

2人も場を流しにくるので、私の予想では75%くらい片倉、足木の勝ち上がりだと思っていた。
しかし東1局、足木、片倉のテンパイをかわして、大里が4,000オール。

一万二万三万七万八万九万二筒二筒三筒四筒六筒七筒八筒  リーチ  一発ツモ五筒  ドラ西  裏九万

一気に差を詰めると、2巡目にドラ単騎待ちリーチ。ラス牌をつもり、裏も乗って8,000オールに。

二万二万五万五万一索一索二索二索五筒五筒六筒白白  リーチ  ツモ六筒  ドラ六筒  裏二万

2局で大里が当確に。足木と片倉の着順勝負となった、

南1局、片倉が1,300・2,600をアガリ足木に迫るが。
南2局1本場、足木が好判断のリーチで2,600オールをツモリ突き放す。

一万一万一万七万八万九万一索二索三索四索四索九筒九筒  リーチ  一発ツモ四索  ドラ三万  裏五万

1本場、片倉が国士をテンパイするが、足木と2人テンパイで流局。
南3局、片倉が2,000・4,000をツモリ5,500点差に。南4局は足木がアガリ勝ち上がりを決めた。

 

勝ち上がり  大里奈美  足木優