プロクイーン決定戦 レポート

第19期プロクイーンベスト16B卓レポート

【第19期プロクイーン~ベスト16B卓~ 勝ち上がりは水瀬、和久津】

B卓の対局者はこの4名。
藤井すみれ(前年度決勝シード)、水瀬千尋(協会)、橘あづさ(協会)、和久津晶

 

 

開局から3者の手がぶつかった。
まずは親の和久津が先制リーチ。

 

 

同巡の藤井。

 

 

藤井はこの5月に長男を出産。
ロン2上のインターネット麻雀選手権での対局はあったが、それを除くと、1月のリーグ戦以来の対局、8ヶ月ぶりとなる。
2人勝ち上がりであること、親和久津のリーチであること、そして久しぶりの実戦、オリる理由には事欠かないのだが、ドラの一万切りのヤミテン!
この対局に向けて十分に準備してきたことが伺える。

 

 

リャンメンに手替わりしてリーチ。

 

 

 

 

ドラが暗刻の水瀬も追っかけるが、藤井のツモアガリ。
裏が1枚のって跳満、まるでおかえりなさいと歓迎しているかのようだ。
1回戦はこのリードを守った藤井がトップ。

2回戦、水瀬の逆襲。

 

 

 

 

 

 

東2局1本場に橘、和久津、水瀬と3件リーチとなるも、橘から打ち取り。

同2本場もカンチャン、ドラ待ちを積極的にリーチ、4,000オールのツモアガリ。

 

 

解説の佐々木が絶賛した和久津らしいアガリがあったのも、この2回戦。
橘の先制リーチ、親の藤井もピンズ模様で仕掛けているところ、三筒四筒、そしてドラまたぎの一万と押してリーチ。

 

 

全員に囲まれて手詰まりした水瀬から一発で満貫の出アガリ。
放銃した水瀬も、和久津がここまで押すならば良い待ちと読み筋にはあったものの、他の牌を選べず、悔しい放銃だった様子。

 

 

 

 

橘は、先制でのリーチは多く打てたものの、なかなかアガリに結びつかない1日だった。
実り出したのは3回戦から。
和久津からリーチ、白、ドラ、裏3の12,000!

 

 

最終戦、南場最後の親番、南1局2本場、リーチ、一発、發の7,700を水瀬から。
あとひとアガリで逆転するところまで追い詰める。

 

 

 

 

しかし、南1局3本場、ここは協会の先輩が立ちはだかった。

 

 

 

 

どちらのカンチャンも2枚残りだったが、水瀬のアガリ。
ホンイツ、ドラ2の満貫。この放銃で橘は終戦。

追いかける藤井の南3局

 

 

オーラス

 

 

どちらも山に残っていたが、藤井の手元には訪れず。
和久津はヒヤヒヤの逃げ切り、藤井は惜しくも敗退となった。

 

 

ベスト16のC卓、D卓は8/13(金)、8/20(金)の16時から。
誰が勝ち上がるのでしょうか?お楽しみに。

(文:福光聖雄)