プロクイーン決定戦 レポート

第19期プロクイーン決定戦最終日レポート

【第19期プロクイーン決定戦 二階堂瑠美が2度目の優勝】

 

 

 

【9回戦】
東城、岡田、山脇、瑠美 (抜け番 りんの)

9回戦東3局3本場。山脇が七対子六筒単騎リーチ。一発ツモ裏ドラが三万で6,000オールのアガリ。

 

 

続く4本場は瑠美の反撃、高め三色の六筒ツモの裏ドラ1枚で3,400・6,400。

 

 

山脇が再度跳満ツモを決めて9回戦のトップを取るが、それでも素点が足りず▲114.1Pで途中敗退となってしまった。
一方、瑠美は浮き2着で岡田と東城は沈み、理想的な並びを作った。

 

【10回戦】
岡田、東城、りんの、瑠美 (抜け番 山脇)

東2局に親番の東城がリーチ。ドラの五筒ツモで裏ドラが乗り、6,000オールのアガリを決める。

 

 

オーラス1本場では岡田がツモリ四暗刻テンパイ。出来ればツモりたかったが、瑠美とは600点差、瞬間3着落ちのリーチ棒を出すのを躊躇った。直後好形1シャンテンのりんのから二索が打たれて8,300(+1,000)のアガリ、岡田が2着キープ。東城トップで10回戦が終了。

 

 

【11回戦】
10回戦に大きなラスを引いてしまったりんのはトップ必須、まずは満貫ツモ。
そして南2局には純チャンのカン二索リーチ。
3,000・6,000ツモアガリを決めて11回戦トップ。

 

 

【12回戦 最終戦】

 

東城 31.1P
りんの 58.3P
岡田 117.1P

瑠美との点差は上記参照。プロクイーンの順位点は5,000点-15,000点。トップラスで30P縮まる。

瑠美の目標は自分が沈まない事と東城にトップを取らせない事。もし両方を東城に達成されても点差が1万点ほどの3着ならOK。
無論りんのや岡田に迫られるパターンもあるが、基本は東城をケアする。

東城はトップラスならほぼ優勝。瑠美が3着ならさらに1万点強、2着なら2万点強の点差をつける必要がある。

りんのは瑠美とトップラスで3万点弱の点差。
岡田はさらに条件が厳しいが、優勝するためには狙うしかあるまい。

東4局。追う立場の3者の手がぶつかる。
まずは岡田がドラ五索暗刻のツモリ三暗刻リーチ、一万四万待ち。

 

 

りんのが七万六筒待ちで追っかけリーチ。

 

 

東城が五索八索で3軒リーチ。

 

 

東城がリーチツモ表裏2,000・4,000(+2,000)のアガリ。

南1局にはりんのが発白ホンイツトイトイ、3,000・6,000のツモアガリ。この瞬間瑠美が4着目となり、東城がトータル首位に立つ。

 

 

しかし、次局のアガリは瑠美。岡田のリーチに押し返して3,900(+1,000)のアガリで再び首位に返り咲く。

 

 

南3局1本場。瑠美はカン三万のテンパイ外し。
五索八索待ちで再びテンパイするとリーチに出る。

 

 

リーチピンフドラ裏2枚で8,300のアガリを決めて、対局者に以下の条件を押し付けた。

東城
2,000・4,000ツモ
瑠美から6,400
りんのから跳満
岡田から三倍満

りんの
三倍満ツモで同点は優勝
瑠美から三倍満
脇からダブル役満

岡田
ダブル役満ツモ
東城から四倍役満
他からは三倍役満

オーラス。東城が5巡目にテンパイ。一万四万リーチは高めツモか直撃の限定条件だが、結局四万は必要になる。東城はリーチに踏み切った。

 

 

りんのから出た四万は裏ドラ2枚条件なので見逃し。ツモアガリに賭けたが四万はもう山には無く、東城の1人テンパイで流局。

 

 

第19期プロクイーンは二階堂瑠美。
第11期以来2度目の頂点に輝いた。

 

 

 

(文:編集部)