中部プロリーグ レポート/第25期中部プロリーグ 第1節レポート
2015年03月02日
Aリーグレポート:牛尾信之
Aリーグのレポートを書くことになりました、27期生の牛尾です。
これから半年間のお付き合いを、よろしくお願いします。
さて、私は前期Bリーグを2位で通過し、今期から初めてAリーグで戦えることとなりました。
嬉しさ半分、不安半分の面持ちで対局に挑んだ訳でありますが、せっかくAリーグに来られたのだからまずは決勝戦に残ろうという気持ちで対局に入りました。
私の卓は、三戸・日下・櫛田・私の組み合わせ。
三戸と日下は、過去に何度も中部プロAリーグ優勝をされていて、更に日下は前期優勝者でもあります。
櫛田は私と同期なのですが、既にAリーグを何度も経験しており、以前Bリーグで戦った時はかなり手ひどい目に会わされた強敵です。
いきなり大変な組み合わせになったものだと思いながらも、しかしここで大負けするようでは所詮決勝戦に行くことなんて無理なのだから、むしろこれが決勝戦だという気持ちで挑みました。
1、2半荘目は、日下と櫛田が1回ずつトップを取ったものの、トップを取れなかった半荘でそれぞれマイナスをしており、双方浮きの2着だった私がなんとこの時点で卓内トップ。
このまま行ければ最良のスタートが切れるのではないかと思ったのだが、3半荘目でマイナスの3着を取ってしまい失速。
櫛田が2勝目をあげて卓内トップに躍り出ます。
この日の櫛田は早い手が次々と決まり、また無駄な放銃も無く終始安定していました。
逆に三戸は、勝負手が決まらずテンパイ打牌がよく掴まる展開で、最後まで苦しそうにしていました。
そして最終戦、またもや櫛田の4,000オールから始まり苦しい展開だと思っていた矢先、迎えた私の親でなんとか流局テンパイを入れた1本場、日下が中張牌のバラ切りで何やら不穏な捨て牌。
そこに櫛田が本日何度目かの早いリーチ。そしてリーチ後の櫛田がツモ切ったドラのを三戸がポンをして参戦!と思ったら、ドラをポンして打ち出したに対して日下からロンの声。
なんと一1枚もヤオチュウ牌が余らずの国士無双でした。
この国士無双で日下も大きくポイントを伸ばし、トータルでは日下と櫛田の一騎打ち。
私はなんとか浮きのままで終わろうとしましたが、上位陣の猛攻と三戸の粘りに、あっけなくマイナスに転落してしまいました。
特に後半は集中力が切れており、失敗した局面も多かったなと反省をしました。
ひどかったのが、南場で下家の親の三戸がソーズの一色模様の捨て牌をしていた時の事。
もう中盤に差し掛かっていたが、親にはまだ仕掛けも入っておらず今のうちにと思いソーズを切ってしまったのだが、これは完全に誤った打牌だと思います。
結果、親にペンチャンを鳴かれてしまい、数巡後に
チー ツモ
この形で4,000オールをアガられてしまいました。
その後、なんとか気持ちを立て直しましたがウマく事は運ばす、またもやマイナスの3着で4戦目を終えることとなってしまいました。
最終的に、トータルでは日下が+40.2P、櫛田が+38.7Pと両者共に大きくプラスし、三戸は▲72.9と国士無双の放銃も響き大きなマイナスとなってしまいました。
そして私は▲6.0Pと、可も無く不可は・・・まあ多少なりともあったにしてもなんとか大きく失点せずに済みました。
まだまだ1節目が終わったばかりであり立て直しは効くとは思いますので、次節以降は、まずは最後まで集中力を切らさないで戦って行きたいと思います。
Aリーグ
順位 | 名前 | 1節 | 2節 | 3節 | 4節 | 5節 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 日下 健司 | 40.2 | 40.2 | ||||
2 | 櫛田 利太 | 38.7 | 38.7 | ||||
3 | 伊藤 鉄也 | 22.3 | 22.3 | ||||
4 | 寺戸 孝志 | 20.2 | 20.2 | ||||
5 | 杉浦 貴紀 | 17.9 | 17.9 | ||||
6 | 杉村 泰治 | 15.1 | 15.1 | ||||
7 | 土岐 雄太 | 4.6 | 4.6 | ||||
8 | 佐藤 あいり | 1.4 | 1.4 | ||||
9 | 山神 達也 | ▲ 3.8 | ▲ 3.8 | ||||
10 | 太田 充 | ▲ 4.0 | ▲ 4.0 | ||||
11 | 牛尾 信之 | ▲ 6.0 | ▲ 6.0 | ||||
12 | 森下 剛任 | ▲ 7.6 | ▲ 7.6 | ||||
13 | 掛水 洋徳 | ▲ 11.7 | ▲ 11.7 | ||||
14 | 村瀬 寛光 | ▲ 21.0 | ▲ 21.0 | ||||
15 | 樋口 新 | ▲ 33.4 | ▲ 33.4 | ||||
16 | 三戸 亮祐 | ▲ 72.9 | ▲ 72.9 |
Bリーグ:小野雅峻
29期の小野雅峻です。今期、Bリーグのレポートを書かせて頂くことになりました。
拙い文章になることと思いますが、皆さんに楽しんでいただければ幸いです。
前期激しい昇級争いを勝ち抜き2位通過でBリーグに上がってきた私ですが、ここで少し最終節を振り返ってみたいと思う。
個人的にはかなり悔いの残る最終節となってしまった。
とても手ごたえのある納得のいく内容で4半荘のうち3半荘を消化しむかえた最終半荘、小場での始まりからの東3局での会心の3,000・6,000ツモ、「これは勝った。」確かにそう思ったのを今でも覚えている。
しかし、結果はオーラスで大町に粘られ逆転を許してしまった。
東3局以降もはっきりとした手順ミスがあったとは思っていない。
オーラスまで集中できていたはずなのだが、やはり自分でもわからないところで集中力が切れてしまっていたのだろう。
周りからは「あまり気にすることはないよ。」「昇級できたからよかったじゃないか。」と声をかけていただいたのだが、勝ち負けを争い、結果を残さなければいけない勝負の世界で闘っている以上、ここは勝たなければいけない、という局面で結果をだすことのできる勝負強さというのは持っていなければいけないと思う。そ
ういう意味では、前期最終半荘はまさに勝ちきらなければいけない局面であったはずである。
まだまだ実力不足だなと実感するとともに、いい勉強になった最終節であったためこれからさらなる精進をしていきたいと思う。
さて、Bリーグ第1節の結果だが、原田が+74.3Pと頭ひとつ抜け出しその後に+40P前後が5人並ぶというスタートとなった。
比較的上位組と下位組で差が開いてしまった印象となった。
もちろんまだ第1節が終わったばかりである。
これからどんな展開をむかえる事になるのか、最終節で是非昇級争いに絡めるよう1節1節集中して対局に臨みたいと思う。
これから半年間ではありますが、お付き合いよろしくお願いいたします。
Bリーグ
順位 | 名前 | 1節 | 2節 | 3節 | 4節 | 5節 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 原田 知彦 | 74.3 | 74.3 | ||||
2 | 大滝 聡 | 45.3 | 45.3 | ||||
3 | 安藤 大貴 | 42.8 | 42.8 | ||||
4 | 河合 慎悟 | 38.7 | 38.7 | ||||
5 | 菅野 直 | 38.6 | 38.6 | ||||
6 | 小野 雅峻 | 38.5 | 38.5 | ||||
7 | 越川 清一 | 23.2 | 23.2 | ||||
8 | 山本 拓哉 | 7.7 | 7.7 | ||||
9 | 朝岡 祐 | 5.6 | 5.6 | ||||
10 | 葛山 英樹 | 2.7 | 2.7 | ||||
11 | 大町 篤志 | ▲ 34.5 | ▲ 34.5 | ||||
12 | 長谷川 弘 | ▲ 42.6 | ▲ 42.6 | ||||
13 | 木村 東平 | ▲ 42.8 | ▲ 42.8 | ||||
14 | 中谷 彰吾 | ▲ 47.0 | ▲ 47.0 | ||||
15 | 古川 孝次 | ▲ 54.7 | ▲ 54.7 | ||||
16 | 中西 栄二 | ▲ 95.8 | ▲ 95.8 |
Cリーグ:浅野文雅
今期Cリーグのレポートを担当させて頂きます、浅野文雅と申します。
初めてのレポートで拙い文章ですが、半年間お付き合いいただければ幸いです。
今期Cリーグは復帰した金平・三谷、移籍した山本(美)、新人の堤・島崎の5名を加え、
計22名で行わることになった。
誰もが昇級を目指すリーグ戦において第1節は重要である。
結果から見ると太田(峻)が+92.5、山本(美)が;81.9と頭一つ抜け出すことになった。
私はその1人、太田(峻)と同卓であった。
私は最近の成績不信から守備型から攻撃型への転向を計り、放銃回避よりアガリ重視の気持ちで第1節を臨んだ。
そして1回戦目。
太田(峻)が本手を着実にアガりトップスタート。
逆に私は、攻めっ気が空回りしラススタートとなった。
2回戦目抜け番で、気持ちを落ち着かせ挑んだ3回戦目であったが、今節での敗着と思われる1局が生まれる。
3回戦オーラス親番35,500点持ち8巡目、初戦ラススタートの焦りからか十分伸ばせる形を愚形リーチ。
その後、太田(峻)に追いつかれリーチされる。
結果、アガリ逃しとなる牌で7,700の放銃となる。
これが致命傷となり5回戦目少し盛り返すも▲24.7Pのスタートとなった。
全体に目をやると1位から22位まで180P以上とはやくも縦長の展開。
だが、まだ第1節が終わったばかりで誰もが昇級・降級の可能性があり、第2節以降も目が離せない対局となるであろう。
来月の戦いも楽しみである。
Cリーグ
順位 | 名前 | 1節 | 2節 | 3節 | 4節 | 5節 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 太田 峻也 | 92.5 | 92.5 | ||||
2 | 山本 美文 | 81.9 | 81.9 | ||||
3 | 池沢 麻奈美 | 48.0 | 48.0 | ||||
4 | 斎藤 寛生 | 42.1 | 42.1 | ||||
5 | 加藤 泰史 | 37.0 | 37.0 | ||||
6 | 鈴木 淳 | 30.1 | 30.1 | ||||
7 | 三谷 卓也 | 28.8 | 28.8 | ||||
8 | 鈴木 雄介 | 28.2 | 28.2 | ||||
9 | 清水 哲也 | ▲ 1.0 | ▲ 1.0 | ||||
10 | 堤 文吾 | ▲ 3.9 | ▲ 3.9 | ||||
11 | 角谷 和幸 | ▲ 12.1 | ▲ 12.1 | ||||
12 | 金平 裕樹 | ▲ 14.7 | ▲ 14.7 | ||||
13 | 岡本 丈司 | ▲ 16.0 | ▲ 16.0 | ||||
14 | 若松 正和 | ▲ 24.0 | ▲ 24.0 | ||||
15 | 大高坂 松城 | ▲ 24.1 | ▲ 24.1 | ||||
16 | 浅野 文雅 | ▲ 24.7 | ▲ 24.7 | ||||
17 | 島崎 涼 | ▲ 29.0 | ▲ 29.0 | ||||
18 | 大西 義則 | ▲ 33.8 | ▲ 33.8 | ||||
19 | 鈴木 基芳 | ▲ 34.9 | ▲ 34.9 | ||||
20 | 上田 利華 | ▲ 34.9 | ▲ 34.9 | ||||
21 | 家田 みゆき | ▲ 45.3 | ▲ 45.3 | ||||
22 | 都築 友和 | ▲ 90.2 | ▲ 90.2 |
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