第16期北陸リーグ 第4節レポート
2017年08月23日
第4節対戦者(敬称略)
1卓=藤本プロ 光岡 宮内 窪田
2卓=木戸プロ 前田プロ 北川 吉田
3卓=新谷プロ 宮内 森田 山元
4卓=成田プロ 押川 上杉 平澤
5卓=志多木プロ 小泉 久保 尾間
6卓=浦田プロ 安城プロ 後藤プロ 表
第4節となり、残りの対局数は8半荘。今節ポイントを伸ばせば最終節には、ポイント次第では予選順位を狙おうと考える上位陣に対して、今節その上位陣を崩してボーダーを下げつつ、最終節に向けて、巻き返しを狙う方々との真っ向勝負になるだろう。
この日は、この4節目終了後に初開催となる、北陸プロリーグの第1節がある。今節戦った後にまた4半荘はハードではあるが、タイトル戦予選では珍しいことではない。今節の状態によって、今日のプロリーグをどう戦うかを思案するプロもいるだろう。
1卓
この卓では、宮内さんが初戦を+38.4Pという大トップを取ると、そのまま今日3トップで+67.0Pとし、ポイントを+80.1Pで最終節勝負となる順位まで上がってきた。最終節もプレッシャーを感じることなく、思い切りのいい麻雀を打つだろう。
3卓
山元さんがこの日全連帯をし、+52.8Pとする。トップは一度だけだが、残りの3回も、競技ならではの原点を意識した、安定した数字でポイントを重ねた。
4卓
今期、初出場にして安定した成績を残している、成田プロが卓内トップ。今節+26.2Pとして、トータル+156.5Pとして、最終節気持ちよく、予選順位を狙える位置につけた。
5卓
今節一番ポイントを叩いたのは久保さん。3トップで+89.5Pと爆発する中で、志多木プロ・小泉さんも少しながら、ポイントをプラスにまとめた。
6卓
この卓内トップは後藤プロで+59.9P。こちらも安定した成績を残している、浦田プロは+19.1Pでトータルポイントを+128.0Pとする。安城プロは良い位置にいただけに痛いマイナスとなった。
そして私の2卓。今節はなるべく普通に打つより、ポイントを伸ばすことより、減らさないことをテーマとした。
1回戦東1局南家
前田プロが開局から満貫のツモアガリを決める。
暗カン チー ツモ ドラ
カンの前にを切っており、は1枚切れ。2件から仕掛けを受けても、打点に重きをおいた。
この時私の手牌が
ポン
打点は2,600ながら1枚切れのカンに負けた事に不安を感じた。
東2局にその不安ははやくも当たる。
親で、くっつきのピンフの1シャンテンから、8巡目に吉田さんに高めのヤミテン7,700に放銃。は直前に他家に通された牌でもある。
1回戦はオーラスに1,000をアガリラスの▲19.5P。
2回戦東1局
ツモ ドラ
中盤、ここから打とすると単騎の一通ドラ2の満貫に放銃。
ここでさすがに焦りが出てくる。この放銃が響きラスで▲17.1P。
3回戦
ノーテン罰符をもらいながらも、3回戦終了時点でアガリが1,000と2,000のみ。▲5.3Pの3着となりここまでで▲41.9P。2回戦の仕掛けによって、本来は2,000・3,900のツモアガリが、親満ツモとされた時から守りに徹することにしたがキツイ。
4回戦東1局
メンタンピンツモの2,600オールをツモアガる。
そしてすぐに吉田さんのヤミテン8,000に放銃する。その時のテンパイ打牌が6巡目だったのだが、カンにされても、カンにされても、タンヤオのカンでテンパイしている私の放銃となっている。
そして、そのまま吉田さんが6,000オール・8,000と高打点を決め1人トップ。ここでも3着でトータル▲52.9Pと大敗した。
自分の中では、焦った放銃も無かったと思うのだが、アガリが遠く、自分の状態を考えたら、ドラので打った時は、一手かわり三色ではあるものの、雀頭落としでも良かったのかなとも思いました。
決勝進出は間違いないという周りの声から、無意識のうちに、前のめりになっていたのかもしれません。
4節終了時の順位
1位成田プロ+156.5P
2位木戸プロ+150.9P
3位浦田プロ+128.0P
4位志多木プロ+99.8P
5位表 +87.9P
6位宮内+80.1P
7位上杉+33.3P
8位平澤+22.2P
この上位8位の組み合わせで2卓組まれるので、現実的には、8位の平澤さんまでが決勝進出の可能性がある。だがボーダーである4位の志多木プロが+99.8P。6位の宮内さんでも+80.1Pと直接対決がある分、上下100ポイント位ならば逆転は可能である。
上位3人は、ポイントを加算するか、同卓する上位者よりも上に行くことで、決勝進出が濃厚となる。
4位の志多木プロからは、別卓のポイント次第もあるので、ポイントをある程度稼ぐか、上位3人より上にいくか、ということがテーマとなるだろう。
このレポートがアップされているころには、最終節が終了し決勝進出者が決定しているだろう。
もしも今節と合わせ2節連続沈んでしまい、このポイントから敗退してしまったら、プロとして情けないの一言である。いかに煽られようが、叱咤されようが、言い訳は出来ないだろう。
今節に沈んでしまった為に余裕がなくなったのだが、焦らず良い麻雀を打って、悔いのない最終節にしたい。
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