関西プロリーグ レポート

関西プロリーグ レポート/第14期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第1節レポート

Aリーグ第1節:仁科健一郎
第14期太閤位リーグ初節これから1年間の戦いが始まります
まずは1卓、こちらは今年からAリーグ初参戦の西原と、昨年度の決定戦進出者花岡に注目したい。
先制したのは西原、Aリーグ初参戦の気負いなどを感じさせない3連勝で絶好のスタートを切る。
4半荘目は西原の独走に待ったをかけるように、花岡、勝間、米川の3人のオーラス勝負となり、花岡が勝間より出アガリトップをもぎ取り、さらに西原に1人マイナスを被らせる結果となりました。
2卓は、こちらも昨年度の決定戦進出者藤川が、貫禄を見せ着けるように安定した成績で制し、全体の首位に立ちました。
3卓は、今年昇級した山本が卓内トップをとり、西原同様、昇級組の勢いを見せつける形となりました。
追われる立場になった西原、山本がこの先どのような麻雀を見せてくれるのか楽しみにして次節を迎えたいと思います。
Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 藤川 議次 50.4 50.4
2 西原 佳隆 46.8 46.8
3 山本 善嗣 28.7 28.7
4 辻本 翔哉 10.5 10.5
5 上村 宜久 9.1 9.1
6 花岡 章生 7.9 7.9
7 仁科健一郎 4.7 4.7
8 原田 保正 ▲ 9.6 ▲ 9.6
9 米川 基紀 ▲ 10.9 ▲ 10.9
10 貫上 洋志 ▲ 29.6 ▲ 29.6
11 勝間 伸生 ▲ 43.8 ▲ 43.8
12 佐々木 亮 ▲ 64.2 ▲ 64.2

 
Bリーグ第1節:森下恭好
はじめまして、Bリーグレポートを担当させていただきます森下と申します。
拙い文章ではありますが1年間のお付き合いをどうぞよろしくお願いします。
桜舞う4月初旬、第14期関西プロリーグ戦が始まりました。誰もがいいスタートを切りたいところです。
B3卓(玉木・宮田・上村・森下)
玉木は、元Aリーグの打ち手であり、宮田は私の同期(28期)でありその中でも最初にBリーグ入りを果たしたライバルとも言えるプレイヤー。
上村もまた同期で、攻守のバランスが良く手強い相手、と強豪揃いの卓から私の第1節幕開けとなりました。
東1局
一万二万三万六万七万一索二索四索六索八索八索一筒三筒  ツモ八万
四索四索六索外しているところに先制のリーチが入るも、123の三色をアガリきることができました。
このアガリで自身の好調を感じた私は、その後もアガリを重ね、6万点近く点棒を持った1人浮きの状態でオーラスを迎えました。
オーラス、親番の私は役無しテンパイのまま流局、手牌を開けなければ1人浮きのまま終わることができたのですが、伏せずに続行することを選びました。
しかし、結果はその後のオーラス1本場で満貫をツモられて、2人浮きのトップで終了となりました。
トップは取れたものの、自分の未熟さが出た半荘でした。
第1節は反省点も残りましたが、リーグ戦はまだ始まったばかりですので頑張っていこうと思います。
Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 森下 恭好 94.1 94.1
2 松永 侑己 60.8 60.8
3 中安 武尊 30.3 30.3
4 吉田 哲史 21.3 21.3
5 稲岡 ミカ 15.2 15.2
6 筒井 宏晶 10.1 10.1
7 坂本 誠裕 ▲ 1.4 ▲ 1.4
8 宮田 豊夢 ▲ 4.7 ▲ 4.7
9 掛樋 忠雄 ▲ 11.2 ▲ 11.2
10 延原 明美 ▲ 23.8 ▲ 23.8
11 堀  昭義 ▲ 26.3 ▲ 26.3
12 吉本 卓矢 ▲ 27.3 ▲ 27.3
13 山中  翼 ▲ 33.1 ▲ 33.1
14 上村 政雄 ▲ 34.7 ▲ 34.7
15 中川  保 ▲ 36.6 ▲ 36.6
16 玉木 章司 ▲ 54.7 ▲ 54.7

 
C1リーグ前期第1節:高谷圭一
これから半年間、C1対局のレポートを書かせて頂きます、高谷圭一です。
よろしくお願いします。
C1は半期での戦いで、昇級者が16人中2名である為に昇級を目指すには、C2と比べより高いポイントが必要とされてきます。
前期の降級枠が4人の為、一歩間違えると降級のピンチに陥りやすいのもこのリーグの怖さでもあります。
そういった意味でもこの第1節は非常に大切な一戦となります。
その第一戦の組み合わせは
1卓 中野、後藤、吉田(圭)、秋山
2卓 大橋、川上、赤木(由)、井原
3卓 山室、三好、富田、山神
4卓 田村、高谷、丸山、木下
となりました。
まずは私がいる4卓より1回戦、東1局流れにのっていきたい高谷は先制リーチを打つが、親の田村より追っかけリーチが入り、高谷の3,900点の放銃となる。
田村にとっては幸先のよいスタートとなり、高谷にとっては暗雲が立ち込める形となった。
そのまま田村が逃げ切りトップ、高谷は▲29.5Pのマイナススタートとなってしまう。
2回戦は高谷がトップとなり、丸山が▲32.4Pの大きくマイナスとなってしまう。
3回戦目でまたもや高谷がラスとなってしまうが4回戦をトップで締めくくりそれまでのマイナス分を挽回し今節辛くも+0.6Pで終えることができました。
終始、田村と木下が安定したアガリを見せ、終わってみれば展開に恵まれなかった丸山の1人沈みとなってしまった。
丸山にとっては厳しい初戦となったが、これからの巻き返しに期待したい。
(結果)
田村 +18.5P(1-2-0-1)
木下 +12.9P(0-2-1-1)
高谷 + 0.6P (2-0-0-2)
丸山 ▲32.0P(1-0-3-0)
2卓は大波乱の展開となった模様です。
川上が4連続トップをとり、+134.3Pとダントツ首位に立ち、昇級に大きく近づきました。
伊原はトップこそないもののきっちりポイントを重ね+34.4Pとポイントをまとめあげ次節以降の昇級争いに期待がもてる結果となった。
対して前期まで好調であった赤木がまさかの4連続逆連対で▲114.0P、大橋も▲56.7Pと降級の危機に立たされた形となってしまった。
(結果)
川上 +134.3P(4-0-0-0)
伊原  +34.4P (0-3-0-1)
大橋   ▲56.7P (0-1-2-1)
赤木 ▲114.0P (0-0-2-2)
3卓は、山室、山神がノーラスフィニッシュを決め、昇級に向けスタートダッシュに成功した。
対する三好と富田はマイナススタートとなり、残り4節での巻き返しを図っていきたいところである。
(結果)
山室  +34.8P (2-2-0-0)
山神  +22.6P (1-1-2-0)
三好  ▲21.6P (1-0-0-3)
富田  ▲35.8P (0-1-2-1)
1卓ではオーラスを迎えて、ここでも厳しいトップ争いとなっていました。
南4局(オーラス)1本場 供託:2,000点  8巡目
(得点状況)
東家 中野 32,900
南家 秋山 23,400
西家 吉田 26,600
北家 後藤 35,100
南家・秋山は、ラス目で苦しい状況化の中、カン6萬待ちタンヤオドラ1の手をテンパイ。
二万三万四万五万七万三索三索四索五索六索五筒六筒七筒  ドラ二万
567の三色が見える形ではある秋山であったが、テンパイ後、1巡様子をみてそのままリーチを打つ。
ツモアガリで逆転トップ、出アガリでも一気にプラス2着まで浮上できる為、是が非でもアガリたい状況。
前巡に九万三万と切られているのが幸いしたのか、トップ目後藤から六万を出アガリして、プラス2着として対局を終えた。
このアガリがなければ、マイナススタートとなっていた秋山にとっては、次節以降に繋がるかなり大きなアガリとなるはずです。
逆に、後藤にとっては、この打ち込みによってトップ目からマイナスの3着目まで転落しまった為、痛恨の一打となってしまった。
トータルポイントでは、昇級したばかりの吉田が手痛い洗礼を受け、▲37.5Pのスタートと大きく出遅れた形となりました。
吉田は、前期C2で180P越えを叩き出しての優勝を決め昇級してきたパワーヒッターであり、まだまだ追撃してくると思います。
(結果)
中野    +19.1P  (2-0-1-1)
秋山    +18.6P  (1-2-0-1)
後藤     ▲0.2P  (0-1-3-0)
吉田(圭) ▲37.5P (1-1-0-2)
首位と2位が100P近く差が開き、2位以下が団子状態となった。
首位独走状態となった川上と今節最大のピンチに立たされた赤木(由)が、次節以降どう打っていくのかを注目していきたいところです。
C1リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 川上 直也 134.3 134.3
2 山室 太二 34.8 34.8
3 伊原 達矢 34.4 34.4
4 山神 剛 22.6 22.6
5 中野 孝治 19.1 19.1
6 秋山 淑子 18.6 18.6
7 田村  豊 18.5 18.5
8 木下 恭子 12.9 12.9
9 高谷 圭一 0.6 0.6
10 後藤 俊孝 ▲ 0.2 ▲ 0.2
11 三好 直幸 ▲ 21.6 ▲ 21.6
12 丸山  直 ▲ 32.0 ▲ 32.0
13 富田 淳一 ▲ 35.8 ▲ 35.8
14 吉田 圭吾 ▲ 37.5 ▲ 37.5
15 大橋 慶一郎 ▲ 56.7 ▲ 56.7
16 赤木 由実 ▲ 114.0 ▲ 114.0

 
C2リーグ前期第1節:城裕介
今期C2リーグレポート担当になりました城裕介と申します。
いたらぬことあると思いますが皆様よろしくお願いします。
さて、今回印象的だったのはオーラスでのできこと。
南4局
東家19,600
南家30,700
西家31,200
北家38,500
西家の牌姿が配牌
一万三万四索五索五索六索七筒北白白発発中  ドラ四筒
4巡目に北家が切った白にポンをいれる。
すると、5巡目に中を引き入れて、小三元あるいは大三元までみえる牌姿になりました。
7巡目に南家が一万一万 左向き二万 上向き三万 上向きの形でチー。
トップを狙うためには南家、西家ともども満貫クラスのアガリがほしいとこにその仕掛け。
西家は、はじめ南家の仕掛けはドラ色のピンズの染め手と思っていたので意外でした。
さて、結局結果が面白いもので、南家が中バックの片アガリの形。
西家がソーズホンイツの中発待ち。トップ目の北家は、七対子で発待ち。
そして親は、東をポンして発の単騎待ち。
三元牌がみえていなくて切りづらい状況ながら、ここまで重くなるのかとそう感じました。
結果、その半荘は前局から2着をねらっていた南家が2,000点を西家からアガって終了となりました。
リーグ戦では色々な局面があり、勉強にもなりました。
全体的な結果は、鎌田が1節でプラス100を叩く快挙!
2位と40ポイントも差があるのですごいです。
C2リーグは5節しかないので、鎌田は逃げ切ることができるのか楽しみですね。
僕も追いつけるよう頑張ります。皆様応援よろしくお願いします。
C2リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 鎌田 周平 108.6 108.6
2 城 裕介 67.2 67.2
3 赤木 里恵 37.5 37.5
4 木下 誠二郎 32.3 32.3
5 辻井 稜真 29.3 29.3
6 髙橋 悟志 25.6 25.6
7 小西 輝彦 15.8 15.8
8 坂上 優 7.0 7.0
9 南田 明宏 1.5 1.5
10 吉田 拓也 ▲ 3.5 ▲ 3.5
11 只野 真理子 ▲ 15.6 ▲ 15.6
12 長野 恵美 ▲ 21.4 ▲ 21.4
13 小川 稔貴 ▲ 23.7 ▲ 23.7
14 大久保 朋美 ▲ 25.2 ▲ 25.2
15 長尾 浩平 ▲ 28.1 ▲ 28.1
16 高橋 正人 ▲ 35.0 ▲ 35.0
17 土田 小緒里 ▲ 42.4 ▲ 42.4
18 辰巳 晴基 ▲ 51.4 ▲ 51.4
20 前川 憲一 ▲ 78.5 ▲ 78.5