関西プロリーグ レポート

関西プロリーグ レポート/第14期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第3節レポート

Aリーグ第3節:仁科健一郎
1卓 原田 花岡 藤川 貫上
2卓 佐々木 山本 上村 勝間
3卓 米川 仁科 辻本 西原
1卓は花岡の連勝で幕を開ける。
このまま押しきるのかと思われた展開も、原田、藤川、貫上の3人がそれを許すはずもなく、終わってみれば平たい結果となった。
2卓も上村の連勝で幕を開ける。
こちらは山本が若さ溢れる麻雀で勝利をもぎ取ると、そのまま最終半荘もトップをとったことにより現在決定戦圏内の勝間との差を縮めた。
3卓は序盤の首位攻防戦、仁科の3連勝で勝負ありと思われる展開も、辻本も意地のトップでその差を広げさせない。
終わってみれば前節上位陣が全員プラス収支で終わりやや縦長の展開となったが、追われる者、追う者が明確になりつつある次節以降どのような麻雀を見せてくれるのか楽しみにしたいと思います。
 
Bリーグ第3節:森下恭好
Bリーグ第3節の対局者は以下の通りとなりました。
1卓(掛樋、山中、森下、松永)
2卓(延原、筒井、宮田、稲岡)
3卓(堀、坂元、上村、吉本)
4卓(玉木、中川、中安、吉田)
1卓では南家山中が魅せる
2回戦東3局
五筒五筒七筒七筒七筒九筒九筒九筒西西  ポン発発発  ドラ六筒
ツモれば跳満、出アガリでも満貫の絶好のテンパイです。
直後に森下が西をツモ切り、満貫奪取となりました。
山中はこのままリードを守りきり、1度も沈むことなく全連帯となりポイントを加算しました。
私の卓が1番最後に終了となり観戦はできなかったのですが
2卓では宮田が4連勝を飾り大きくポイントをあげました。今後の動向に期待したいです。
 
C1リーグ前期第3節:高谷圭一
みなさんこんにちは!高谷圭一です。
?1リーグは半期(5節)での戦いとなる為、今回がちょうど中間での戦いとなります。
次節以降昇級に望みを繋げるためにもここは最低プラスポイントでの折り返しが絶対条件となります。
さて第3節での気になる組み合わせは以下のとおりとなりました。
1卓 三好、丸山、吉田(圭)、大橋
2卓 高谷、山村、井原、秋山
3卓 中野、川上、富田、木下
4卓 赤木(由)、後藤、田村、山神
まずは1卓
全員が2節までのトータルポイントが比較的小さいマイナスポイントで終わっている為、誰もがここで一気にポイントを叩きだして、昇級争いに望みを繋げていきたいところです。
大橋が1回戦、2回戦共に大きめのトップをとり、3回戦目はプラスでの2着をキープし今節好調模様です。
対する吉田は1回戦目でラスを食らい後がない状況化の中、2回戦目以降なんとか踏ん張るが、今節痛恨のマイナスフィニッシュとなってしまう。
丸山も、2回戦目で大きくマイナスしてしまうが、4回戦目で1人浮き60,000点近くの大トップをとりなんとか踏ん張るがそれまでのマイナスが響き、トータルマイナスとなり、三好も1回戦目こそプラス2着でのスタートであったが2回戦以降波に乗り切れず今節マイナスとなってしまった。
終わってみれば大橋のみがプラスとなり、他3人はマイナスとなり次節以降かなり厳しい状況化に立たされる形となりました。
大橋は今節のプラスによりトータルポイントを+12.8Pとし6位に浮上、残り2節での逆転昇級が見えてきました。
(結果)
大橋 +41.1P(2-1-0-1)
丸山 ▲6.0P (1-0-2-1)
三好 ▲15.9P(0-2-1-1)
吉田 ▲19.2P(1-1-1-1)
つづいて2卓
現在総合2位、3位、4位、7位が激突する形となったこの卓では1回戦目、現在総合3位の山室が終始安定したあがりをみせ、1回戦でトップをとり昇級に向け一歩前進となり、対して、現在7位の高谷はラススタートで、総合ポイントもマイナスとなり昇級争いに暗雲がたちこめる形となりました。
しかし、続く2回戦目以降で高谷が猛反撃を開始、親番に連荘を繰り返し2回戦目から四回戦目まで全て50,000点越えのトップを取り、+95.5Pとし一気に昇級争いの最前線に立ちました。
その影響を受け井原が2回戦目以降3連続ラスをくらってしまい、今節▲77.0Pで一気に降級の危機に立たされてしまいました。
秋山は4回戦目で浮きの2着を取り、今節マイナスとなるが前節までの貯金があった為、次節以降への昇級期待が十分あります。
(結果)
高谷 +95.5P (3-0-0-1)
山室 +12.2P (1-2-1-0)
秋山 ▲30.7P (0-1-3-0)
伊原 ▲77.0P (0-1-0-3)
つづいて3卓を観戦
南3局 0本場 ドラ三筒  親:富田
中野 41,600
富田 41,100
木下 19,500
川上 17,800
ここで木下がドラ三筒待ちの七対子でリーチを掛け、数巡後三筒を力強くつもりあげ、3,000・6,000の跳満をアガリ切り一気に30,000点台に得点を戻しました。
南四局(オーラス) 0本場 ドラ四万  親:木下
中野 38,600
富田 35,100
木下 31,500
川上 14,800
親番の木下は3回戦を終えた時点で+26.2Pで次節以降の昇級争いに食い込む為にも最悪でも30,000点台をキープして対局を終わらせたいところであったが13巡目ホンイツ仕掛けが見える富田に中を打ち込んでしまい、ホンイツ、中、ドラ1の手痛い7,700点の放銃となってしまいました。
富田はこのアガリによって辛くも今節プラスとしたが、前節までの借金が未だ大きく肩にのしかかっていて、降級危機を脱することがまだ困難な状況です。
終わってみれば全員が痛み分けとしほぼ現状維持です。
(結果)
木下 +16.0P (0-2-2-0)
富田 +4.4P (1-1-1-1)
中野 ▲9.9P (1-1-1-1)
川上 ▲10.5P(2-0-0-2)
4卓は、山神が今節絶不調で4回戦すべてで逆連対となり▲74.8Pと大きくマイナスをしてしまい、5位から一気に14位まで転落し、降級の危機に立たされる形となった。
田村は今節プラスフィニッシュとし、前節までの借金を返済することができ、
後藤は1回戦ラススタートとなるが、2回戦目を50,000点越えのトップで巻き返し、今節プラスフィニッシュで終えた。
後藤、田村は次節以降一気に昇級を狙っていきたいところです。
前節まで絶不調であった赤木は今節意地をみせ、卓内トップで終えました。
(結果)
赤木 +35.9P (1-2-0-1)
田村 +24.4P (2-1-1-0)
後藤 +14.5P (1-1-1-1)
山神 ▲74.8P (0-0-2-2)
今節を終って、いままで独走状態であった川上がついに首位陥落となり、現状昇級争いの最前線に立つのが高谷、川上、山室、秋山の4人となりました。
この中から次節一挙に抜け出すものは誰なのか?
次節以降も目が離せない戦いが続きます。
 
C2リーグ前期第3節:城裕介
上位者対局からです。
まずは、東一局南家でのこと。
6巡目で白をポンしてピンズのホンイツ。
二筒三筒四筒五筒五筒六筒六筒七筒七筒八筒  ポン白白白
先行する絶好のテンパイとなりました。
しかし、このサンメンチャンがあがれず、不安がありました。
次局の牌姿が、ドラが五万でこの形となり、
五万五万五万六万七万六索七索二筒三筒四筒五筒六筒七筒  ドラ五万
10巡目でリーチとでます、が、これが悪かったのか空振り。
高目倍満どころか低目も出ない展開で、苦しい状況が最後まで続きます。
4回戦、南場オーラス。
五万七万六索二筒三筒四筒八筒九筒九筒九筒東南中  ドラ六索
この配牌から七筒チーをして、ドラが暗刻になり最終形は
六索六索六索二筒三筒四筒九筒九筒東東  チー七筒 左向き八筒 上向き九筒 上向き  ドラ六索
あきらめもあったが東をツモって4,000オールとなりました。
苦しいながらもなんとかプラスで終え、次節に繋いだ対局でした。
残り2節、さて、どうなるでしょうか。