関西プロリーグ レポート/第14期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第7節レポート
2015年11月04日
Aリーグ:仁科健一郎
夏の暑さもめっきり影を潜めて秋の涼しさを感じる今日このごろ。
しかしリーグ戦は更に熱気を帯びる展開となっています。
3卓 勝間・原田・上村・仁科
こちらの卓は4回戦すべて素点で10,000点以内の接戦での決着となった。
そんな接戦を制したのは過去太閤位の座にも着いた勝間が攻めの姿勢を崩さない強気な打ち筋で勝利をもぎ取り残り3節に望みを繋ぎました。
1卓 花岡・貫上・西原・佐々木
こちらは上位争いをしている花岡、貫上の戦いに注目したい。
花岡+18.6 貫上▲10.4で迎えた4回戦。
トップをとりたい貫上が、意地を見せ南四局まで1人浮きのトップとする。
南4局1本場
貫上45,200 花岡28,000で迎えた最終局、花岡が黙ってない
5巡目に南家花岡が
このテンパイを入れると、7巡目に貫上から二を討ち取り、貫上の1人浮きを阻止しつつ自身もプラスに転じる上がりを見せました。
2卓 藤川・米川・山本・辻本
こちらの卓は、4回戦藤川の凄まじい大爆発が印象的でした。
4回戦開局3巡目
このテンパイを入れると、これをあっさりとツモあがり8,000・16,000
その後も6,000オール、11,600と高打点を連発し+100オーバーの大トップとし、トータル順位も決定戦圏内の3位まで上げてきた。
この結果決定戦の椅子3つに対して上位4名の大混戦となりました。
Bリーグ第2節:森下恭好
折り返し地点を過ぎ残り3節となりました。各々の現在の立ち位置から最終節を見据えての対局となりそうです。
B-1卓
2回戦 起家から(山中・松永・坂本・宮田)
南1局 配牌で山中にソーズの一色手が入りました。
ドラ
ここから、、とツモって6巡目にこの形
ツモ
かを切ってメンチンの1シャンテンとなりますが、この時、もも生牌です。
は2枚きれていますが、かを切るのは難しいところです。
山中はを選択、これが坂本にポンされ、、とツモ切りされる。
をポンしてテンパイ。直後に松永からもリーチを受けるがなんとかをツモりあげ4,000オール。
この後もメリハリの効いた押し引きでポイントをまとめることに成功しました。
C1リーグ第2節:辻井和也
C1リーグレポートを担当させて頂きます辻井と申します。
よろしくお願い致します。
C1リーグは5節での戦いである為、プロ野球日本シリーズでは第2戦が大事であると言われる同様に、第2節は昇級争いに入るか、また、降格争いになるのか大事な節となります。
本日の組み合わせは以下の通りです
C1-1卓 山神・赤木(由)・伊原・木下(恭)
C1-2卓 川上・中野・長尾・城
C1-3卓 秋山・吉田・小西・木下(誠)
C1-4卓 大橋・後藤・田村・辻井
4卓、4回戦南4局0本場 親、大橋
大橋 46,300
辻井 42,700
田村 17,200
後藤 13,800
トップと3,600差のオーラス時の辻井の9巡目の手牌は
ドラ
タンピンの1シャンテンでトップを狙いにいくが、親の大橋からポンの仕掛けが入り、13巡目に上家の田村からが出てチーを入れでロン。
結局2,000の出アガリにて終了。
3着目との点差を考えるとやはりここは、面前での勝負でも良かったのか悩ましい最終局となりました。
1卓は4回戦南2局1本場 親赤木
トップの赤木由(46,000)が
ドラ
これを序盤テンパイすると、2位伊原(29,000)が、
この手を11巡目に追いかけてリーチ。
続く14巡目に、山神からも追いかけリーチが入るが、これに、木下(恭)からワンチャンスで山神の現物であるがでて、伊原がロン。
トップ赤木との差を6,700点にしました。
そして、伊原は、南3局親で連荘して逆転すると、オーラス、チャンタ三色の8,000の出アガリして突き放しました。
第2節が終了して吉田、城、赤木(由)の3人が好調をキープし、昇級圏内に入る形となりました。
残り3節ありますので、まだまだ予想のできない展開になりそうです。
C2リーグ第2節:冨田淳一
1卓 只野・冨田・高橋(正)・三好・坂上
2卓 丸山・辰巳・長野・高橋(悟)・大久保
3卓 吉田・土田・南田・赤木・前川
1卓
1回戦から効果的なアガリを繰り返した三好が、+71.8Pと大きなプラスを叩き出しました。
三好は、良い流れを持続させる力を持っており、見習いたい点があります。
また、初戦こそ大きなマイナスを受けた只野は、4回戦 南2局で、 ハイテイ・三色をツモアガるなど力強さを見せ、最終的にはプラスで本節を終えることに成功しています。
ツモ
2卓
トータル1位と2位が同卓となりました。トータル2位の長野に大物手が訪れます。
2回戦 南2局
暗カン ドラ
ここでをツモりテンパイ。
暗カン
ツモり四暗刻に受けてリーチを宣言しました。
しかし、この半荘トップ目の丸山がアガリ。長野大物手成就とはなりませんでした。
この後も果敢に攻撃を仕掛けるも、効果的なアガリをものにすることができず、本節はマイナスで終えることになりました。
3卓
前節大きくマイナスしていた吉田が、オールプラスでまとめ上げ、次節以降の励みとなる結果を残しました。
前節プラスを叩いていた者が、本節マイナスとなり、大きくマイナスしていた者がプラスを叩き出す結果となりました。
2節終えた段階ですが、混戦模様を呈しております。次節以降も充実した闘いを期待したいです。
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