関西プロリーグ レポート

関西プロリーグ レポート/第16期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第6節レポート

Aリーグ6節:宮田豊夢
1卓(佐々木・米川・辻本・坂本)
2卓(勝間・仁科・宮田・藤川)
3卓(貫上・横山・稲岡・森下)
2卓ではトータルでもトップの藤川が非常に強かったです。
2回戦でこのアガリを見せます。
三索三索六筒六筒六筒北北北発発  暗カン牌の背九万 上向き九万 上向き牌の背  ツモ三索
非常に不気味な捨て牌からのアガリでした。
この8,000・16,000で2回戦を1人浮きのトップとし、最終的に卓内トップの+48.2Pとなります。
トータルでも2着を100P以上も離しており、勢いはとどまるところを知りません。
1卓では坂本が卓内トップの+32.6Pとなります。
トータルでも上位者が今節もポイントを伸ばしてきておりますが、今回のリーグ戦は降級争いも非常に激化しております。
トータルで▲100P以上になっている選手が1人もおらず、トータルプラス者がたったの4人というかなりの団子状態です。
終盤の残り3節も最後まで気の抜けない展開が続くと思われます。
 
Bリーグ6節 山神剛
Bリーグは折り返しの第6節となります。
1卓(吉本・辻井・吉田圭・高谷)
2卓(上村宜・松永・城・大橋)
3卓(筒井・丸山・山室・中川)
4卓(山神・原田・上村政・山中)
1卓
この卓では現在5位の吉田圭、7位の吉本の両名が、どこまで上位に食い込めるかというところでしたが、結果は高谷の4連勝。+99.6Pを叩き出し、今までのマイナスを全て帳消しにしました。
次節以降にも弾みを付ける爆発力を見せられました。
2卓
現在6位の上村宜は4回戦で1人浮きのトップを取るも、そこまでに2ラス、▲21.4Pとしましたが、まだまだ残り4節、上位を狙ってくるでしょう。
3卓
現在トップの山室と4位の筒井の対戦になります。
筒井が2回戦、3回戦と連勝するも残りが3着4着で+16.4P止まり。
それでも上位まで手が届く所まで上がってきました。
山室はトップこそないものの2着3回と4着で▲6.8Pと
苦しいながらも無難にまとめあげ、依然トータルトップをキープしています。
4卓
現在2位の山中と3位の上村政が同卓となります。
1回戦から3回戦までコンスタントに山神に手が入り、3連勝。
あおりを食ったのは上村政、▲61.3Pで順位を下げてしまいます。
山中は4回戦の接戦をトップで締め+3.3Pとトータル2位をキープ。
トップとの差はたったの8.5P差と、これからのトップ争いがとても面白くなっています。
 
C1リーグ後期1節 行野拓幸
後期のC1リーグのレポートを担当させていただきます、33期生の行野です。半年間よろしくお願いします。
まだまだ暑い中、C1リーグ後期が始まりました。前期と後期で昇級、降級のあるCリーグなので、顔ぶれが変わることでなにか変化があれば面白いなと思います。
その中でも気になったのが33期同期の戦いでした。
3卓(富田・獅坂・土田・音羽)
1回戦 南4局 東家音羽
一万二万三万一索二索三索七索八索一筒二筒三筒九筒九筒  ロン九索  ドラ西
音羽が6巡目に2枚切れの一万を引き入れてテンパイ。リーチはかけずにヤミで待っていると2巡後すぐに九索がでてそれをロン。18,000の5本場は19,500をアガリました。
本人に聞いたところ巡目も浅かったので安目の六索はロンしないつもりだったそうです。このアガリで大きく加点した音羽が1回戦を制し、+32.2Pとしました。
2卓(柿本・川上・高橋悟志・行野)
2卓は同期の柿本と先輩プロ2人との対局になりました。先輩方の胸を借りる気持ちでのぞんだ1回戦、柿本の2,600は2,700オールで始まりました。
しかし、その後は行野・柿本は勝負手をアガれず苦しい展開が続きました。
4回戦南3局、 北家行野。
四万四万五万六万七万一索一索一索南南南発発  リーチ  ツモ発  ドラ五万
3回戦終了時点で行野▲0.4Pとなっていました。持ち点は21,400点で、浮きさえすればトータルプラスの状況で4巡目テンパイ。
リーチをかけ2巡後に發をツモって、3,000・6,000のアガリになりました。このアガリで4回戦を浮きで終わらせることができ、第1節を目標であったプラスでまとめることができました。
全体でみると高橋悟志が+83.3Pと頭ひとつ飛び出した状況になりました。
逆に同期の柿本は大きくマイナスになり、厳しいポイントからのスタートになりました。しかし、まだ後期1節目なのでここからどういう展開になるのか分かりません。
C1リーグは昇級2人なので、そこに向かって自分自身も課題と向き合いながら麻雀に打ち込んでいきたいと思います。
 
C2リーグ後期1節 吉田拓也
今節からレポートを任されました吉田拓也です。よろしくお願いします。
1卓では、前期で降級してきた中安と掛樋が、そのうっぷんを晴らすように感じました。要所でアガリを重ねながら場をリードして行き、上位を独占しました。
返り咲きを狙っているようです。
一方、吉田は▲67.5Pと苦しいスタートとなりました。
2卓ではプロアマリーグ優勝経験を持つ宮澤が+67.5Pを叩き出して、ダントツのトップを取りました。
前期の成績から考えられないような勢いです
続いて宮澤と同期の根越が+28.2Pと追いかけます。
現時点での順位は、1位宮澤2位中安3位根越4位掛樋となって次節にかけます。
各人の奮闘を期待します。