関西プロリーグ レポート

第18期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第1節レポート

Aリーグ第1節:高谷圭一

皆さんこんにちは!
今期関西Aリーグのレポート書かせて頂きます高谷圭一です。
1間宜しくお願い致します。

第17花岡章生プロが見事3覇を達成し、新たに3月より花岡太閤位への挑戦権をかけた戦いがはじまりました。
開幕戦卓組は以下のとおりとなります。

1卓 佐々木・藤川・米川・辻本
2卓 横山・勝間・坂本・城
3卓 吉本・宮田・稲岡・高谷

私が戦う3卓は偶然にも昨年と一昨年の昇級者同士の組合せとなり、まさに新人Aリーガーによる戦い?さらに1卓は今や関西Aリーガーの象徴というべき人同士での戦いという開幕戦からおもしろい卓組となっています。
なお2卓は別日対局となっています
今回は3卓での対局レポートを書かせて頂きます。

3卓1回戦(起家から、稲岡・吉本・宮田・高谷)
開局早々、起家の稲岡が先制リーチをし、2,600オールのツモアガリで主導権をにぎる。
東4局に吉本が西ドラ3の7,700点を高谷より出アガリ。
さらに南2局親番では、先に先制リーチをかけていた稲岡の現物である⑨で高谷よりピンフ、イーペーコー、ドラ2の11,600点を出アガリ一気にトップに浮上した。
対して、高谷は箱下までいきかなり苦しい状況となった。

次局も吉本が連荘をして更リード広げる中、劣勢の高谷にチャンス手が入る。
12巡目にホンイツテンパイ。

南2局 2本場

一万三万四万五万六万六万七万七万八万八万九万九万中中  ドラ中

河に二万六万中は見えていない。九万は河に1枚切られている状況化で、一万を切れば一通はなくなるが六万九万中の変則3面待ち、六万を切れば倍満確定のカン二万待ち。
高谷は打一万のヤミテンを選択。
次巡ツモってきたのは無情にも二万、その後五万をつもり打三万四万七万待ちに変化させたもののそのまま流局となってしまった。
この半荘は吉本が逃げ切り、稲岡もぎりぎり原点をキープしてプラスとした。

3卓2回戦。
1回戦同様吉本が好調である、東4局吉本親番で、

高谷の手牌
二万三万三万五万六万七万八万  ポン北北北  ポン白白白

さらに三万をポン

五万六万七万八万  ポン三万 上向き三万 上向き三万 上向き  ポン北北北  ポン白白白

五万八万のノベタンでの満貫をテンパイするが、ツモってきたのは二万
その直後、吉本がカン六万を567三色含みの3,900オールを力強くツモリあげた。
吉本のトップで向えた南3局、高谷に再びチャンスがめぐってきた。

南3局 親、高谷配牌。

四万八万九万一索二索三索四索四索七索八索九索南南発  ドラ南

ドラ2を含む配牌1シャンテンからの打四万。3巡目に五索をつもり、打八万を切りホンイツに向います。
数巡後、下家の吉本からドラ南が切り出され、それを高谷が仕掛け南ホンイツドラ3の跳満1シャンテンとなるが、吉本がすぐさま一通含みの三筒六筒九筒待ちの六筒をツモアガリ。
親の跳満のチャンスを阻止する形となり、吉本が2回戦もそのままトップを守りきりました。

3回戦は一転して1・2回戦好調の吉本が苦戦をしいれられる展開に。
序盤高谷がリードするが、南2局に宮田が三暗刻含みの6,400を高谷から出アガリ、宮田がトップに浮上。
吉本1人沈みでの浮き3人が接戦で迎えたオーラス(親番稲岡)、全員がトップを目指しアガリに向かうが宮田がこの局アガリきりトップで終える。

4回戦、東場宮田先行リードからの南1局ラス目で迎えた親番を高谷はタンヤオドラ2をトップ目宮田から7,700出アガリ、一気にトップに浮上する。
しかしオーラス、それまで沈黙を保っていた吉本が親番でアガリトップ浮上し、最後は宮田がアガリ対局終了となりました

宮田はかろうじて今節プラスで終え、吉本が4半荘中3半荘トップを取り、太閤位決定戦に向けて好発進です。
稲岡、高谷はマイナス発進となり来節以降での巻き返しを図る形となりました。

 

 

Bリーグ第1節:丸山直

今期Bリーグのレポートを務める丸山です。よろしくお願いします。
今節、都合により5人打の3卓で開始となったBリーグ。

1卓 (川上・山中・筒井・中川 ・仁科)
開始前より+100とると宣言していた中川が、それに届かずとも4回(トップ2回、2着2回)全て浮きで卓内トップになれば山中が大きく沈む。
5回戦に筒井が6,100オールを決め、4回戦までの負債を無くすかと思われたが、終わってみれば4,600点プラスの小さなトップに。

2卓 (長尾・音羽・福原・山室・辻井)
この卓も全て浮いた長尾が卓内トップ。山室は3連続ラス(内2回が1人沈み)となるも、抜け番を挟んで5回戦目にトップをとり、なんとか一矢報いた感じです。

3卓 (稲垣 ・大橋 ・上村・ 貫上・ 丸山)
1回戦で123の三色2,000・4,000

2回戦では

一万二万四万五万六万東東  ポン南南南  ポン発発発  ツモ三万

この4,000オールなどのアガリを見せた貫上が、最後は微差でラスを引くものの卓内トップ。

5回戦
ここまで3戦マイナスで苦しい上村が、東3局のリーチからのツモ、東4局大橋からドラ2の7,700をアガると、そこからオーラスまで小場が続き、

南4局
(親 上村39,000 大橋28,100 貫上26,100 稲垣26,800)

11巡目

四万五万六万六万七万八万九万七索八索六筒七筒発発  ドラ六索

ここにドラでない九索を持ってきた大橋はリーチとし、2巡後に八筒をツモ。
上村がトップとなり、大橋は100点浮きになって、厳しい勝敗にピリオド。
1節からキツイ戦いになった、気の緩みが痛手になりそうな戦いがまだまだ続きそうです。

 

 

C1リーグ前期第1節:根越英斗

今期C1リーグのレポートを書かせていただきます、根越英斗と申します。よろしくお願いいたします。
さて、時代は平成から令和へと変わります。しかし皆様、正直まだピンとこないのではないでしょうか?
新たな時代が始まろうとするとき、古き時代が記憶からなかなか消えないのは世の慣わし。このC1リーグも新世代と旧世代が入り混じり、新たな戦いを見せてくれることを期待しています。

1卓は根越、行野の33期新世代に、昨期最後まで昇級争いを繰り広げた34期期待の星、松尾。そして経験も多彩な上村の対戦となりました。
上村・根越が苦しい戦いを強いられ、行野・松尾が良い展開で半荘を進めていくものの、終わってみれば上村の1人勝ちでフィニッシュとなり、さすがという貫録を見せつけるところとなりました。
苦しいのは松尾。滑り出し好調も終わってみれば大きくはないものの、マイナス発進となりました。しかし地力のある松尾。
このままでは終わらないと信じています。

2卓は、元覇王でありC2より勝ち上がってきた秋山と、原田・木下・山神の対戦。
木下が+42.2Pと大きくポイントを叩いてのフィニッシュとなった。木下は今期覇王でもベスト8に駒を進め、好調を維持しています。今後に期待をしたいところです。

3卓はC2リーグより勝ち上がってきた中島が、吉田哲・高橋・辰巳の3名に立ち向かう構図となりました。
軍配は辰巳に上がりました。辰巳も今期こそBリーグと虎視眈々と上を睨む1人ですので、辰巳の爆発には期待したいところです。

4卓は中野・後藤・吉田圭・掛樋の対戦ですが、春の嵐が爆発した対局となりました。
嵐の中心は『牌に愛されし雀士』の異名を持つ掛樋。
掛樋は4回戦中3トップであり、5万点オーバーのトップに1人浮きのトップと大暴れで、終わってみれば+75.1Pと大きくポイントを伸ばしてフィニッシュとなりました。

春は桜の季節。桜が咲いた人もいれば、桜が散った人もいるかもしれませんが、リーグはまだ始まったばかりです。
長い道のりの第一歩をみんなが踏み始めたばかりですので、まだまだどんな美しい花に出くわすかはわからないところです。
次節以降も新世代・旧世代ともに素晴らしい対局を見せ、素晴らしいハーモニーを奏でてくれることを期待したいと思います。

 

 

C2リーグ新人紹介コーナー

今回よりC2リーグは新人の紹介をさしていただきます。
①氏名
②年齢
③何期生
④好きな役
⑤好きなプロ
⑥プロになろうと思ったきっかけ
⑦麻雀に思うこと、どうなれば良いかなど 自由に。

以上を書いてもらいました。
100

① 藤根 梨沙(とうね りさ)
②  20歳
③  35期
④  三色同順、七対子
⑤  白鳥翔プロ
⑥  様々なプロの対局などを見ている中で、自分も同じ場所に立ってみたい、戦いたい、強くなりたいと思ったからです。
⑦  麻雀プロとしてタイトル獲得など結果を残せるように、そして先輩方に少しでも追いつき、追い越せるように、麻雀と真剣に向き合い、努力していきます。応援して頂けると嬉しいです。よろしくお願い致します。

 
100

① 濱中 真志
② 37歳
③ 35期
④ 三色同順
⑤ 特にいません
⑥ 年齢制限になる前にやってみようというのと、一度は挑戦してみようという想いからです。
⑦ 麻雀が世間で思われている様なマイナスの感じではなく、素晴らしいコミュニケーションをとったり出来るものであるという事や、麻雀を通して色々な事を伝えられるようになりたいと思っています。