関西プロリーグ レポート

第11期 太閤位Aリーグ 第7節レポート

10月に入り、先月まであんなに暑かったのが嘘のように涼しくなった。
とても過ごしやすく、麻雀に限らず趣味をするにはとてもはかどる季節である。

さて、今月で関西プロリーグも第7節。皆が最終節を見据えて、それぞれのボーダーラインを計算に入れて対局を迎えることだろう。
本日の私の対局者は、横山、藤川、中田、玉木。
開局とともに私に大物手が入る。

配牌では中2枚、白1枚、発1枚というなんとも平凡な手であったが、1枚目の中をスルーして手をあたためていた所、

五万五万四筒五筒六筒発発 ポン中中中 ポン白白白

3元牌も2種類さらせば完全ツモ勝負であるが、高め32,000のチャンス手が入った。
発を重ねた所で三万のトイツ落としをしたタイミングで、マンズは場に非常に安くなった。

そのおかげもあったのか、親の中田から五万が打たれ8,000。

南1局では、

一万二万三万一索二索三索七索八索九索三筒白白 ドラ二索

上記の8,000をタイミング良くアガリ。おかげで1回戦目はトップを取ることができた。

別卓では、貫上の調子が良さそうだ。
このまま終わってもトータルプラスで終えることができる最終半荘。
さらにポイントを上乗せしたい南3局で、明暗が分かれたように思われがたが・・・

一索二索三索三索四索四索五索七索八索九索東東東

この半荘トップの中川とは跳満ツモで追いつける点差である。

ソーズを余らせず、上記の手でリーチをかけたが、リーチ後のツモが六索五索という順番できてしまい、一索四索はツモることができず。

五索が場に2枚切れの他、ソーズの枚数が少ない状況ではあったが、リーチをかけていなければ自然とピンフ、一気通貫への変化があっただけに勿体ない気がした。
大体こういう展開になると、このままトップを逃すパターンを想像してしまうが・・・しかし、そこはさすがの貫上。それを取り戻すアガリをオーラスに決める。

一索二索三索四索五索六索七索八索九索一万二万三万二筒 ロン二筒

ドラ含みの5,200できっちり条件を満たし見事トップを取った。
7節までのトータルポイントも2位に付け、決勝戦進出に近づいた。
今節を終え、残りはあと3節。決勝戦の椅子を賭けて、ますます激しい戦いになることだろう。

順位 名前 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 6 節 7 節 8 節 9 節 10 節 合計 順位
1 岡崎 有 3.8 80.9 38 33.7 ▲ 2.0 15 15.9 185.3 1
2 貫上 洋志 53.7 ▲ 11.5 1.5 10.5 ▲ 11.6 40.4 62.6 145.6 2
3 花岡 章生 31.1 30.4 14.7 ▲ 17.7 ▲ 29.7 6.6 37.9 73.3 3
4 藤川 議次 ▲ 29.2 ▲ 13.4 89.3 50.5 9.8 ▲ 13.6 ▲ 47.1 46.3 4
5 中田 一幸 ▲ 52.4 34 ▲ 21.7 22.8 41.4 17.3 4.8 46.2 5
6 玉木 章司 ▲ 31.5 ▲ 90.0 14.7 0.2 4.9 77 29 4.3 6
7 中川 保 48.6 ▲ 9.1 ▲ 38.4 1.8 54.2 ▲ 101.4 25 ▲ 19.3 7
8 仁科 健一郎 30.2 ▲ 20.0 ▲ 8.0 ▲ 30.5 3.8 31.4 ▲ 55.6 ▲ 48.7 8
9 佐々木 亮 1.9 21.2 9 28.6 ▲ 21.4 ▲ 79.3 ▲ 49.5 ▲ 89.5 9
10 横山 毅 ▲ 54.3 ▲ 21.3 ▲ 59.1 ▲ 49.6 15.4 25.6 ▲ 2.6 ▲ 145.9 10
11 上村 宜久 ▲ 45.6 ▲ 7.1 ▲ 8.3 ▲ 38.8 ▲ 37.7 ▲ 19.0 ▲ 21.4 ▲ 177.9 11