関西プロリーグ レポート

第11期 太閤位Bリーグ 第7節レポート

第7節の対局者は以下のとおり、そして、明暗が付きまとう。

1卓:堀・近野・勝間・筒井
2卓:西原・坂本・大森・掛樋・延原
3卓:原田・富田・米川・辻本

1卓、2回戦東2局、近野が親番で一気に攻める。

七万七万八万九万九万一索一索一筒一筒一筒二筒三筒四筒 リーチ ツモ八万 ドラ四筒

この4,000オールをアガリその後も連荘。55,000点まで積み上げる。
南場の親番でも以下の手でリーチ。

一万二万三万一索二索三索一筒二筒七筒八筒九筒発発 リーチ ドラ九筒

しかしここは勝間が仕掛け、1,000点で近野の親を流す。
4回戦 トップ目の筒井と9,700点差で迎えたオーラスの勝間。
ここまで3着・4着・3着とほとんど手が入らず苦しんでいたが土壇場で意地を見せる。

二索三索四索五筒六筒七筒九筒 暗カン牌の背発発牌の背 チー三万二万四万 ツモ九筒 ドラ九筒

この2,000・3,900で筒井を捲り、トップ。マイナスを抑えた。

2卓、4回戦まで掛樋・西原がトップを分け合い、2人でプラスを上乗せしていく展開に。
そんな中、5回戦で巻き返しを図ったのが大森。東3局 1本場の親番で、

二万三万四万六万七万八万二索三索四索二筒四筒南南 ロン三筒 ドラ南

坂本から8,000点を出アガリ。
南3局 1本場には西原の先制リーチに対し、

一索一索二索三索六索七索八索五筒六筒七筒中中中 ドラ三索

態勢の良さを全面に出し真っ向勝負。

八万八万二索三索三索四索五索七索八索九索六筒七筒八筒 リーチ ツモ四索

見事4,100オールをツモりあげ、70,000点のトップ。
7節のトータルをプラスにした。今後も大森の爆発力に期待したい。

3卓、4回戦 南4局1本場、親・辻本。トップ目の辻本と2着目の米川との差は300点。
ここで辻本は原田から七対子ドラドラをロン。
続く2本場 流局し辻本は以下の形でテンパイしていたが、伏せて終了とした。

一万二万三万三索三索四索四索五索五索六索七索二筒二筒

対局後、辻本に聞いたところ、

一万二万三万三索三索四索四索五索五索六索七索二筒二筒二筒

ここからの打牌で悩んだ結果、打二筒としたのだが、辻本は二索五索八索待ちより、打六索七索待ちの方が感触が良いと感じていた。
直後、七索を2枚引き、アガリを逃したので手牌を伏せたとのこと。
冷静な判断で着実にポイントを稼ぎ、上位に迫ってきている…

残り3節、昇級・降級争いがますます激しくなることは間違いないであろう。

順位 名前 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 6 節 7 節 8 節 9 節 10 節 合計 順位
1 米川 基紀 ▲ 12.6 8.6 91.3 ▲ 16.3 32.2 71.2 17.8 192.2 1
2 勝間 伸生 10.7 64.8 27.1 38.2 92.2 ▲ 23.3 ▲ 29.1 180.6 2
3 辻本 翔哉 10.3 23.4 11.4 ▲ 14.2 24.5 48.5 44.5 148.4 3
4 筒井 宏晶 43.4 ▲ 34.0 ▲ 16.2 37.8 15.3 44.8 43.3 134.4 4
5 堀 昭義 ▲ 50.1 65.9 40.7 23.1 ▲ 16.5 27.2 22.9 113.2 5
6 掛樋 忠雄 ▲ 23.3 43.1 ▲ 45.5 31.8 6.2 48.7 48.8 109.8 6
7 原田 保正 ▲ 12.1 ▲ 12.8 ▲ 40.8 29.6 32.9 51.1 ▲ 58.6 ▲ 10.7 7
8 坂本 誠裕 ▲ 7.1 56.3 ▲ 27.0 ▲ 4.0 6.7 6.9 ▲ 50.8 ▲ 19.0 8
9 富田 淳一 31.3 37.2 32 ▲ 51.8 ▲ 16.3 ▲ 47.7 ▲ 3.7 ▲ 19.0 9
10 西原 佳隆 ▲ 4.8 ▲ 24.3 ▲ 21.6 8.5 ▲ 19.2 ▲ 18.9 30.7 ▲ 49.6 10
11 吉田 哲史 ▲ 4.6 ▲ 38.0 0.2 14.6 ▲ 27.1 1.7 0 ▲ 53.2 11
12 近野 理智男 19.5 ▲ 57.3 ▲ 24.2 ▲ 56.3 4 ▲ 8.2 ▲ 37.1 ▲ 159.6 12
13 大森 孝太郎 ▲ 25.4 ▲ 109.2 34.2 ▲ 2.4 ▲ 59.8 ▲ 81.5 24.6 ▲ 219.5 13
14 延原 明美 ▲ 6.4 ▲ 36.3 8.2 3.2 ▲ 32.4 ▲ 120.5 ▲ 53.3 ▲ 237.5 14