第14期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第6節レポート
2015年10月20日
Aリーグ:仁科健一郎
リーグ戦も半分が終わり、ここから大事な後半戦の始まりです。
混戦から抜け出るのは誰か?
3卓は、山本の好調さが目立つ展開となりました。
1回戦目トップを取り、続く2回戦東1局
ポン
ここから積極的にを加カン、嶺上でをツモアガって3,000・6,000としてこれが決め手となり2連勝。
最終4回戦目も、開局親番で4,000オールをアガリ逃げ切り体制となりました。
しかしこれに、待ったをかけたのは上村。
南3局、親の上村が細かいアガリを重ねて山本を捲ると、オーラスもきっちりアガリきった。
混戦模様のAリーグ最後まで誰が決定戦に残るのか残り4節、目が離せない。
Bリーグ:森下恭好
リーグ戦もいよいよ後半戦に突入しました。
組み合わせは以下の通りです。※別日対局があるため2卓での開始となりました。
B-1 筒井、坂本、上村、稲岡
B-2吉田、中安、森下、松永
1卓
前局、親の稲岡がメンタンピンツモの2,600オールを引きアガって以下の点棒状況となりました。
東家 稲岡31,200
南家 上村35,700
西家 筒井19,500
北家 坂本3,3600
私見ではありますが各自の思惑としては、原点を割らずうまくあがりきりたい所です。
また、筒井としては大きい手を作り3着浮上or浮きの人数を減らす事でしょうか。
オーラス1本場 親、稲岡
筒井から7巡目の早いリーチがかかりました。
河は
ドラ
筒井の手牌は
このリーチを受けて、北家坂本の手牌は
ポン
道中変化して
ポン
こうなりをきればテンパイだが、筒井の河にはピンズが高く終盤のワンチャンスのため打ち辛いが、を勝負した。
結果、筒井、坂本がテンパイで対局終了。
これによって坂本が逆転トップとなりました。値千金のテンパイだったと言えるでしょう。
千歳一遇のチャンスを活かし接戦を制した坂本ですが、勿論、リスクもありました。
オーラス筒井のリーチが安かろうとは思えない状況で、ワンチャンスのを勝負したわけです。
トップを獲るためにはテンパイが必要なのだという、静かではありますが、熱い想いがこもった好勝負だったと思います。
C1リーグ:関西編集部
気持ちも新たに後半戦となりました。このクラス1年に2回昇級チャンスがあります。
今度こそは勝ちたいと誰もが思うところでしょう。
先行したのは後藤、1回戦で+40P。好調をおもわせた。
この後、この卓で凄い事が起こるとは、まだ、誰も思わなかった。
1卓 後藤・川上・中野・赤木
3回戦 親・後藤
北家の赤木は、普通に配牌を取るが、なんか同じ牌が多いような気がしました。
そして、理牌して見ると、えっ?と思う配牌になっていました。
三暗刻、いや四暗刻。高鳴る鼓動、ツモ牌を取って、えっ?
ツモ
8.000・16.000の獲得となりました。
なかなか見られない地和、あるんですね。
「私、ちゃんとしてますからアガれました。」
赤木のコメントは少なめだが表情はあふれていました。
その影響で後藤は急落して、痛いマイナススタートとなりました。
これからの巻き返しに期待したいです。
C2リーグ:関西編集部
後期に入って変わってきた感じがあります。
女性陣のパワーアップが凄く、面白くなってきました。
大久保明美は2回戦で、66.8ポイントの荒稼ぎしてトップに躍り出ました。
同卓の男性、三好は手痛い放銃とミスで走れず、吉田は下位に転落となりました。
また、長野恵美は3勝して2位につければ、
前期では冴えなかった土田小緒里が4位に。
今期は頑張ります、そんな言葉が聞こえてきそうです。
赤木里恵、只野真理子はまだ調子が出なかったが、次に期待します。
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