第15期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第9節レポート
2017年01月10日
Aリーグ第9節:坂本誠裕
昨年2016年も残りわずかとなり、街も慌ただしくなる中、第9節が行われました。
A1卓(藤川・貫上・辻本・上村)
現在2位の貫上が更に加点するかが見所になるでしょうか。
結果は、貫上が+55.9Pで2位をガッチリキープ、1位も見える位置についた。
A2卓(坂本・佐々木・仁科・西原)
前回の失点により3位から引き離された坂本と、着実にプラスを重ねる仁科がどう立ち回るかが見所。
2回戦オーラス、少し間をおいて、佐々木から第一打目に「リーチ」の声。これに対して親の西原が数巡後にリーチをする。
先行に利ありかしっかり佐々木がツモって「2,000・4,000」の声。
佐々木の七対子の待ちに対して、西原の待ち、佐々木に軍配が上がるのが麻雀の面白いところでしょうか。
結果は坂本+55.9P、仁科 が+28.7Pとして最終節に望みを繋げた。
A3卓(花岡・森下・米川・勝間)
独走首位の花岡がどうたちまわるか?3位の森下がどうなるかが見所。
結果は、花岡、森下共に少し加点となり、大きな変動はありませんでした。
これで残りはあと1節!決勝戦の3席は誰が勝ち取るのか?楽しみな最終節になりました。
Bリーグ第9節:吉田圭吾
1卓(原田・上村・中安・城)
2卓(山中・掛樋・吉本・吉田圭)
3卓(宮田・稲岡・筒井・高谷)
4卓(松永・吉田哲・中川・山室)
Bリーグも第9節を入れてのこり2節、大詰めになってきました。第8節までの上位陣の成績は山中194.3P、吉田圭144.3P、宮田114.7P、稲岡105.3P。
2卓は山中と吉田圭の上位争い。1回戦目吉本、山中、吉田圭の3人浮きで半チャン終了しましたが途中山中がまさかの誤ロンをしてしまいました。
2回戦目は吉田圭が20.8Pのトップ、山中が10.7Pの浮きの2着。
追い上げムードになりましたが、3回戦吉田圭が吉本に国士無双を放銃してしまいました。▲45.2Pのマイナス。大きな痛手となる。
山中は▲4.0Pのマイナス。4回戦が終了してこの日トータルは山中が▲13.6P、吉田圭が▲5.7Pと少し差は縮まった。この日好調だった吉本が+85.3Pを叩いた。
3卓は宮田と稲岡の上位対決。宮田が31.8P、稲岡が▲16.2Pで宮田が制した。
これで第9節終了時の上位陣の成績は山中180.7P、宮田146.5P、吉田圭138.6P、稲岡89.1Pとなりました。最終戦はそれぞれが目標に向けた悔いのない麻雀を打ってほしいと思います。
Cリーグ第4節:坂上優
今回は『隙』という視点でレポートを作成致します。
対局中は、親やリーチをかけている人に目が行きがちです。
それは当然のことなのですが、そこをケアしつつ全体を見る必要があるのが、麻雀の醍醐味ではないでしょうか。
2回戦 東1局
坂上27,100、獅坂24,300、木下24,300、秋山22,300
7巡目、親坂上の手牌は下記でリーチをかけました。
リーチ ドラ
捨て牌は
7,700確定で、元気よく切りのリーチです。
全員様子見をしているように感じましたが、3巡後、対面秋山から「ロン」の声がありました。
秋山の手配
ロン
よくよく見ると、マンズのホンイツのような捨て牌ではありましたが、親の捨て牌に目がいっている隙を突いた、ヤミテンでのアガリでした。
プロリーグ残りは1月の1回を残すのみとなりましたが、さてさてどの様になるでしょうか。
C2リーグ第4節:南田明宏
C2リーグもいよいよ佳境に入りました。最終節に向けて弾みをつけたい大事な闘いになりそうです。
1卓(中島・冨田・福原・伊原・高橋)
4回戦終了時 (中島▲19.5P 福原+33.1P 冨田▲12.1P 伊原▲39.4P 高橋+38.2P)
5回戦 (起家から冨田・伊原・福原・中島)
小場でゲームが進んだ南場3局4本場 12巡目福原の手牌は、
ポン ポン ポン ドラ
このテンパイです。そこに中島が押し返しのリーチが入ります。
中島の手牌
リーチ
両者とも勝負手となりめくり合いますが、流局となります。
この後も福原が点棒を積み重ねて5回戦を制しました。
2卓(中野・吉田・南田・前川)
今節は一期でC1に返り咲きたい中野と、なんとか昇級圏内に食い込みたい吉田が、終始ゲームを進め中野+27.5P、吉田+88.4Pを叩き出し両者昇級に一歩近づきました。
最終節ではどうなるのでしょうか?
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