関西プロリーグ レポート

第19期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第3節レポート

前節では、花岡の猛チャージと稲岡の功打点が光ったが、今節はどの様な対局になるのか。

2卓(坂本・辻本・横山・吉本)

2回戦。
辻本、吉本が親番でアガリ続ける中、その旋風に巻き込まれることなく冷静に立ち回ったのが、過去太閤位3度輝いたことのある横山。

一万二万七索八索九索北北  ポン発発発  チー七筒 上向き八筒 上向き九筒 上向き  ロン三万  ドラ北

親番の吉本がピンズに寄せる中、この手7,700を辻本からアガる。
これがペン三万かカン三万では点数が倍違う。改めて公式ルールの手役の偉大さを実感。
そしてこの勢いのまま、今節+20.3Pでまとめた。今後上昇気流に乗りそうで注目したい。

1卓(藤川・高谷・稲岡・城)抜け番花岡

南3局 西家 7巡目 藤川の手牌

三万四万六万七万二索三索六索八索八索六筒七筒八筒九筒九筒  ドラ九筒

五万が入ると3メンチャンになるので少し悩むところだが、藤川はノータイムで打四万
678とドラ暗刻の受け入れを考えた。そして以下のテンパイに。

六万七万八万二索三索四索六索八索六筒七筒八筒九筒九筒  ドラ九筒

三色同順確定のドラドラと大物手に育つ。ここで親番の稲岡からリーチ。真っ向勝負に出るかと思ったが、六筒をつかみテンパイを崩す。そして再び六筒を持ってきてテンパイに持っていく。

稲岡の手牌
一万二万三万八万八万二索三索四索三筒四筒五筒七筒八筒 

藤川の手牌
六万七万八万二索三索四索六筒六筒六筒七筒八筒九筒九筒 

守備力に定評のある藤川の好判断が光る1局となった。
藤川はこの半荘2着で、第3節を+22.2Pでまとめて次節に挑む。

1卓の卓内トップは稲岡。
「花岡プロの仕掛けに臆することなく親番アガリ切ったのが大きかった」と話してくれた。
第1節大きなマイナスからスタートしたが、たった2節でほぼマイナスを返済。今後上昇が期待できる。
決定戦への戦いは3分の1消化したばかり。         

<吉本卓也> 

Bリーグ3節レポート

Bリーグ第3節。コロナ禍での開催ですから検温、マスク、手洗い、消毒等の徹底はもちろん、私語を控えるなど、各プロが気を引き締めての対局となりました。それでも牌を握れるのは嬉しいもの。

B2卓最終戦、この日の各者の成績は以下の通り。

辰巳▲10.3P 川上+20.0P 音羽+48.0P 北村▲10.1P

紅一点の音羽がリード。追うのが川上。卓内トップの行方はまだまだわかりません。

南2局をむかえた時点での点数状況は以下。
親 川上30,000
南 音羽 38,600
西 北村 22,400
北 辰巳 29,000
親の川上は是が非でも連荘を狙いたい局面です。

9巡目 川上の手牌は

二万三万三万六万七万八万三索四索八索八索五筒六筒七筒  ドラ八索

ドラが2枚の大チャンス手。しかし三索をポンしていた北村がここで下家から九索をポン。そして捨て牌がドラの八索。染め手のテンパイが濃厚です。一瞬の逡巡があったように感じましたが川上は八索をポン!

三万三万六万七万八万三索四索五筒六筒七筒  ポン八索 上向き八索 上向き八索 上向き

タンヤオドラ3のテンパイ。
しかし、次順ツモ牌は4枚目の九索。祈るようにツモ切ります。
が、無情にも北村の手牌が倒されました。

一索一索四索五索六索七索八索  ポン三索 上向き三索 上向き三索 上向き  ポン九索 上向き九索 上向き九索 上向き

チンイツドラで12,000点の放銃。結局これが決め手となりました。
卓内トップは音羽、トータルでも+69.7Pと大きく加点しました。
まだまだ、これからです。そう感じる対局でした。
                               
<杉田モン太>

新人紹介レポート

Cリーグでは新人紹介をさしていただきます。
下記の質問に答えてもらいました。

➀氏名  ②出身地 ③自分をアピールして下さい。 ④好きな役 
⑤好きな雀士(プロ、アマ問わず) ⑥プロになろうと思ったきっかけは?      
⑦これからどうなれば良い、どうしていきたい?

① 中村昂太
② 滋賀県
③ 半荘の終盤までトップを狙える立ち回りを目指しています。
④ 断么九
⑤ 土田浩翔プロ
⑥ 麻雀の奥深さをさらに知りたいから。(知識や戦術etc)
⑦ 未だ、麻雀の世間のイメージは良くないのが現実です。活動を通じてこれを改善し、麻雀は素晴らしいものだと思ってもらいたいです。