第19期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第3節レポート
2020年10月01日
前節では、花岡の猛チャージと稲岡の功打点が光ったが、今節はどの様な対局になるのか。
2卓(坂本・辻本・横山・吉本)
2回戦。
辻本、吉本が親番でアガリ続ける中、その旋風に巻き込まれることなく冷静に立ち回ったのが、過去太閤位3度輝いたことのある横山。
ポン チー ロン ドラ
親番の吉本がピンズに寄せる中、この手7,700を辻本からアガる。
これがペンかカンでは点数が倍違う。改めて公式ルールの手役の偉大さを実感。
そしてこの勢いのまま、今節+20.3Pでまとめた。今後上昇気流に乗りそうで注目したい。
1卓(藤川・高谷・稲岡・城)抜け番花岡
南3局 西家 7巡目 藤川の手牌
ドラ
が入ると3メンチャンになるので少し悩むところだが、藤川はノータイムで打。
678とドラ暗刻の受け入れを考えた。そして以下のテンパイに。
ドラ
三色同順確定のドラドラと大物手に育つ。ここで親番の稲岡からリーチ。真っ向勝負に出るかと思ったが、をつかみテンパイを崩す。そして再びを持ってきてテンパイに持っていく。
稲岡の手牌
藤川の手牌
守備力に定評のある藤川の好判断が光る1局となった。
藤川はこの半荘2着で、第3節を+22.2Pでまとめて次節に挑む。
1卓の卓内トップは稲岡。
「花岡プロの仕掛けに臆することなく親番アガリ切ったのが大きかった」と話してくれた。
第1節大きなマイナスからスタートしたが、たった2節でほぼマイナスを返済。今後上昇が期待できる。
決定戦への戦いは3分の1消化したばかり。
<吉本卓也>
Bリーグ3節レポート
Bリーグ第3節。コロナ禍での開催ですから検温、マスク、手洗い、消毒等の徹底はもちろん、私語を控えるなど、各プロが気を引き締めての対局となりました。それでも牌を握れるのは嬉しいもの。
B2卓最終戦、この日の各者の成績は以下の通り。
辰巳▲10.3P 川上+20.0P 音羽+48.0P 北村▲10.1P
紅一点の音羽がリード。追うのが川上。卓内トップの行方はまだまだわかりません。
南2局をむかえた時点での点数状況は以下。
親 川上30,000
南 音羽 38,600
西 北村 22,400
北 辰巳 29,000
親の川上は是が非でも連荘を狙いたい局面です。
9巡目 川上の手牌は
ドラ
ドラが2枚の大チャンス手。しかしをポンしていた北村がここで下家からをポン。そして捨て牌がドラの。染め手のテンパイが濃厚です。一瞬の逡巡があったように感じましたが川上はをポン!
ポン
タンヤオドラ3のテンパイ。
しかし、次順ツモ牌は4枚目の。祈るようにツモ切ります。
が、無情にも北村の手牌が倒されました。
ポン ポン
チンイツドラで12,000点の放銃。結局これが決め手となりました。
卓内トップは音羽、トータルでも+69.7Pと大きく加点しました。
まだまだ、これからです。そう感じる対局でした。
<杉田モン太>
新人紹介レポート
Cリーグでは新人紹介をさしていただきます。
下記の質問に答えてもらいました。
➀氏名 ②出身地 ③自分をアピールして下さい。 ④好きな役
⑤好きな雀士(プロ、アマ問わず) ⑥プロになろうと思ったきっかけは?
⑦これからどうなれば良い、どうしていきたい?
① 中村昂太
② 滋賀県
③ 半荘の終盤までトップを狙える立ち回りを目指しています。
④ 断么九
⑤ 土田浩翔プロ
⑥ 麻雀の奥深さをさらに知りたいから。(知識や戦術etc)
⑦ 未だ、麻雀の世間のイメージは良くないのが現実です。活動を通じてこれを改善し、麻雀は素晴らしいものだと思ってもらいたいです。
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