関西プロリーグ レポート

第20期太閤位決定戦レポート

第20期太閤位決定戦に出場した選手は

 

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横山毅・高谷圭一・山中翼・吉本卓矢の4名。

1回戦から抜け出したのは公式ルール年間打数世界一を自負する山中。

 

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234の三色決め打ちして二筒四筒六筒八筒から六筒を先打ち。

 

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狙い通り三色でテンパイすると六筒八筒の切り順が効いてトップ目の高谷から討ち取り。
このアガリを切っ掛けに5局連続のアガリを決めた山中が高谷を逆転しての大きなトップを奪い、決定戦をリードしていきます。

 

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我慢の選択が続いていたベテランの横山は失点を最小限にするオーラスでの凌ぎを見せるも、短期勝負の4回戦の中で浮上することが出来ず。

 

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3回戦は接戦で迎えたオーラス。
横山と同じく苦しんでいた吉本は現状トップ目ながらトータルポイントを考え、親で更なる加点を狙って三色でリーチを掛けると

 

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ダマテンが入っていた高谷・山中は迂回。

 

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直前までのロン牌を吉本から切られた山中は、それを仕掛けて中膨れの単騎待ちでテンパイ。

 

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山に1枚残っていた七万を吉本が掴んで山中が一人浮きのトップとなりました。

3回戦オーラスの僥倖とも言えるアガリで優勢を維持して最終戦に入った山中は順調に東場を消化して残り一周。
南1局に6本場まで粘る二番手高谷を

 

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ダマテンのピンフをアガって自力で親を落とすことに成功。

高谷は残り3局で満貫ツモ3回必要となり、連覇への道が途絶えたかに見えましたが

 

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ツモ三暗刻ドラ3のハネ満で塞がれかけた道を切り開くと

 

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南3局で山中から満貫を直撃。

 

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タイトル戦史上初となる全員プラスマイナス45.6ポイントのオーラスを迎えました。

 

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太閤位高谷の執念に背中を掴まれた山中でしたが連荘の末、追いすがる王者を正面から打ち破り決着。

 

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第20期太閤位に山中翼が輝きました。

<第20期太閤位決定戦成績>
山中+83.4P 高谷+22.0P 吉本▲50.8P 横山▲54.6P

(文:越野智紀)