第13期九州プロリーグ Aリーグ 第7節レポート
2012年10月30日
A卓(名倉×西原×東谷×福田)
B卓(浜上×柿元×塚本×J真鍋)
C卓(安東×藤原×青木×新谷×小車)
今回Aリーグのレポートを担当させていただく26期生の名倉徹です。
A卓
1回戦は私と福田のアガリ競争となる。
東1局は私が2,400を東谷からアガる。
東2局8巡目に親の西原からリーチが入る。このリーチに福田が宣言牌のをポンして押し返す。
すぐに1枚切れのが出てポンして無筋のを勝負。次巡をツモアガる。
ポン ポン ツモ
「今日は100P叩くつもりだから。」
対局前に福田が私に言ってきた。その気合いが伝わってきた1局だった。
私も負けじと2,600、11,600とアガり、オーラス福田の親番。
私は40,200点持ち。3,900をアガればトップのところに12巡目に親の福田からリーチが入る。
すでにテンパイが入っていた私が押し返すが福田に3,900を放銃。
1本場、2本場と流局し、3本場は西原がラス抜けの3,900は4,800を東谷から上がり1回戦目は終了した。
2回戦、東1局に七対子のドラ単騎のリーチを打つも一人テンパイで流局。その後は静かに流れ東4局、私の親番。
5巡目に南家の西原が切ったを私がポンする。
ポン ドラ
少しでも局面を長引かせたかった仕掛けだが8巡目に西原からリーチ。13巡目の私の牌姿が、
ポン
このテンパイだがすでにが2枚、が一枚切れている。
はワンチャンスだが、他の筋が通りすぎており、相当危険に感じる。私はを切りテンパイを外した。
「まだ東場だし焦る必要はない。」そう言い聞かせた。言い聞かせたはずだった。
ところがハイテイで再びテンパイが入る。
ポン ツモ
こんなの考える必要なんて何もない。を切って終わりである。しかし私は少考してしまう。
ロン
西原が少し驚いた感じで手牌を倒した。
「はい。」と8,000を支払うが頭の中は真っ白である。何をやっているのだろう?
私は6節で▲169.1Pしている。だからどこかで腹を括って前にでるしかないと思っていた。しかしこれは明らかに無謀な打牌で暴牌といってもいい。
自分でメンタルを壊した私はこの半荘一人沈みの4着。
その後3、4回戦と立て直すことができずにトータル▲67.7Pで卓内ラス。卓内トップは西原。1回戦こそ沈みの3着だったが、残りを3連勝して+72.7Pと決勝進出をほぼ決めた。
B卓。印象に残ったのが浜上の24,000点持ちの3回戦オーラス。
ドラ
このテンパイが3巡目。
4巡目真鍋からが出るもスルーして、数巡後にをつもりノータイムで切りリーチ。
結果は真鍋が2,000・3,900は2,100・4,000をツモアガり、浜上のリーチは不発に終わる。
対局後、浜上が「あんなの当然でしょ?アガらないよ~。」と私と違って余裕たっぷりに答えてくれた。
C卓は今期好調の藤原と前節+119.7P叩いた小車の二人浮きで終了。青木も1、2回戦と連勝するも残り2回戦は2人の嵐に巻き込まれマイナスで終わってしまった。
長いAリーグの戦いももうすぐ終わろうとしている。残り3節12半荘しかない。はっきり言って厳しいポイント差だが最後まで諦めず、残りの戦いを悔いのないようにしたい。
もがいて足掻いて、必死にこの場所にしがみついてやる!!
第8節組み合わせ予定
A卓(西原×名倉×青木×塚本×J真鍋)
B卓(福田×小車×安東×柿元)
C卓(東谷×藤原×新谷×浜上)
(組み合わせは都合により変更になることもあります)
順位 | 名前 | 1 節 | 2 節 | 3 節 | 4 節 | 5 節 | 6 節 | 7 節 | 8 節 | 9 節 | 10 節 | 合計 | 順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 西原 亨 | 15.1 | 15 | 60.1 | 32.4 | ▲ 10.4 | 11.3 | 72.7 | 196.2 | 1 | |||
2 | 藤原 英司 | 16.4 | 32.3 | ▲ 8.6 | 5.8 | 143.4 | ▲ 73.3 | 34 | 150 | 2 | |||
3 | 青木 胤道 | ▲ 3.5 | 3.3 | ▲ 17.9 | 19.2 | 44 | 40.3 | ▲ 1.4 | 84 | 3 | |||
4 | 小車 祥 | 19.3 | ▲ 22.7 | 15.3 | 22.9 | ▲ 126.8 | 119.7 | 39 | 66.7 | 4 | |||
5 | 浜上 文吾 | 30.9 | ▲ 84.7 | ▲ 38.7 | ▲ 10.6 | 98.6 | 75.7 | ▲ 9.9 | 61.3 | 5 | |||
6 | 塚本 将之 | 53.2 | 21.3 | 1.2 | ▲ 43.8 | ▲ 22.5 | 18.9 | 28.8 | 57.1 | 6 | |||
7 | 東谷 達矢 | ▲ 35.2 | ▲ 12.0 | 44.9 | 30.3 | ▲ 42.1 | 72.7 | ▲ 16.6 | 42 | 7 | |||
8 | ジャガー 真鍋 | ▲ 5.8 | 62.5 | 110 | ▲ 13.9 | ▲ 25.0 | ▲ 82.9 | ▲ 32.9 | 12 | 8 | |||
9 | 福田 正道 | 4.7 | ▲ 2.0 | ▲ 46.9 | 1.7 | ▲ 25.9 | ▲ 16.1 | 11.6 | ▲ 72.9 | 9 | |||
10 | 安東 裕允 | 31.1 | 20.1 | ▲ 16.2 | 2 | 23.1 | ▲ 112.2 | ▲ 39.5 | ▲ 91.6 | 10 | |||
11 | 柿元 裕介 | ▲ 42.7 | ▲ 55.4 | ▲ 33.6 | ▲ 23.8 | 16.3 | 8.6 | 14 | ▲ 116.6 | 11 | |||
12 | 新谷 翔平 | ▲ 63.8 | 10.1 | ▲ 39.7 | 20.1 | ▲ 46.9 | ▲ 4.1 | ▲ 52.1 | ▲ 176.4 | 12 | |||
13 | 名倉 徹 | ▲ 19.7 | 7.2 | ▲ 29.9 | ▲ 42.3 | ▲ 25.8 | ▲ 58.6 | ▲ 67.7 | ▲ 236.8 | 13 |
皇帝位戦進出ライン:順位枠内に表示
カテゴリ:九州プロリーグ レポート