静岡プロリーグ レポート

第10期静岡プロリーグ第1節レポート

その日は小雨が降っており、朝会場に向かおうとすると少し肌寒いように感じた。
これからまた季節は移り行き暑さを増していき、そしてまた寒くなる。
4月から始まるこの1年がまたやってきたのだ。

第10期静岡プロリーグのレポートを書かせていただきます徳永翔です。
読んでいただけた皆様に楽しんでもらえるようなものを書ければと思っています。
この1年間どうぞよろしくお願いいたします。

今期で第10期を迎える静岡プロリーグ、今回例年と違い新たに決勝戦を行うことが決定した。
10節40半荘行っていたリーグ戦9節36半荘とし、ポイント上位者を優勝としていたものを、上位4人で争う決勝戦を行うこととなったのだ。
決勝戦は2日間制で、1日目は7回戦、そして2日目は3回戦の計10回戦で争うこととなる。
決勝戦に残った4人の持ちポイントはリセットされ、フラットの状態からスタートする。
これは、今までの静岡プロリーグにはない新たな試みで、これまでと違い新たな気持ちで臨む必要があるだろう。

今回、前回の第9期静岡プロリーグの覇者である太田プロにインタビューを試みた。

徳永「今回決勝戦を行うということになりましたが、それについてどう思いますか?」
太田「ルールが変わってもやることが変わるわけじゃない。年間のアベレージを大事にしつつ、高い水準で麻雀を打って決勝進出を目標に頑張りたいと思う。」
徳永「意気込みなど聞かせてください。」
太田「過去連覇している人もいるので、当然連覇は狙っていく。マークされることもあるかもしれないが自分らしくやろうと思う。」
徳永「なるほど。気にしている人などいますか?」
太田「みんな気にしているよ!」

と最後の回答に太田プロらしさというものを感じたように思う。
別に茶化したわけではなく、自分の信念を持って麻雀をしているのだということなのだろう。
太田プロの自信の表れが見て取れたようなコメントだとも思っている。

前期の最終節で50ポイント差をひっくり返しての逆転優勝。
今期も太田プロの活躍に目が離せないだろう。

そして第1節目は終了した。
結果は
1位 望月雅継プロ +83.6P
2位 鈴木雅人プロ +42.9P
3位 鷲見隼人プロ +31.2P
と上位3人。

今期で10期と節目となる静岡プロリーグ。
支部長である望月雅継プロにとって感慨深いものがあるはずだ。
静岡リーグも今回で23回目となる。23と言えば望月支部長が鳳凰位リーグ優勝を果たしたのと同じ数字で、ぜひとも優勝したいんだと意気込みを聞かせてくれた。

静岡プロリーグでもその思いが結果となって表れたのだろう、1人大きくポイントを伸ばした。
今期はやる気も人一倍に違いない。
まだ1節目だが 今後の結果に大いに注目したい。

まだまだ第10期静岡プロリーグは始まったばかりだ。
私もこの1年を悔いのないよう精一杯打ち切ろうと思う。
自分に自信を持って、自分らしく打ちそして結果を残すのだ。

今期より静岡支部にも新人が2人増え、この静岡プロリーグが支部活動のデビュー戦となった。
次回はその2人を紹介したいと思う。
熱を増していく静岡プロリーグの今後にどうぞご期待ください。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 望月 雅継 83.6                   83.6
2 鈴木 雅人 42.9                   42.9
3 鷲見 隼人 31.2                   31.2
4 坪井 哲也 26.7                   26.7
5 土屋 幸弘 19.6                   19.6
6 鈴木 秀幸 12.4                   12.4
7 岡本 和也 8.6                   8.6
8 鈴木 郁孝 5.6                   5.6
9 徳永 翔 2.5                   2.5
10 長内 真実 0.0                   0.0
11 越川 清一 ▲ 2.2                   ▲ 2.2
12 京平 遥 ▲ 5.9                   ▲ 5.9
13 太田 昌樹 ▲ 26.4                   ▲ 26.4
14 渡辺 洋巳 ▲ 44.2                   ▲ 44.2
15 杉村 泰治 ▲ 44.3                   ▲ 44.3
16 平野 敬悟 ▲ 47.9                   ▲ 47.9
17 石原 将樹 ▲ 63.2                   ▲ 63.2