第35回静岡リーグ(プロアマ混合)第1節レポート
2020年07月14日
みなさんはじめまして。
第35回静岡リーグのレポートを担当させていただくことになりました34期後期生の斉藤隆と申します。
拙い文章になるかもしれませんが、半年間お付き合い頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
2月、鈴木郁孝プロの涙の初優勝で幕を閉じた第34回静岡リーグから4か月。
新型コロナウイルスによる非常事態宣言の発令により、当初の4月開幕から延期になり、開催そのものも危ぶまれたが、6月21日ようやく待ちに待った第35回静岡リーグが開幕した。
今回は延期の影響で4節開催となってしまったため、1節あたりの比重が非常に大きいものとなっている。
今回はコロナの影響で参加を見合わせる参加者も多かった。
それでも60名弱という多くの参加者での開催となった。
そのような状況下の中、東京本部、中部本部、関西本部、北陸支部の各本支部所属のプロ、そして静岡内外から参加していただいているアマチュアの皆様のおかげで無事に開催に至ったことをこの場を借りてお礼申しあげます。
感染防止対策として、消毒やマスク着用、検温と例年にはない雰囲気ではあったが、やっと開催できる喜びが参加者からひしひしと伝わった。
密集を防ぐために参加者を半分にして開会式。
例年の選手紹介を簡略化し、意気込みはなしという形だったが、いざ対局がはじまると、各卓から参加者の熱がこもった打牌や発声が会場中に響いていた。
結果に目を向けると、首位にたったのが、アマチュアの山田さん。
+106.7Pのポイントをたたき出した。
今回からレギュラー参加、誰もが知る実力者だが、1節目からトップ3回、2着1回と結果をまとめてきた。
4節開催の短期決戦でこのポイントは決勝に向けての大きなアドバンテージである。
2位につけたのは、リーグ戦開始前に今回は絶対上位に入ると、昨年の不調から巻き返しを誓っていた鷲見隼人プロが有言実行の+72.3P。
鷲見プロは2年前、静岡プロリーグ、地方チャンピオンシップを制した実力者。
決勝を見据えた上々のスタートが切れたというところだろう。
3位には32回、34回と決勝進出を果たしているアマチュアの松清さん。
松清さんは決勝の常連になりつつあるが、あと一歩優勝には手が届いていない。
過去2回での忘れ物を取りに行くための好スタートといったところだろう。
公式ルールを勉強、研究を日々しているからこその結果ともいえよう。
余談ではあるが、リーグ戦直前の公式ルールでの練習で、1半荘に国士無双と緑一色を放銃しており、その時には「リーグ戦の分も放銃しきったから、その分プラスにする。」と笑顔で意気込んでおり、有言実行したところはさすがである。
4位にはアマチュアの安藤さん。
遠方から参加していただいて、今回で3回目の参戦。
過去3回では上位で終了した実績もあるだけに、あとはポイントを積み重ねるだけって言ったところだろうか。
そして、個人的に注目したいのは5位の天音まことプロ。
こういう時期だからこそ静岡にと、今期プロリーグ・静岡リーグに参加していただいた。
そういう意気込みはうれしい限りである。
静岡リーグでは上位につけ、次節以降も注目していきたいと思う。
全体を見ていると、リーグ戦という舞台だけに真剣勝負なのは当然なのだが、真剣な顔の中にも参加者みんな笑顔が多かったように感じた。
麻雀を打てる喜び、リーグ戦に参加できる喜びをみんな噛みしめていたのだろうと想像した。
ちなみに私はというと、+19.7Pというスタート。
上位に離されていかないようについていきたいと思う。
結果としては、上位10人中8人はアマチュアの方が占める結果に。
今節下位に沈んでしまったプロは、爆発力のあるプロが揃っている。
今後のプロの巻き返しを次節以降に期待したい。
ただ、例年よりも決勝進出圏内は全体的に大きく離れておらずの団子状態。
2節以降の巻き返しで、大きく上位は変動する状況ではある。
ましてや、1節少ない戦いはみんな未知数の戦いとなる。
この後の1半荘1半荘が目の離せない戦いとなるだろう。
順位 | 名前 | プロ/一般 | 1節 | 2節 | 3節 | 4節 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 山田昭裕 | 一般 | 106.7 | 106.7 | |||
2 | 鷲見隼人 | プロ | 72.3 | 72.3 | |||
3 | 松清一樹 | 一般 | 54.3 | 54.3 | |||
4 | 安藤真由美 | 一般 | 51.9 | 51.9 | |||
5 | 天音まこと | プロ | 49.9 | 49.9 | |||
6 | 大谷数則 | 一般 | 49.7 | 49.7 | |||
7 | 白井健夫 | 一般 | 47.2 | 47.2 | |||
8 | 加藤拓 | 一般 | 42.4 | 42.4 | |||
9 | 堀孔明 | 一般 | 38.6 | 38.6 | |||
10 | 牧野卓人 | 一般 | 38.0 | 38.0 | |||
11 | 村瀬光佳 | 一般 | 34.0 | 34.0 | |||
12 | 西田孝志 | 一般 | 29.9 | 29.9 | |||
13 | 中野一男 | 一般 | 27.7 | 27.7 | |||
14 | 佐藤伶太 | プロ | 21.0 | 21.0 | |||
15 | 平野敬悟 | プロ | 19.9 | 19.9 | |||
16 | 斉藤隆 | プロ | 19.7 | 19.7 | |||
17 | 太田昌樹 | プロ | 17.5 | 17.5 | |||
18 | 杉村泰治 | プロ | 15.5 | 15.5 | |||
19 | 鈴木秀幸 | プロ | 14.9 | 14.9 | |||
20 | 高橋大輔 | 一般 | 14.8 | 14.8 | |||
21 | 安藤順一 | 一般 | 12.8 | 12.8 | |||
22 | 渡部文也 | 一般 | 7.2 | 7.2 | |||
23 | 渡辺洋巳 | プロ | 7.1 | 7.1 | |||
24 | 島﨑涼 | プロ | 3.2 | 3.2 | |||
25 | 青嶋宏樹 | プロ | 0.0 | 0.0 | |||
26 | 石津寿人 | プロ | 0.0 | 0.0 | |||
27 | 京平遥 | プロ | 0.0 | 0.0 | |||
28 | 土屋幸弘 | プロ | 0.0 | 0.0 | |||
29 | 蓮沼友樹 | プロ | 0.0 | 0.0 | |||
30 | 大橋幸正 | プロ | 0.0 | 0.0 | |||
31 | 中村裕之 | プロ | 0.0 | 0.0 | |||
32 | 影山恒太 | 一般 | 0.0 | 0.0 | |||
33 | 小山剛史 | 一般 | 0.0 | 0.0 | |||
34 | 服部哲也 | 一般 | 0.0 | 0.0 | |||
35 | 高村龍一 | 一般 | ▲ 0.8 | ▲ 0.8 | |||
36 | 伊藤真 | 一般 | ▲ 5.3 | ▲ 5.3 | |||
37 | 前嶋茂 | 一般 | ▲ 6.7 | ▲ 6.7 | |||
38 | 山内紀博 | 一般 | ▲ 13.5 | ▲ 13.5 | |||
39 | 小倉雨 | 一般 | ▲ 15.6 | ▲ 15.6 | |||
40 | 井上一雄 | 一般 | ▲ 17.8 | ▲ 17.8 | |||
41 | 木原翼 | プロ | ▲ 18.8 | ▲ 18.8 | |||
42 | 片山一哉 | 一般 | ▲ 22.7 | ▲ 22.7 | |||
43 | 金田年伸 | 一般 | ▲ 22.9 | ▲ 22.9 | |||
44 | 栗島有紀 | 一般 | ▲ 23.7 | ▲ 23.7 | |||
45 | 宮地孝尚 | 一般 | ▲ 27.0 | ▲ 27.0 | |||
46 | 松本貴仁 | 一般 | ▲ 30.8 | ▲ 30.8 | |||
47 | 鈴木優貴 | 一般 | ▲ 33.8 | ▲ 33.8 | |||
48 | 鈴木貴仁 | 一般 | ▲ 34.8 | ▲ 34.8 | |||
49 | 望月雅継 | プロ | ▲ 35.5 | ▲ 35.5 | |||
50 | 岡本和也 | プロ | ▲ 42.0 | ▲ 42.0 | |||
51 | 湯本紳介 | 一般 | ▲ 51.9 | ▲ 51.9 | |||
52 | 鈴木博直 | 一般 | ▲ 52.5 | ▲ 52.5 | |||
53 | 鈴木郁孝 | プロ | ▲ 56.4 | ▲ 56.4 | |||
54 | 中寿文 | プロ | ▲ 72.4 | ▲ 72.4 | |||
55 | 伊藤裕美子 | 一般 | ▲ 74.8 | ▲ 74.8 | |||
56 | 柳瀬真志 | 一般 | ▲ 79.0 | ▲ 79.0 | |||
57 | 藤島健二郎 | プロ | ▲ 84.5 | ▲ 84.5 |
カテゴリ:静岡プロリーグ レポート